ADHD ASD SAPIX サピックス グノーブル | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

<お知らせ>

 

今年も我が陣(武士メタル・アリージェンスレイン)から年賀状が届きます。今年も合格を記念したメッセージを込めさせていただきました。武義さん(Gt)デザインのかっちょいい年賀状がとどきますので、ぜひリンク先よりどうぞー。締め切りは20日24時59分までー

 

 

 中学受験では、まだ子供が育ち切っておらず、その幼さとも戦っていくことが大きなテーマとなります。

 

 最近多いのが、

・子供がわからない問題にあたると癇癪を起こす

・癇癪を起こすとそこから再び取り組むまでに何時間もかかる

・親も疲弊し、子も疲弊し、家庭内の雰囲気は最悪

 

 というのが、一つの中学受験の最悪の状態、シナリオになります。

 

 僕はこのパターンの案件にすでに慣れきっています。皆さんが思う悲惨さの100倍くらいのものを経験していると思います。(マンスリー算数0点とかね)

 

 もちろん、僕はそのご家族でもなく、当事者でもないので、いい気なものですが、若かりし頃は

・なんでこんなに子供が生意気なん?

 とカルチャーショックを受けたものでした。そういうご家庭は、子供が本当に王様かよ、というくらいに偉そうで生意気であり、感謝のかけらも(感じられ)ないのです。

 

 「感謝」さえ教えておけば、世の中うまく渡れるのに、なぜ、その根本の道徳を教えないのか、不思議でしようがありません。

 

 昭和親に育てられ、平成に育った身としては、関東の中学受験では信じられないことが本当に多かったです。

 

 一番最悪な例では、そこのお母様が夜中に倒れ、脳血管が切れて植物状態にまでなったことがあります。ただ、これも、2010年ごろから急速に増えてきた新たな悲惨パターン、と僕の指導経験上は思います。

 

 そりゃ子供の癇癪に倍のパワーで返して、毎日怒っていれば、いつかはなるだろうな、と予想はつきましたし、異常事態なのは若くて講師経験がなくてもわかるものでした。僕は外様として、何もできず、非常に口惜しい思いをしました。

 

・自分の周りにはこんな状態の家庭を見たことが無かった(私立中高一貫→東大だから当然っちゃ当然)

・一体なぜこんな悲惨な状態にまでなってしまうのか

 

 これが、30代中盤くらいまでの大きな疑問であり、関東中学受験の特に底辺層の実態でした。

 

 20代前半に塾講師をしていたころは到底わかりようのない悲惨さの実態であり、家庭教師として、しかもコンサルとして単発でいろいろな所に行き、そういう家庭のいくつかをレギュラー指導してきたことで、徐々に見えてきたものがありました。

 

 やたら癇癪を起こす子は、親も大変でしょうが、他人であるこちらの講師側も本当に大変です。他のおとなしくてよく勉強してくれる子の方が、実績も出してくれるし、ギャラも同じだし、はるかに有難いです。

 

 家庭教師センターなどで登録していると、何人も講師が変わっている案件などが最後に僕に行きつくことがありました。それが、大体、子供が大きな癇癪を起こして、家庭崩壊寸前のご家庭が多く、こちらも収入のため極貧のころでしたので、ハラを決めて指導してきた時期があります。

 

 僕は自慢ではないですが、自分から、「来た案件」を投げ出したことはありません。そうすることで、「見えてきたもの」があるのです。今日は僕なりにそのような子供を観察し、また伴走し、中にはすっかり気に入られ小6から浪人まで走った子もいますから、そこから言える「子供の癇癪がひどい場合に心に留めるべきこと」をあげてみたいと思います。

 

 

<子供のせいでも、ましてや親のせいでもない>

 

 まず、癇癪を起こす子供のパターンを挙げてみますと、

・学習の基礎がないのに、サピなどの強豪塾に入れられている

・私立小などで昼間もプレッシャーを受けており、心休まるときがない、または少ない

・親が子の心情理解をしていない

 

・子供の(時に親も)国語力が低いので、気持ちを言語化しない、できない

・言葉で言わなくても親には態度や暴言でわかってもらおうとする甘えの精神もある(親もこの傾向を感じることがある)

・その甘えは、愛着障害的な欠乏感を感じることが多い

 

 といろいろな家庭をみていてこう思います。基本的には子供側がADHDやASD傾向を持っていて、それがストレスによって問題行動が大きくなっていることが多いと思います。癇癪を起こす子とというのは、まずASD傾向、僕の指標でいう完全自閉を100とした時の、50%くらいの形質を持っていると思います。

 

 ここでいうASD傾向とは、

・環境の変化の激変が苦手

・他人の意見を受け入れるのに勇気がいる、時間がかかる

 というざっくりした傾向だと思ってください。

 

