目次
#09
#10
#11
他シナリオ
#09『この家出娘に説教を!』
評価:11/15点
▶ 脚本(シナリオ+構成):4/5点
▶ キャラクター:4/5点
▶演出(作画+美術+音響):3/5点
感想
パーティを抜けたダクネスを連れ戻すためにカズマがいろいろ頑張る回。前回のひきの雰囲気的に重苦しい感じの回になるのかと思っていましたが、開幕から屋敷の門の前でダクネスの名前を叫ぶといういつも通りの展開でした(笑)。一行たちのやり取りはいつも通りだったのですが、構成面はいつもと異なり本作らしさから外したオーソドックスなもののように感じました。いつもであればカズマに幸か不幸が降り注ぎ物語が進行するものだと思うのですが、それがなく淡々と流れていきました。またメインとなる物語を進行させながら次回から全く別の展開を作る準備を裏で進めているのが本作のベターなやり方だったのですが今話ではそれもなく。とはいえいつも通りの掛け合いをいつも通り視聴できたので普通に面白かったです(笑)。男色のある貴族の下りは果たして何だったのかはさておき、大いに面白かったです(笑)。すべてが裏目に出てしまう展開は最高です。また、カズマの声真似によりダクネスのことを言いたい放題言う下りも好きです(笑)。
以上。
#10『この身勝手な花嫁に祝福を!』
評価:12/15点
▶ 脚本(シナリオ+構成)3/5点
▶ キャラクター:5/5点
▶演出(作画+美術+音響):4/5点
感想
素直に面白かった。結婚式の日取りが決まったところから物語が始まり、カズマがその結婚式をかっさらう場面で終了しました。想定通りと言えば想定通り。こういう脚本の場合、そこに行きつくまでの中盤展開が大事になると思っています。前半はダクネスからの助けがない限りはあきらめるスタンスだったカズマ。その後、バニルが登場することで一転。意外とここの掛け合いの描写が長かった。結局なんでも知っている人を経由してダクネスの事情を知ることで決意が固まるというシナリオはあまり好きじゃない。それまでの展開をすべて無視するような形になるからだ。それはそれとして”カズマあきらめる→めぐみん&アクアの奮闘→バニルとの商談→結婚式”という全体構成についてはきれいなまとまりを見せていて非常に見やすかった。爆笑するような面白さを感じることはなかったが、逆に結婚式場に現れたアクアとカズマの登場の仕方はかっこよかった。良い見せ方をしていたと思います。
以上。
#11『この変わらない日常に祝福を!』
評価:10/15点
▶ 脚本(シナリオ+構成):3/5点
▶ キャラクター:3/5点
▶演出(作画+美術+音響):4/5点
感想
最後の最期で私に全然刺さらない回になってしまった。無論しっかりと見どころになるポイントを作っていたし、笑える瞬間も作っていたので面白かった。その反面、シナリオに難を感じてしまった。本作はそこはメインではないのかもしれないが・・・。
前回、式場にカズマが現れてからの描写で始まりました。金が出てきてすべて解決しました。以上。そのあとのやり取りは基本茶番。バニルと領主のやり取りは一つ本作らしからぬ描写であり違いを見せることはできましたね。だがそれだけだった感は否めない。言い換えれば最終回だから好きにしようという見方もでき、人によってはこのエンディングは非常に刺さるかもしれないですね。
ちなみに冒険者がサッカーしだす描写、カズマが芸達者を使う描写が面白かったです。特に芸達者は前々回にも使っていた手であり視聴者にとってサプライズを感じる展開だったのではないでしょうか。
また、別の記事で総評的なのを書こうと思いますので、ここでは以上とします。
その他のシナリオ