キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Captain America: The First Avenger
監督:ジョー・ジョンストン
キャスト:クリス・エヴァンス/ヘイリー・アトウェル/セバスチャン・スタン
配給:パラマウント映画
公開:2011年10月
時間:124分




突然に,あと2作でMCU作品まとめコーナーがコンプリートすることに気づいたので,いっそ10日後に公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の直前祭とばかりに,連続して紹介してしまうことにした。

登場するのはキャプテン・アメリカ。『アイアンマン』と共に“アベンジャーズ”を牽引してきたヒーローの経歴と活躍を,見直しておこうと思う。監督は『ジュラシック・パークIII』のジョー・ジョンストン。

1942年。ヒトラー率いるナチス・ドイツがヨーロッパを席巻していた頃,ニューヨークに住み,祖国アメリカを愛する青年スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)は,兵士となって正義のために戦うことを願っていた。しかし,体が小さく虚弱な体質の彼は入隊テストをパスできず,悔しい思いを募らせていた。そんなある日,親友のバッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)と共に訪れていた未来技術の展覧会会場で,戦略科学予備軍(SSR)の科学者アースキン博士(スタンリー・トゥッチ)から,軍の“スーパーソルジャー計画”というプロジェクトに誘われる。チェスター・フィリップス大佐(トミー・リー・ジョーンズ)とイギリスのエージェントのペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル)の下でテストを受け,認められたスティーブは,超人血清とヴェータ線により,超人的な肉体と運動能力を獲得する。しかしその直後,博士は“ヒドラ党”のスパイによって絶命。“スーパーソルジャー計画”も頓挫してしまう。

戦力として貢献する道を絶たれたスティーブは,星条旗デザインのコスチュームを着た“キャプテン・アメリカ”という軍のマスコットに仕立てられ,国中の人気を集めるが,バッキーの所属する部隊が全滅の危機に瀕すると,実戦経験もないまま仲間の救出に向かう。そんな彼の前に立ちはだかったのは,ナチス化学部門“ヒドラ党”の支配者レッド・スカル(ヒューゴ・ウィーヴィング)だった。彼は,かつてないエネルギー源を手にし,世界侵略を企てていたのだった…。

軟派なアイアンマンとのツートップで,頑固なほど実直な性格(後にこの性格が災いすることになるのだが)で堅実に“アベンジャーズ”をまとめてきた硬派なキャプテン・アメリカ。しかしその“アーリーストーリー”は,濃いが重くなく,見る者をファンにさせる魅力に溢れている。若干の悲壮感はあるが,マーベルらしい前向きなパワーで包み込む。

なお,この作品に登場する,キャプテン・アメリカのシールドやコスチュームを開発したハワード・スターク(ドミニク・クーパー)は『アイアンマン』のトニー・スタークの父親。また,“コズミック・キューブ”は『マイティ・ソー』に登場した“オーディンの宝物庫”から出たという伝説を持つなど,リンクネタも満載で楽しませてくれる。また,後日談として,“スーパーソルジャー計画”が戦後再開され,超人血清の開発が進められる。そしてその未完成の血清が生んだのが,ハルクということになる。


映画クタ評:★★★★★


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◆シリーズ一覧◆

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)