私は事務からのキャリアップとして、とある中小企業へ経理として中途入社をしました。
簿記などの資格も取り、未経験ながら何度も面接をし、やっと決まった会社でした。
面接時に現場の課長と人事の方と話した時は、とても話しやすく風通りの良い雰囲気でした。
しかし入社してみると、想像していた環境と全く異なっていました。
現場の上司となる係長と、教育係である年配の女性と一緒に業務を進めていくことになったのですが、
私が経理業務の実務が未経験ということを関係なく、マニュアルや教育も無しに、従来の業務の丸投げと無指示の放置から始まったのでした。
面接時にお会いした男性の課長は放任主義で、彼女たちへ注意することもなく当たり障りのない会話をするのみで、現場をほぼ管理せずお飾りでした。
後々聞いた話だと課長は親族のコネ入社でしたので、係長と先輩の女性の方は課長へ媚びを売り、私へはキツく当たるのでした。
私以外にも入社間もないパートの方が居たのですが、うまく彼女たちのご機嫌取りをして、仕事を貰い順応していました。
私もなんとか媚びを売って取り入ろうかとしましたが、全く意味がなく、陰口を言われたり無視されたりするのみでした。
そんな時、繁忙期となり現場が忙しくなってきて、流石に猫の手も借りたかったのか、簡単な業務を任されることになりました。
係長と先輩の女性が交互に教えてくるのですが、双方言うことが異なっていることがあり、その事を指摘すると、それぞれが私が言った通りにしろ、と変な張り合いを見せてきました。
しぶしぶそれぞれが言った通りに業務を行い、なんとかやり終えたのですが、しばらく経ってそれが経理処理的にクリティカルなミスだったことが分かり、私だけ課長に呼び出されました。
温和だった課長の態度は豹変しており恫喝されましたが、係長や先輩の言う通りにやっただけだと答えると、彼女達はそんな指示をしておらず、勝手な判断をして一人で業務を行っていたと報告を受けていました。
その時は流石に私も一歩も引かず、確かに指示があったと答えましたが、結局平行線でした。
唯一、近くで業務をしていた入社間もないパートの方なら、本当の事を話してくれるかもしれないと思い相談しましたが、無視され逃げられました。話すと自分の立場が危うくなるからだったかもしれません。
私は結局、濡れ衣を着せられ、経理とは全く関係のない営業の雑用を行う事務員として他の部署へ飛ばされました。
そこでは経理の時に課長と不倫でもして飛ばされたのでは?などと変な噂を流されたり、慣れない業務でミスを繰り返したり、時にパワハラをされたりもして、鬱病になりました。
親の反対を押し切って上京をして一人暮らしをしていたので、実家に助けを求めることはできず、鬱病が治るのを待ちましたが一向に良くならず会社へも行き辛くなり、最後は退職代行を使い退職をしました。
もう二度と人事や会社の人間と会いたくもなかったからです。
それからまた転職活動を始めようとも思いましたが、なかなか働く気にもなれず、何もしない日々が続きました。
経理の人間含めた会社の人間の発した言葉が頭を駆け巡り、何かをしようとしても手が止まってしまうのです。
そのうち退職代行を使った退職できたものの、会社を辞める原因となった人間たちに復讐する手立てはないかと考えるようになりました。
そんな時、呪い代行を知りました。
直接接触することなく復讐できる点と、私の怨念も相乗効果となる可能性があるという話もあったので、経理部署の課長と係長と先輩を対象として依頼しました。
依頼した後、なんだか肩の荷が下りたような気がし、転職活動を再開することになりました。
転職エージェントを使い、ゆっくり自分に合った会社を探すことにしました。
しばらく転職活動を続けていると、エージェントから私が退職になった会社の噂が流れてきました。
エージェントに退職になった事情を話していたのでたまたま話してくれたのですが、どうやら私が退職した後にしばらくして、天下りやコネ入社の精査が行われ、経理部署含めた部署のテコ入れがされ、経理の人間が全て一新されたそうです。
コネ入社だった課長を筆頭とした使えない人間ばかりだった経理部署でしたので、その対象になるのも納得でした。
その話を聞き、経理の人間たちが切られていく様を想像して、復讐が果たせたと思い少し気持ちがスッキリしました。
その後私は、比較的ホワイトな会社へ入ることができ、充実した毎日を送っています。
本当に復讐できるとは思っていませんでした。
この度はご対応頂きありがとうございました。
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#呪い代行 #退職代行