ガズィアンテップといえば、ピスタチオの街でもあります。
トルコ語ではピスタチオのことを、Antep fıstığı(=アンテップのピーナツ)と言いまして、
ガズィアンテップといえばピスタチオ、
ピスタチオといえばガズィアンテップ。
街の中心地にはこんな巨大ピスタチオのモニュメントがありました。
ピスタチオだけを専門に扱ったピスタチオ問屋が街のあちこちにありますよ。
地元の人たちが好むという半ナマっぽいものと、殻付きのダブルローストで塩味のものを2kgずつ買いました。
この半ナマってのが味が濃ゆくて激ウマ!
でもやっぱり、トルコでピスタチオをどう味わうかと言えば、やっぱりバクラヴァに尽きます。
バクラヴァはナッツを挟んで上からシロップをたんまりかけた中東のパイ菓子。
つまり、ピスタチオの街ガズィアンテップは、バクラヴァの街でもあるわけですよ。
んもうね、誇張なしに街中にバクラヴァ屋が林立!こんなにバクラヴァばっかり作って消費できんの?!と心配になるくらい!!
ガズィアンテップのバクラヴァ屋には、ギュッルオールGüllüoğluのように全国に展開しバクラヴァの代名詞になっている店もあれば、「ガズィアンテプに来たら必ず行くべし!」と名高いイマーム・チャーダシュİmam Çağdaşなどの超有名店のほか、これらの店の門弟が独立して開いた店、有名店の名前をパクった店など、とにかく色々あります。
うちは、この旅行に出る直前にイマーム・チャーダシュのバクラヴァ(↓)を一箱いただき💕、食べ切ったばっかりだったので、ここ以外のバクラヴァを食べ比べてみました。
生地は手作り風で素朴だけど、シロップのジョリジョリ感とバターの風味はとても良かった!私は好きなタイプでした。
イマーム・チャーダシュの門弟が開いたというKoçak。
試食してみたら、バクラヴァもイイけど、何よりもこのピスタチオを巻いた三角形のが激おいしかったので1箱ずつ購入。
意外と、全国的には無名でも地元で頑張ってる店も美味しいかも?と思って、何軒か店舗展開していたÇelebioğullarıにも入ってみました。
ピスタチオ色で統一された店内 無料のおつまみとして殻付きピスタチオが置いてあるの嬉しい。
菱形や四角いよりもこの地では元祖だという、ニンジン形カットhavuç dilimiのものを食べてみました。
が…、うーーん、やっぱり有名になる店と普通の店の間には、それなりの違いってもんがあるわけねぇ😅としみじみ。
それにしても、バクラヴァ専門店にはこれだけの形状と名前の種類があるんです。味はどれも似たようなもんって言っちゃ、まぁそうなんだけど。
オットが「ここが美味しいと有名らしい」と聞いて来た、頑固な職人がやってます風のZeki İnal。
他のバクラヴァ屋と違ってショーウィンドーも無いし、カウンターにも全然バクラヴァが並んでないし、まったく愛想の無い店構えだけど。
ここバクラヴァもKoçakより美味しい!と思ったけど、ショビエトşöbiyetという、パイ生地にピスタチオとカイマク(濃厚クリーム)を挟んだものが絶品。。。私もともとショビエト推しなんですが、ここのうんまい。
そうそう、ピスタチオから作るお菓子で、私が昔っから大好物なものに、Antep fıstık ezmesiという、刻んだピスタチオと砂糖を練り上げて固めたものがありまして。
これも、ショビエトとバクラヴァ×1箱ずつと一緒に買ったんですが、家に帰って食べてみたら、これまた絶品でござんした噛めば噛むほどピスタチオ〜💕
カロリーを気にしないで済むなら、あちこちで1個ずつバクラヴァを食べて、自分の一番好きな店を見つけたいけどね…。
ちなみにアタクシ、バクラヴァを一気に6個はペロリと食べられる甘党でございます✌️
そんな私には、夢のようなピスタチの王国でした