ガズィアンテップには昔、カステルkastelと呼ばれる、プール、トイレ、お風呂、井戸など水関連のものが集まっている公共施設が街中にあって…今ではライトアップして観光地になっています。
トイレはなんと、水の流れを利用した100%の水洗トイレ!
ちょろちょろ水が小川のように流れて来て、すごく気持ち良さそう!現代にもこんなトイレ欲しい。。。
Pişirici Mescidiのカステルでは、入り口にいる守衛さんが個人的に(?)歴史を解説してくれたり、エエ感じのところで写真を撮ってくれたりして、とっても親切💕
予想外に寒くてすごい格好です…
ガズィアンテップのモスクは、すべて同じような石の作りで、地味だけど重厚感があって素敵でした。
装飾は天然の石の色をモザイクのように組み合わせてあって、いろんな模様を見つけるのが楽しい。
行って良かったのが、世界最大のモザイク博物館という、ゼウグマ・モザイク博物館Zeugma Mozaik Müzesi。
ゼウグマとはガズィアンテプの古称で、紀元前3世紀にセレウコス朝によってユーフラテス河畔に建てられた町でした。
モザイクが非常に美しい町として知られたものの、近年になってダムに沈んでしまい、状態の良いモザイク像などがこの博物館に移されたとのことです。
この博物館、ゼウグマの町をそっくり再現したかのような展示の仕方が、すっごくいい!
モザイクはゼウグマの建物の床に施され、壁にはフレスコ画があったそうですが、それを体感できるような展示になってます。
巨大なモザイクを堪能できるように、モザイクの上に橋が渡されていたり、吹き抜け構造で上の階から見下ろせるようになっていたリ、すごく工夫されてます。
モザイクの質も規模も数も圧巻なんですが、1番の目玉は、顔だけ残っている乙女のモザイク。ジプシーの娘、と後で名づけられてる
モナリザと同じように、こっちを見つめているように思わせるから、魂が宿っているような感じがするんでしょうね。
私そんなモザイク好きでもなかったですが、この博物館はほんと素晴らしくて一見の価値あり!と思いました。かなりオススメです!
観光地といえば、ガズィアンテップ要塞もありましたが、旅行中あいにくの雨降りだったので中に入るのは断念。
他の見どころといえば、チャルシュと同じくらい街中にあふれているハン。
ハンとは、隊商や個人商店や職人が借りてお店を出す、小さな店舗スペースが並んだ建物のこと。昔のテナントビルみたいな感じですね。
ガズィアンテプには、古いハンを利用したカフェやショップ、ホテルが色々あって、 ハン巡りも楽しい。
私が泊まったホテルもハンを改造したものでしたが、石造りなので…暖房が入っててもちょっと寒くて、寒がりの私が冬に泊まるには向いてませんでした💦