 ASDやADHDは日本人でも6割くらいの方がかかっているという見解もあるくらいなので、普通なことです。それがスペクトラム状になっていて、完全に病気であるのを100とした時に、自分がどれくらいの形質をもっているのか、を冷静に分析することが大事に思います。

 

 これらの性質は生かしようによっては、ストロングポイントになることもありますから、なるべく問題行動を小さくし、社会で「活かして」行く感覚が大事です。

 

 明らかに最近、子供の中で問題になるくらいのレベルの子は増えているのは感じます。それがスマホから来ているのか、腸内細菌から来ているのか(これも説としては有力)、運動不足から来ているのか、はわかりません。

 

 

 中には、親御さんのほうがすでに子供の毎日の塾勉強のことで病んでしまっており、当たりがきつくなってしまうことによる「親由来」のものも結構あると思います。

 

 そして、このような悲惨なパターンの9割超がサピックスかグノーブルの塾生家庭であることは、向こうから名誉棄損で訴えられる危険があるとは思いますが、あえて明記しておこうと思います。

 

 僕はあまりにこの手の家庭で体調を壊すまでこじれることが、サピばかりだったので、サピのやり方に原因がある、と思っていました。研鑽の結果、サピのせいではあるっちゃあるのですが、ご家庭側にも問題があることがわかりました。

 

・まず、例えば百マス計算の百マスを埋めるだけの体力もない子や、基本的な計算力、特に暗算力がない子

まったく本を読まない

・すでにゲームやスマホ中毒になっている子

 

 のような子たちに、無理やりサピックスのようなハイレベルカリキュラムをぶち込むことには、問題があります。無理です。歩けないのに野球をするようなもので、土台無理で親のエゴ(執着)が絡んでいる場合があると感じます。

 こういう子は入塾テストで落ちたほうが身のためですが、小3以下の入塾テストでは入れてしまうことがあります。これが悲惨さの原因となります。入塾テストは小4以降で受けたほうが良いと思います。

 

 準備不足ならサピやグノはやめたほうがいいですし、そういう塾のよいところを享受したいなら、それなりに準備をしてから挑ませてあげないと可哀想です。

 

 85%の法則(幼少時は8割程度わかるようなカリキュラムにしてあげるべき、という軍師の教育理論、過去記事参照)、は小5までは生きています。

 

 90年代まで最大手であった日能研や最近ならジーニアスのようなやり方をすれば、さすがに、病んだり毎日癇癪を起こすようなところまで子供は追い込まれにくいでしょう。また、公文式なら追い込まれようがありません。それは子供の方にあわせて進んでいく率が高いからです。

 

 最近の四谷大塚のカリキュラムもやや、サピなどと同じ傾向になっていますのでご注意ください。

 

 

<塾のせいにしとけばいい>

 といいますのも、ハイレベルな塾では、

・基本の繰り返し回数が少なく、塾の授業だけで定着することはない

・だから定着させるのは「家庭」という位置づけ

 それに気づかず、小4を過ごしてしまうと、どんどんわからないものが増え、小5の前半で、授業に出ても半分も解釈できないことが多くなります。

 

 そんなところに強制的に行かされる子供の身にもなってください。その視点が欠けている親御さんが多いです。

 

 僕は小5の後半までは、上記のような状態で、親も教えられず、でも塾には行かねばならず、孤独にもがいた経験があります。僕は癇癪を起こすというよりは、メソメソ泣いている少年でした。小5から小6の5月くらいは、毎週、算数の前の日に泣いていた時期があります。

 

 目の前の課題が8割くらいわからない問題を、やらないと大人が怒るから、もしくは親の期待に応えたいから、頑張ったところを親に見せたいから頑張る、自分のプライドにかけて頑張る、このような状態の子供のストレスたるや、計り知れないものがあります。ましてや、ほんの数年前まではその辺で鼻垂らして遊んでいたのです。

 

 子供にとって、環境は激変しているのです。

 

 まずはこのような背景を知っていただき、そこに親御さんが心を寄せていただきたく思います。目の前の8割がわからない状態なのに、「さぼってんじゃねえ」「やりなさい」と怒られる方はたまったものではありません。癇癪を起こすにも理由があります。

 

 わからないのですから、どうしようもありません。さぼりたくもなるし、楽々できる人間よりはモチベもあがりません。

 

 楽々できる状態にもっていけなかった、親御さんの無策を責めるべきかもしれません。小5はほぼ全員がつまずきますが、小4でつまづいているようでは、やはり親の準備不足、中学受験を舐めていたと言えると思います。

 

 

 ただ、これも言っておきたいのですが、まだ癇癪を起こせる子は元気であり、実はマシです。心は病みかけですが、そこで発散して心の病気にはならずに行けます。

 

 怖いのは、癇癪がパタリと病み、顔から表情が消えた時です。これが大人で言えば「ウツ」の始まりに思います。

 

 そういう子は、遅かれ早かれ必ず不登校になり、鬱病診断を受けます。そうなると、もう中学受験どころではありません。幸せになるためにするはずの中学受験で、子供を壊しては意味がないと思います。そのような例も僕は経験上たくさん見てきています。

