キャリアコンサルタント的な、お話。
ある方に言われたこと。
「キャリアコンサルって、わたしに何が向いているのか教えてくれることかと思っていました」
そうそう。そういうのが良く聞かれることで、期待されていることでもあったりするよね。
が…それは違うんだなあ。残念ながら。
学生じゃなく、社会人でも、研修で出会う企業の方たちでも、みんなが知りたがることだけれど
「わたしって何に向いてますか？」とか
「今の仕事って、わたしに向いてますか？」とか
もっとズバリ
「営業に向いてない気がするんです」とか
「◎◎になりたいんですけど、向いてますか」とか
コタエは、いつでも
「向いている営業もあるし、向いていない営業もある」
「◎◎に向いているかどうかはわからないけど、なるにはまた別の問題がある」
とかなんとか煮え切らないんだ（笑）
わたし、何度も書いているように、リクルート時代、最初は営業だったんだけど、もう、とんでもなくダメで。全然売れないし、やる気ないし、使えない。いいことを思い出そうとしても、そのころの自分のいいところなんて一つも見つけられない。悲しくなるくらいダメ人間だった（犬になりたかったんだから・苦笑）
そこから四半世紀を経て（笑）今、しがない個人事業主の仕事は誰が持ってきてくれるかっていったらさあ、だれも持ってきてくれないのよね、自分でなんとかするしかない。
それって、営業してるんじゃ？←笑
営業の意味合いが、実はまったく（昔は）間違っていたんだけど、今は、営業だと思わないでやってることが、営業だったりするんだな。それに、何を誰に売るかによって、全然苦手度合いが変ってくるしね。
というように、
営業だって「法人か個人か」「能動的か受動的か」「高額か低額か」「既存か新規か」「無形か有形か」などなどと、要素が山ほどあって（さらにこれら要素の組み合わせだからね、ものすごく多様）。
同じようなことが、「事務」でも「販売」でも、なんだってどんな仕事でも言えるわけですよ。
つまりね、
単純に「営業は向いてないから、事務」とはいえないし、それに自分も気が付いていない強みがあったりするから、やってみたことがないだけ、毛嫌いしているだけ、やり方が違っていただけ、なんてこともあるわけで。
ということで、特に若い社会人のみなさん、今、目の前にある自分と仕事の関係は、まずとことん逃げずに向き合ってみることです。
イメージどおりじゃなくても、仕事の面白さって、ひょんなことから出てきたりするんですよ。
まずは今持っている自分の経験から、どんなスキルが引き出せるのか、考えてみるところからかな。そのあたりはぜひ、コンサルティングへお越しくださいね。
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