矢野絢子オフィシャルブログ「矢野絢子の生態系観察所(仮)」Powered by アメブロ -4ページ目

25周年感謝企画その②ベストアルバムレコーディングにむけて

 

 いよいよ明日は2022年の歌い収め配信。

 しかもレコーディングライヴ!!しかも初のベストアルバム!!

 今年は最後まで何が起こるか分からない(全部自主企画なのに)ねえ。

 

  ほんとは「ベストアルバムを作ろう」なんて全然思ってなかった。これまで25年間考えたこともなかった。

 

 今年の2月に「25周年記念コンサート」をして、そのためにミニアルバムを作って、そのあと夏の終わりにDVDを作って。今年のトピックはそれでおしまい!って思ってた。あとはひたすら、ツアーを再開して生のみんなとの再会を楽しもうと。

 

 

 ところがそうは問屋が卸さなかったわけ!

 

 

 コロナでスタートした自宅からの配信ライヴを定期的に続けていて、そこでは観てくれてる方の中や、チケット購入ページからコメントを下さる方もいて。リアルタイムでお客さんの想いを知ることができる。(これは配信をやってよかったことのひとつだ)

 

 「アルバム巡り」という企画を12回やって、それが今年の9月に最終回。この後の配信、なにしようかな、どうしようかなー。なんてことを配信ライヴ本番中に呟いた。(本気でノーアイデアだったからw)

 「みんな、アイデアをちょうだいよ」と言ったら、みなさんその場のコメントで色んなアイデアをくださった。(こういうとこ好きよみんな)

 

 

 その中に「宇宙のひと雫DVDをみんなで鑑賞したい」というアイデアと

「矢野絢子ベストアルバムをみんなで作りたい」というアイデアがあって、私も耳六も即「それえいやん!」となったわけだ。(軽~いw)

 

 

 25周年を迎えていちばん思ったことは、ファンのみんなや家族、仲間、私の音楽に携わってくれた人たちへのほんとにほんとに大きな大きな「ありがとう」という感謝の気持ち。

 だからこそ特に今年は、これまでのお礼をかねて、ファンのみんなが喜んでくれることをやりたい!!という想いがとても強かった。

 (基本普段は「私のやりたいことをやるから、好きについてきて!!」だけどね。)

 

 私の音楽人生はメジャーデビューをしていた短い期間以外はすべて、私ひとりで決めて、その時々に現場でサポートしてくれる、少数の人たちの力とアイデアを借りて進んできた。ずっとずっとそうだ。

 だからこそ、多数決ではなくて、誰か一人のアイデアでも、とってもとっても貴重な愛デアなのである。(たいていファンの3人から5人に同じ意見をもらったらそれは即採用される)

 

 そして私の数ある長所の中でもっとも素晴らしいと自負するところは「やると決めたら絶対にやる。それもすぐにやる」ところ。直感はなにより大事だし、たいてい成功する。

 だから今回も11月のDVD鑑賞配信も、やってよかったし、ファンが選ぶベストアルバム企画もほんとにやってよかった!(まだ終わってない)

 みんなが一生懸命悩んで、耳六メールに送ってくれたリクエストの3曲(渾身の1曲!ていう人も、3曲とは別に沢山好きな曲を教えてくれた人もいた)、ぜんぶ胸を躍らせながらメールを開いたよ。

 耳六メールで!って言うてるのにSNSや別のメッセージでくれる方もいたけど、ぜんぶぜんぶ拾って反映させたよ。

 ファンやお客さんだけじゃなくて、耳六やシマフミ、うちの家族や地元土佐市の友達みんなからももらった。

 それぞれの曲へのそれぞれの熱い想いを書いたメッセージも、胸を熱くしながら読んだ。

 

