旧市街の中は、石づくりの道が縦横無尽に広がって、慣れるまでは道に迷いやすいです💦
ある角道を曲がったらイキナリ
「ダメダメ、ここから先は ムスリム以外は立ち入り禁止‼️✋」
とライフルの銃口をこちらに向けた、数人のイスラエル兵🪖に止められました
トルコでも街中に兵士はいますが、こちらの方が人数も多く、装備もガチだし、ライフルは銃口が前(下方に向けてはいるけど)で臨戦態勢だし、怖さが段違い💦
え?……ということは。
私たち、期せずして「神殿の丘Temple Mount」、と呼ばれる、最大の目的地の入り口に流れ着いちゃったのね⁉️
神殿の丘は、岩のドームとキブラ・モスク (アクサーモスク)がある、エルサレム旧市街の中で最も神聖なエリア✨で、ぐるりと壁に囲まれています。
ユダヤ人✡️とクリスチャン✝️にとって、ここはアブラハムが息子を生贄に捧げようとした地点、✡️にとっては、前10世紀にソロモン王がエルサレム神殿をたてた場所。
ムスリム☪️にとっては、預言者ムハムマドが天空への旅を行った地点で、マッカのカァバ🕋ではなく、ここがキブラ(礼拝を捧げる方向)だった時期もあったんです。
三つの宗教✡️✝️☪️にとって神聖な場所ですが、何世紀ものあいだムスリム☪️以外は立ち入り禁止🚫されていました。
でも今では、観光客をふくめ非ムスリムも敷地内に入れます。
ただ、☪️が11ある門から四六時中入れるのに対し、非ムスリムは週5日の特定の時間内だけ、ムーア門からのみ入れます。
てなワケで、ムーア門以外の入り口は、イスラエル兵🪖がムスリム以外の侵入者が無いように、徹底的に検問しているのですね
この木造のスロープみたいのが非ムスリム用の神殿の丘入り口
だから私たちも、ダメだダメだ🙅♂️と足止めされたわけです。
まぁ、ムスリムに見えなくてもムリはありません😅
オットは肌の色か、ストローハットのせいか、滞在中ロシア人と勘違いされまくってたし
私は私で、神殿の丘に入る前にはちゃんと身支度する予定だったのに、想定外のタイミングで現れてしまったから、外国人観光客にしか見えない服装で来ちゃってました
ホテルからその装備で出てこようかとも思ったけど、暑すぎて……💦
「私たちはムスリムですよ、トルコから来ています。」
とオット。
🪖「ん?ムスリムなのか?名前は?クルアーンは知っているか?覚えているか?じゃあ、ファーティハを誦じてみなさい」
で、でた〜‼️
噂には聞いていたけど、本当にこうやってムスリムかどうかチェックするんですねっっっ‼️
暗唱を求められたアル・ファーティハ(開端章)は、クルアーンの第一章で、ムスリムが真っ先に覚える章句。
1日5回の礼拝の時や、お祈りの最後、お墓参りなど、覚えていないと何もできないものです。
でも覚えてないムスリムもいるんじゃないでしょうか。少なくともトルコには結構いそうな気がします😂
↓ファーティハを聴いてみたい方はどうぞ
※ムスリムはなに人であっても、クルアーンの章句や祈祷の言葉は、訳文ではなくアラビア語で暗記します。
もちろんオットも私も問題なく誦じました💮が、唱えている間、イスラエル兵の一人は私たちの口元を見つめて、一言一言を確認するように頷きながら😅聞いていました💦キンチョーするわッ
イスラエルではムスリムには兵役が無いそうなので、こういう任務はアラビア語が分かるアラブ系のユダヤ人やクリスチャンの兵士が担当しているんですかね……?
口頭試験(?)をパスし、兵士が通路を空けてくれると、今度は門の奥にいたムスリムのおじさん👳♂️が出てきて、
「うん、はい、トルコからね。んじゃファーティハ言ってみて〜」
と再チェック💦 またか〜いッ!
ぜんぶ言い終わる前にOKが出て、私がその場で頭を覆えば入れるよ言われました。
余談ですが、後日あらかじめアバーヤを着てヒジャーブを巻いた状態で行ったら、夫婦ともどもノーチェックで入れました✌️
オットの友人の、アラブにルーツのある男性も一人で行った際チェックを受けたそうなので、男女ともに「見るからにムスリム!」という格好🌙をしてない限り、口頭試験はあるんでしょうね……。
やっと、晴れてムスリムとして敷地内に入れました‼️
黄金の屋根を持つ、岩のドームがドーン!と迫り来ます。
さて、岩のドームの中に入っていきますよ〜‼️
つづく!