メッカ巡礼の持ちもの&準備【メッカ小巡礼に行きました②】 | 女郎蜘蛛のトルコ生活@イスタンブル

さて、ウムラ(小巡礼) のために、準備したりモノ&こと、ですが……。

 

 

 

何がなくても!な必需品は、イフラーム إحرام ‎。

 

聖域内へ入る際に、男性が身につける巡礼衣で、縫い目の一切ない、2枚の布です。

 

 

タオル地っぽいです。

 

 

これを着用時は下着類を一切身につけません🙅‍♀️ので、ズリ落ち防止のためにも専用ベルトは必須滝汗

 

貴重品を入れられる、薄型ウエストポーチ状になっているベルトもありました。

 

 

 

次に必要なのが、特定の形のサンダル

 

聖域へ入る時、男性が履くのを許されるのは、”足の指・くるぶしの骨かかと部分が露出している”サンダルのみ。

 

縫い目の有無、バックストラップの有無など見解が分かれるようなので、シンプルなのにしとくのが無難。

 

 

ここまでの2つは男性のみ対象でしたが、男女ともに必要なのが、無香料石鹸

 

なにそれ?凝視と思われるでしょうが、

 

聖域に入る際の禁忌の一つに、"香り"を身にまとってはならない、というのがあります。

 

香水やデオドラント香水はもちろんのこと、石鹸🧼やサニタイザーシャンプー、ウェットティッシュなどの香りもNG🙅‍♂️

 

無香料の石鹸を持参し、手洗いの際などにはこれを使うわけです。

 

 

 

これらのアイテムは、トルコではハッジ・ウムラ用品専用店に行けば揃いますが、

 

我が家の場合、ツアー会社からスーツケースやリュック、祈祷文の手引書などと共に、巡礼セットとしてプレゼントして頂きました。

 

行く前に間に合わなかった場合は、現地でも気軽に購入できます。

 

 

こんな感じで、巡礼の際、男性には服装の規定があるのですが、女性には特にありません。

 

女性は、手✋と顔😊以外の部分を覆っている、イスラーム的な普通の服装🧕が、巡礼着として認められます。

 

 

 

なので、トルコ人だったら、tesettürと呼ばれるスカーフ&コートみたいな服装を日常的に着ている敬虔な女性🧕の場合、そのままで全然OK👍ということ。

 

 

 

別にサウジ女性が身につけている黒いアバーヤをわざわざ購入する必要もないし、

 

男性のイフラームを彷彿とさせる白い服装にする必要もなし。

 

「女性の巡礼衣」と検索すると、白いセットアップがよく出てきます。

たしかに白を着ていると「いかにも巡礼!」な雰囲気があって「映え」はしますね。

 

 

逆にNG🙅‍♀️なのは、顔全体を覆うブルカや、目以外をを覆うニカーブ、超敬虔なムスリマが身につけている手袋。頭は覆うけど、顔や手は必ず出さなきゃいけないのです。

 

 

 

私はというと、この下矢印ヘッドスカーフも一体化した、ガボッと被るだけで完成タイプの超ラクなアバーヤを買って、中は、涼しい素材の動きやすい形のマキシ丈ワンピース、という感じでした。

 

履き物👟に関しても女性には規定がありません。靴下着用も可。

 

アバーヤはマストじゃないけど、なんだかんだ1番ラクですね。

 

 

子供の服装には、特に規定はないようでしたが、現地で子供たちを観察していると、長袖&長ズボンか、こんな感じが多かったですねー

 

※サウジ全体ではなく、あくまで聖地周辺、巡礼家族のことですよ✋

 

 

 

娘には念の為、オールインワン式の子供用のアバーヤを、チャルシャンバという超宗教的に保守的なエリア👈で買っておきましたが、無くても大丈夫そうでした。

 

子供用tesettürファッション専門店がありました。さすがチャルシャンバです😂

 

 

そのほかの持ち物としては、薄くて軽いサッジャーダ(礼拝用ラグ)黒猫からだ、タスビーフ📿(数珠)か、ズィクル(唱念)用のカウンター、持ち歩ける小さいクルアーン📗などの、宗教関連グッズ。

 

カウンターは携帯のアプリでもできるし、クルアーンの貸し出しはあちこちでありましたが、

サッジャーダはマスト中のマストだなと思いました。

 

 

現実的なところでいうと、2月ですら気温30℃晴れになるマッカなので、サングラスサングラス、帽子キャップ(特に子供)、日傘⛱(使ってる人多し)、リップクリーム口紅、日焼け止めシャンプー、日焼け後のジェルマニキュアなどは欲しいですね。

 

あとはマスクとアレルギーの薬も。マッカは周囲の工事のせいか、粉塵がすごくてくしゃみとか咳が出ます

 

 

そうこうするうちに、ネットで申請していたウムラ・ヴィザがおりました🙌

 

通知のSMSが携帯に届いた時には、オットと小躍りバレエ飛び出すハートしちゃったよねチュー

 

 

同じツアーで行くトルコ人のヴィザは数日前に出ていたのに、うちだけ遅かったので

 

「日本人だから、ムスリムかどうか疑われてる?驚き出なかったりして?」

 

と、心配ゲッソリし手たので、喜びもひと塩。

 

エルサレムでのムスリムチェック👈が相当なトラウマ🐯🐴になってるかもニヤニヤ

 

 

日本人ムスリム👘が、日本から🗾巡礼に申し込む場合、

 

モスク🕌やイスラーム団体☪️などが発行する、ムスリム証明書(入信証明書?)を添えると聞いたことがありますが、

 

私の場合は、ヴィザの申請時から、サウジ入国〜出国まで、一度も「あなたは本当にムスリムなのか」と問われることはありませんでした照れ

 

↑ネットで拾いましたが、こんな感じの書類。私はトルコでシャハーダしたので、これ系の書類を持っていません。

 

 

出発が近づくと、引率係のホジャ(宗教知識をもった人)から連絡があり、参加者のwhat's Appグループが作られ、

 

「そろそろ精神的な準備をしていきましょう。毎日これこれの章句を100回唱え、日々の礼拝のほかにこれこれの礼拝をして下さい」

 

という、かなりハードな連絡が、毎日のように届くようになりました😅

 

 

 

出発1週間前には、対面のオリエンテーションがあり、「旅行の日程とか注意点のお話かな〜?デレデレなんて気軽に出かけたら、9割が宗教的精神的なお話でした😅

 

こんな感じに、物理的・精神的な準備をととのえるうち、いよいよ出発の日を迎えました。

 

つづく