 「ああまた、「誰かを喜ばせたい!」って思いながら、私がいちばん喜ばせてもらっているよ」と心が震えた。

 私は自分のうたで、どんな形でも(CDでも、ライヴでも、カバーでも、配信でも、昔の曲でも最新曲でも)誰かをハグしたいって思ってる。

 そんな気持ちでひとり作った歌たちを、聴いてくれたひとりひとりの人たちから、メッセージで私がハグされた。たくさんたくさんハグされた。

 それだけでもう、25年間歌ってきて、ほんとによかった。最高だ。

 

 明日は最高の演奏と録音をクールにできるように、今ここで熱い想いを語らせてもらった。みんなからのコメントもできるだけ紹介させてください。

 

 ほんじゃ明日、愛と感謝を込めて。お待ちしております。

 絢s Roomで!!

 

 

 

★今回の演奏曲目と絢s.Q(今私はこの曲に何を問いかける?)★

 

1 てろてろ(1999作)

絢s.Q~いちばん傍にいてくれる人はだれ?~

 

2 汽笛は泣いて(2011年作)

絢s.Q~最後の駅からどこへ向かう?~

 

3 ニーナ (2003年作)

絢s.Q~「私」の「名前」はどんな奇跡が込められている?~

 

4 なんちゃじゃないKI (2019年作)

絢s.Q~今日の「私」の心を軽くするのはどんな言葉?~

 

5 唄の舟 (2010作)

絢s.Q~「私」が描く「夢」「愛」の場所とは?~

 

6 笑顔 (2007年作)

絢s.Q~この世の全ての人の、その人だけの「笑顔」を想像できる?~

 

7 夕闇 (2004年作)

絢s.Q~「私」はこれからどんな夢を生きてゆく?~

 

8 クローバー (2001年作)

絢s.Q~「ここにいるよ」と呼んでいるのは何の声?~

 

9 一人の歌 (2001年作) 

絢s.Q~「私」が死ぬまで「あきらめきれないもの」とは?~

 

10 露草 (2011年作)

絢s.Q~「私」が死ぬまで「共に生きる」ものとは?~

 

11 ソラノヒトシズク (2021年作)

絢s.Q~ただ「私」であることが全宇宙への貢献になるとしたら?~

 

12 ふたつのプレゼント (2004年作)

絢s.Q~「今の私」から「昔の私」へあげられるプレゼントは?~

 

 

 

 

 

 

 

9.28 絢sroom アルバム巡り最終回「12th.彼女について」に寄せて

9.28 絢sroom アルバム巡り最終回「12th.彼女について」に寄せて



 去年の7月から始まったツイキャス配信「アルバム巡り」も今回で12回目。そして最終回です。

さいごは、もちろんこれ

矢野絢子最新オリジナルフルアルバム「彼女について」(2020.5Release)


 これまでのアルバムを12枚全曲振り返って、どのアルバムも改めていい!ってそれぞれの良さを自分なりに再確認してきたけれど、矢野絢子が自分史上いちばんいい!納得のいく作品はこの「彼女について」です!

 最新アルバムが最高!って思えるのは幸せなこと。
 でも次の作品が最高!ってなるかは出来てみないとわからない。とにかくこのアルバムは最新だからとか関係なく冷静に最高だと思う。

 2年前に録音&リリースしたこの「彼女について」について、配信前に少し振り返ってみましょう~。



【作品のテーマ】

・あくまで矢野絢子は物語の語り部であること(歌わない・語る)

・様々な女性が主人公であること


 私の楽曲の中でも「ニーナ」のような(あそこまで長くなくとも)物語性のある楽曲というのがちょこちょこあって、好きなのである。
 この作品はそこに絞ってみようと曲作りをした。
 主人公を女性に限定したのも、テーマを絞ってゆくことで、より多くの共感が生まれると思った。(そして何より私が女性という生き物の持つエネルギーにとても興味と関心があるから)

 




【楽曲制作ポイント】

・なるべく年齢や人生の背景のちがう様々な女性を描く

 結果、胎児から老婆まで色んな女性が描けたが、思い返すと「自分」のキャラからあまりにかけ離れた女性像は描いてないなと思ったので、今後もっといろんなキャラクターが主人公の楽曲にチャレンジしていけたらいいな。