 

 癇癪を起こす子は、大物である可能性も高いです。あの藤井聡太さんや大谷翔平選手も、小さなころは非常な負けず嫌いであり、大人に負けても癇癪を起こしていたそうです。

 

 

 ただ、中学受験においてはパターンがあります。

・ただ目の前の問題がわからない、わからないものが多くなってきた

・なのに毎月マンスリーがやってきてクラス分けのプレッシャーがある

・だから、「やらねば」ならない

・本当はそんなことやりたくないが、親が悲しむかもしれないし、怒るかもしれないからやっている

・それを親はわかってくれない

 

 このようなパターンがあると思います。こうなると、とりあえず点数を取りに行くために理解せずにパターンを覚えることになるし、点数をとるためだけの姑息な手に走るようになります。

 

 中学生くらいになれば、ずいぶん落ち着くとは思いますが、やはり大人に一定の理解を示してもらえなかった子は、社会人以降も暗い影響があると思います。

 

 幼児教育の世界では、このように癇癪を起こす子を

・「○○して辛かったね」「○○がやりたかったのね」

 と声をかけるだけでも、子供は落ち着くといいます。今の不可思議な状態を言語化するだけで、マシになる面はあるようです。

 

 そうやってなんとか頑張って、無事小6の1月31日を迎えられればよいのですが。

 

 中学受験の、特にサピグノの下位2割は悲惨なものがあります。塾としてはビジネスモデルとして、そのあたりの層は放っておいても影響はなく、相手してくれることはもちろんないし、問題解決に動いてくれることもないでしょう。

 

 子供が癇癪を起こしてどうしようもなくなったり、もう親御さんの方が耐えきれなくなったら、家庭教師や個別なんかの問題集をプラスする!、ではなく、とっととサピやグノを止め、まずは転塾するかお休みして、子供側のメンタル体力を回復させることを考えたほうが良いと思います。

 

 行き詰ったと感じたら、まずは塾のカリキュラム強度をさげることをオススメいたします。

 

 非常な癇癪を起こして、計算10題やるのに2時間も3時間もかかっているご家庭もよくありますが、それでは、中学受験も良いものにはなりにくいです。その場合、子供が「8割できるところまで」カリキュラムや問題のレベルを落とすのが先です。

 

 失礼ながら、どうせそのままでは、大したところには受からないかもしれませんよ。子供と家庭が壊れる前に、動かれることをオススメいたします。

 

 いつもこのブログでは言っていることではありますが、「子供が塾にいって中学受験に挑んでくれているだけで偉い」と思えるような、下から目線が大事です。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

 

<お知らせ>

★過去記事選抜noteもあがりましたー。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

★「新しい家族」が増えることになりましたことによる12月中旬から2月中旬までの注意

・オンラインの方を優先し、対面の指導やコンサルはごく近い距離の方のみ(自宅から片道30分以内)とします

・2026年の1月から2月中旬まではほぼオンラインのみとさせていただきます

・また、そろそろコンサル案件が過剰でさばけなくなってきたので、指導料を申し訳ないのですが、改訂させていただきます。コンサルも指導も、1時間1万円とし、別途往復交通費とします。(2025年11月13日24時までのメール案件までは旧料金とします)

 

 

★4冊目発売中。よろしくお願いいたします。

 

★中学からの悪友、橋本君が作った教育軍師AI。なんでも聞いてね。無料でも十分に使えます

使い方↓

 

 

★軍師のボカロ活動

才ある教え子たちや、インディーズメタルの後輩たちと作ったボカロ動画第2弾です。支援していただける方は、下記のいいね、Xのリポスト、チャンネル登録などよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

<軍師の合戦情報> (お子様来場の場合は音楽用耳栓か、イヤーマフ推奨です。来てくれた方はいろいろ優遇してます)

 

2月22日軍師講演公演(2部構成、昼ー小学生向け、夕方ー中高生向け)

3月20日あたり?

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【コンサル概要】

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また、現在、かつてないほどの多忙につき、やや返信が遅れ気味になっております。同時に複数のメールをやり取りしていますので、紛れてわからなくなる場合もあります。返信が滞っている場合は、かまいませんので催促してください。

 

できれば相談内容などは短めでお願いいたします。1件のメールに、1時間近くかけて返信することも多いので、そのあたりをご配慮ください。

 

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<追記>

この度、僕がベース軍師として加入している戦国バトルメタルバンド『武士メタル~Allegiance Reign~』の初MV@小田原城。是非ご覧になってください。

◆MV
https://youtu.be/tI4YvWd8sz0

 

初のフルアルバム『EiEiO』が発売となりました。ブログでお世話になってっし、応援してやるか、という方は是非お願いいたします。

また、各種サブスクでも聞けるようになりましたのでよろしくお願いいたします。

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