ゴジラ×コング/新たなる帝国 | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Godzilla × Kong: The New Empire
監督:アダム・ウィンガード
キャスト:レベッカ・ホール/ブライアン・タイリー・ヘンリー/ダン・スティーヴンス
配給:ワーナー・ブラザース/東宝
公開:2024年4月
時間:115分




ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』シリーズと『キングコング/髑髏島の巨神』の世界観がクロスオーバーする“モンスター・ヴァース(MonsterVerse)”シリーズも5作目。2大モンスターの夢の対決を描いた『ゴジラvsコング』の続編となる公開中のアクション・アドベンチャー大作『ゴジラ×コング/新たなる帝国』を今夜は紹介。フランチャイズとしての『ゴジラ』作品としては日米合算で35作目となる。監督は前作『ゴジラvsコング』に引き続きアダム・ウィンガード。

ゴジラとコングの壮絶な死闘から3年後。ゴジラはローマのコロッセオを新たな住処として地上の怪獣たちの脅威を抑え込み,コングは髑髏島から地下空洞へ渡り同族を捜す孤独な日々を送っていた。そんなある日,地下空洞から謎の波長の電波信号が感知され,髑髏島の先住民イーウィス族の少女ジア(カイリー・ホットル)も独自にイメージとして受け取る。バーニー(ブライアン・タイリー・ヘンリー/吹替:尾上松也)の調査で,それが地下空洞から怪獣たちに発信されている救援信号の可能性が浮上し,“モナーク”の人類言語学者アイリーン(レベッカ・ホール),ジア,バーニー,獣医のトラッパー(ダン・スティーヴンス/吹替:宮野真守)たちが調査のため地下空洞へ乗り出す。

一方コングは,地下空洞で発見した新たな土地で,遂に同族と巡り合うが襲撃を受け,これを撃退する。その1頭である幼体スーコに案内してもらった先で,無数のグレイト・エイプたちを奴隷同然に支配するスカーキングや,その配下で冷気を操る能力を持ち,かつて地球に氷河期を引き起こした怪獣・シーモと対峙する。その頃,アイリーンたちはついに,地下空洞に生き残っていたイーウィス族に出会うのだったが…。

前作『ゴジラvsコング』での予習はマスト。ハリウッド大作らしい壮大さと美しさ,そして後半バトルのスピードと迫力はもう圧巻。ストーリーもよく練られていて,まったく飽きさせないし,2時間弱にギュっと詰まった濃厚さは喝采。公開時期も,ちょうど『ゴジラ−1.0』のオスカー受賞後でベストタイミング。なのに,先に公開された全米での好調さと較べ,日本では公開3週目の『名探偵コナン』に負けてしまったのは,日米のコング人気の差によるものか?

個人的にはモスラの再登場も嬉しい。ただ,若干『猿の惑星』シリーズとも被った気がするし,流行りの“マルチバース”へ持って行かず“地下空洞”っていうのが,ちょっとリアルさを逸した設定で没入できなかったかも。


映画クタ評:★★★★


右矢印レベッカ・ホール作品まとめ

右矢印ブライアン・T・ヘンリー作品まとめ

右矢印尾上松也作品まとめ

右矢印『ゴジラ』シリーズ作品まとめ


◆シリーズ一覧◆

GODZILLA ゴジラ』(2014年)

キングコング/髑髏島の巨神』(2017年)

ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ』(2019年)

ゴジラvsコング』(2021年)