【まとめ】【評価】【感想】#05-08 時光代理人 -LINK CLICK- Ⅱ | じゅんぷーのブログ

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目次
#05
#06
#07
#08
他シナリオ

 

#05『最後の晩餐』

  評価:14/15点

▶ 脚本(シナリオ+構成):5/5点

▶ キャラクター:4/5点

▶演出(作画+美術+音響):5/5点

 

  感想

ダイブ先での話を視聴し気づいたら終わっていた。全く知らないキャラの物語を1話通して観ていたわけですが、ものすごく引き込まれていた。とはいえ全く知らない家族のDVのお話なので刺して語ることはない。家族4人と隣人1人とドクター1人がいて、妻とドクターが不倫関係にあると思い込んでいる夫からのDVがメインとしてあって、長男と長女が何とかしようと隣人に助けを求めるもその手は届かず、夫によって殺されそうなところでトキが何かを決意する。その時ヒカルは何かを叫び…。という感じで理解しました。トキが何か改変したのか、そして署にいる女性が誰で何の目的があるのかが早く知りたい(笑)。前回に引き続き強烈な引きを残して終わっちゃったので待ちきれない。

 

 

 

#06『李天希』

  評価:15/15点

▶ 脚本(シナリオ+構成):5/5点

▶ キャラクター:5/5点

▶演出(作画+美術+音響):5/5点

 

  感想

前回からの続きでダイブ先での出来事と警察署に来た李天希とのやり取りがメインだった。
実際に起きた出来事と視聴者に与えられている出来事に明らかに乖離がある。どこでその乖離が起きたのかとか、署に来た李天希が本物なのか兄なのかとかがわからないので頭が混乱しますね。しかもそれに加えて捜査の中でチエン・ジンの名前も浮上してくる始末。わたしは自分で結論を出そうとする人間ではないので普段からあまり深く考えずに視聴するのですが、本作では深く考えずとも頭が痛くなりますね(笑)。また、ダイブしたり署に来たりと捜査が進む裏でチエン・ジンがどこかに押し入ろうとするような動きもありますね。人を操る能力を持つ人間を捕えることがもともとの目的だったわけで、その目的は変わっていないがそこに向かうためのルートはだいぶ曲解しています。頭悪い人(私)向けにアバンに現在の調査状況とか入れてくれると大変助かる(笑)。
内容について。前回はヒカルがトキに対して叫ぶところで終了したので、トキがまた何かやらかしたのかと思ったがそうではなく、李天希にダイブしていたはずがいつの間にか母親視点になっていたようですね。それに対してヒカルは叫んだと。ここについては今話では言及なかったので謎です。そして頭を金づちで殴られた兄が生きているのかどうかも謎。父と母がどうやって死んだかのかも謎。謎しかない(笑)。警察署でのやり取り。ピンク髪の少女が李天希本人かどうかわからない。彼女が本人の意思で来たのか、何者かに操られてきたのか、誰かの指示で来たのか謎。監視カメラ、盗聴器などトキ以外の人物に知られることを嫌っていることは確か。チエン・ジンは考えるだけ無駄、次回のひきだけ。病院から脱走したヒカルも考えるだけ無駄、次回のひき。
ここまでいろいろと書きましたが、不明点しかない(笑)。にもかかわらず映像技術が高いのでストレスがなく、謎を楽しく見れることは素直に称賛ですね。
トキと李天希がどこに向かうのか、チエン・ジンはどこに攻め入ろうとしているのか、トキはどこに行ったのか、リンたちはどう対応するのか、次回の着眼点が多すぎる。ま、謎解きをするつもりはないので気長に観ていきましょう。
以上。

 

#07『市街戦』

  評価:15/15点

▶ 脚本(シナリオ+構成):5/5点

▶ キャラクター:5/5点

▶演出(作画+美術+音響):5/5点

 

  感想

謎だらけだった前回に対して、今話はそのアンサーとなる回だった。ただしアンサーを示すことが目的ではなくあくまで市街戦と、トキの行方がゴールであった。

全体の流れの振り返り。アバンでの前回のアンサー(李天希とトキとワン刑事(名前うろ覚え)の足取り)、オープニング後は病院での警察官のやり取り(ヒカルが消えた、トキが消えたに気づく)、市街戦、フィニッシュ。アバンからフルスロットルに展開されたことに驚きました。前回撒いたクエスチョンを1話かけて丁寧に回収するものかと考えていましたが、そんなことはなくアバンで回収されました(笑)。李天希の行動とチェン・ジンのセリフが5分間あるだけでしっかり謎が解けました。この時点では前回のうちに解答まで示しておけば気持ちよかったのにと考えていました…。その後はアホな警察たちがヒカルがいないことに気づき、その一方でトキがいないことにも気づき…。急ぎワン刑事を追いかける展開に移ります。そしてこの後激熱な市街戦が始まります。今話はストリートファイトが非常に多く見られますね。そしてそのどれもクオリティが高い。今話のそれもクオリティが高かった。2人の刑事がそれぞれ別の場面で、内容の違う戦闘を繰り広げるという展開もまた盛り上がる要因でした。まあ戦闘シーンについてはこのぐらいの感想で許してください。そしてラストの展開。トキが連れ去られ次回からはトキを探すパートに入るのか…と気分を落としていました。そんなところにリンが登場。かすかな希望が出てきたところに、謎の船舶が体当たりをかましました。そこにはヒカルがいたのでした。当然、疑問符は出てきましたが、それ以上に前回からの謎の部分が最後の最後にもう一度回収されたこと、そしてヒカルが助けに来たことが最高に熱かったです。アバンで前回のクエスチョンをすべて回収したと見せかけておいて最後にもうひとつ回収する動きが秀逸でした。視聴者の頭の中には市街戦の結果トラウマが植え付けられていて、ヒカルのことなんか完全に忘れていた。脱帽した。

