GODZILLA ゴジラ | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Godzilla
監督:ギャレス・エドワーズ
キャスト:アーロン・テイラー=ジョンソン/渡辺謙/エリザベス・オルセン
配給:ワーナー・ブラザーズ/東宝
公開:2014年7月
時間:123分




ゴジラがウルトラマンなど巨大ヒーローものと異なる点は,絶対正義ではない天衣無縫さと,大スクリーンに映し出される日本の各都市を破壊しまくるワイルドさだった。

そんなゴジラも還暦。10年前の『ゴジラ FINAL WARS』(2004年・東宝)以来消息が途絶えていると思っていたら,アメリカ国籍を取得したらしい…。
(1998年に米国産のローランド・エメリッヒ版があるけど,シリーズ的には親戚位の扱いとか)

日本の原発跡地で繭から孵化した昆虫のような足を持つ巨大生物ムートー。それは約2億7000万年前,現在より高濃度の放射能に覆われていた地球で生存競争をしていた巨大生物の末裔だった。生物科学者・芹沢博士(渡辺謙)の推測通りに復活したゴジラと米軍はムートーを追い,ハワイ,そしてサンフランシスコで存亡を賭けた激闘が繰り広げられる。そこに運命のように引き寄せられたフォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)はやがて,この闘いの鍵を握る存在となる…。

リブートではあるが,随所にゴジラシリーズへのリスペクトが感じられるし,和製ゴジラの8倍の製作費は,フルCGによる生き生きとした動きを見せてくれる。

何より3D! 3D映画はたくさん観てきたけれど,ゴジラの顔面アップでは,久々に思わずのけ反りそうになった。

前半舞台になる日本の家屋内部が中韓テイストだったり,駆逐艦と並んで海を泳ぐゴジラに違和感はあったりしたが…スクリーンで雄叫びを上げるゴジラの姿は,細かいことを全部ブッ飛ばしてくれる迫力があった。

世界的な大ヒットを受けて2018年公開予定の続編では,ゴジラの他にラドン,モスラ,キングギドラが登場するらしい。これまた何とも待ち遠しいキャスティング!


映画クタ評:★★★★


右矢印渡辺謙作品まとめ