気になったところについて。チェン・ジンの目的。これは自身の存在をさとられずにトキを誘拐することにあると思います。ただ、なぜトキを連れ去る必要があったのかという部分については全く分かりません。全く分からないことはないが、いろいろと考えられてしまって結果として混線してしまいますね。そしてワン刑事。すべての物事に意味が出てくる作品だと思っている(本来こうあるべきだ)。チェンが自身の存在を悟られないために殺した以外にも理由があるように感じる。それはシナリオ的なものではなく、部下2人を失くした刑事のモチベーションを向上させることや、視聴者がチェン・ジンに対して抱く感情をコントロールすることなどです。とにかく彼女の死を無駄にしないでほしい。こちとしても軽いトラウマを植え付けられたのでね(笑)。最後にヒカル。なぜ彼がこの事象に気づくことが出来たのか。確実に前回まで続いたダイブが大きくかかわっているのだろうけど、李天希もヒカルの登場には驚いているようだったので何がどうなっているのか本当に意味不明。そういえば李天希が本当に李天希なのか問題もあるんだよね。ここは次回に向けたクエスチョンになると思う。またこの出来事が李天希やその裏にいるチェン・ジンにどんな影響を与えるのかも気になりますね。

以上。(最後の方の文章がごちゃってしまった)

 

#08『人質』

  評価:15/15点

▶ 脚本(シナリオ+構成):5/5点

▶ キャラクター:5/5点

▶演出(作画+美術+音響):5/5点

 

  感想

衝撃的な展開の数々でした。前回、前々回と着実に前に進めていたものをこの第8話で盛大にかましてきました。刑事さんが視聴者と同じ目線で一緒になって感情表現をする立場にあると私は思っています。今話では特にその一挙手一投足の共感性が高くて良かったです。

最初から振り返る。

(1)船着き場での攻防~チェン・ジン。ヒカル、やっぱお前すげぇよ!!って思った前回からそのまま続けて今話は始まりましたね。そしてヒカルらしからぬ動きをみせてトキを守りそのまま捕まってしまう。この描写(前回の回収)は思いのほか短かったですね。ひとまずこの作品の要であるダイブ要素は捨てられないよなと呑気なことを考えていました。絶望の展開の中、続けて絶望した刑事が一瞬映る。生きてる雰囲気を出しているが確実に死んでるよな・・・期待させないでほしい・・・。続けてトキを捕まえたと思っているチェン・ジンの元に場面が移る。してやったという視聴者側の感想はさておき、このピンク髪とチェン・ジンの掛け合いは今話の中では重要だと思っています。一つの種明かし回だと思っていて、李天希もその一つ。だがその一方でチェン・ジンについての回収は何もなかった。だからこそここの掛け合いは大きな意味を持つような気がする。

(2)ヒカルのスマートフォン。この作品の核の部分であるダイブが今回ももちろん活躍する。というか活躍していた。予想外の展開によって頭が混雑するように思えて、意外としっかり残っている・追えているのがこの作品のすごいところ。それにしても警察3人が無能すぎて草生えた。が、この時はこの無能っぷりが伏線になっているとは思わなかった。

(3)李兄妹.。話はとんとん拍子に進む。少し、いやだいぶ都合よく感じるが、李天希が登場した。これによって警察署に現れたピンク髪が李天希の兄であることが判明。なお、兄が何の目的で行動しているのか、どうやって人を操っているのかは不明。それに李天希がどうやって生活していたのかも不明。不明だらけの中でリンが彼女との会話を試みる。リンとトキの幼少期のやり取りが見れました。控えめに言って最高です。リンもトキもかわいい。だが今話では何もわからない。

(4)ダイブ。今話のひきはもちろんダイブ。前回のやり取りを次回はヒカルの目線で繰り広げられるわけですね。その前にすでにハプニングが発生していて、室内から出られないかもしれないですが・・・。最初の警官がトイレについて口ごもっていたのはこの時の描写が関係してそう。キャラクターの機微の動作が次回の展開作りになるとは思いもしなかったので、これはサプライズですね。

多くの種明かしがありましたね。その反面若干新たな謎が生まれつつ、それなりの謎が残っている状態です。そして次回はその謎が明らかになる展開・・・とはならないと思います。あくまで別視点から状況整理をする回になりそう。ただその裏でリンと李天希との掛合いが繰り広げられると思うので、いつも通り種明かしと謎づくりもなされると思います。ひとまず今話の感想は"幼少期のリンがかわいかった"ということでよいでしょう。

以上。

 

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