【レコーディング・音作り】

・シンプル

・弾き語りに色を加えてくれる楽器たち

 これはたぶん私の基本姿勢なので、今後もよっぽど「今回はロックバンドがやりたい!打ち込みしたい!」とかならないかぎり変わらない音へのあこがれ。(バンドも打ち込みも興味深々だが)


【メンバー&スタジオ】

 前回のアルバム「ミチスガラ」のメンバーである、トランペット黄氏、ギターさいとうりょうじ氏、パーカッション見谷聡一氏に参加してもらう。彼ら以外考えられなかった!愛のあるバンド★
 そこに無敵のシマフミヴァイオリンが加わる。

   

 

 

 さらにメンバーのバンド仲間である、ブルームーンカルテットのドラム木村おうじ純二氏や、トロンボーン和田充弘氏、チューバ松永敦氏に参加してもらうというかなり豪華な楽曲もあった。

 

 

 だが不思議と全編通しての音のバランスが最高に整っている。
 それはやはりエンジニアであるガンボスタジオ川瀬氏の腕だろう。

 




 

 いつも通り全員での練習や最終アレンジ&レコーディングが同時進行なので、かなりの集中力と体力が必要だった。完パケしたとき「もっと余裕のあるスケジューリングでとろう」と心に誓った。。。 (録音途中疲れ果ててくじけそうになったが、近所の中華屋でビールを飲んで復活した記憶がある。)

 



 (今回2度目になるサウンドプロデューサー黄Pとは何度か練習を重ねて、ピアノの弾き方、語り方、楽曲ごとの楽器編成は予め決めてもらっていた)

 

 

 




【ジャケット】

 これも前回と同じく足田メロウ氏に頼んだ。このアルバムの制作を決めてから、全曲の主人公の女たちの像をメロウ氏に描いてほしいという熱い要望があり、快くそれに応えてくれたメロウ氏に感謝!
 すばらしい作品が歌詞カードにならんだ。
 録音前に楽曲ができた段階から1曲ずつメロウ氏に送って、イメージを高めてもらっていた。
 出来上がった素晴らしい13人の女たちの絵はその後ポストーカードにもなっている(が、全然売れない。誰か買って)
 
 

 

 ジャケットのタイトル文字と矢野絢子の文字は実は母みささんの直筆。「タイトル字書いて」というとかまえるので「ちょっと彼女についてって書いてみて」とメモを渡して書いてもらったものをそのままジャケットに使った。



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 ほんの2年前の作品だが、かなり昔に制作したような感じがするが、こうして振り返ると近年の作品の方が感情抜きで冷静に振り返られるのだなと感じた。

 一番記憶に残っているのは、アルバムリリースと同時にコロナ禍が悪化、すべてのレコ発が中止になったことだ。

 あの時は、本当に心の底から腹が立ったし悲しかったし、それまで積み上げてきたものがぜんぶ白紙になるような無力感を感じた。

 だがそれから耳六という配信チームを立ち上げたり、農に精を出したり、ヒーリング業を深めてサロンを立ち上げたり、さまざまな活動を体験することができた。
 そんなこんなの怒涛のような変化を経ても、この2年間、私に「音楽で表現する」情熱を掻き立て続けてきてくれたのは、このアルバムの中の曲たちに他ならない。

 今の私のライヴに欠かせない曲たちだ。

 ほんとに作ってよかった!!


 面白いのが、曲ごとの女性たちの印象がこの2年ですごく変化したこと。

 ほかのアルバムの曲たちにはないキャラの立ち方がある気がする。

 

 歌うときに、曲ごとの主人公の女性たちと会話するように、接するように、語り演奏するのだが、彼女たちの言い分や印象が少しずつ変化していると感じる。


 それは私の変化でもあるのだろうけれど、その変化を見逃さずに「違うでしょ、今はそうじゃないよね」とやさしく時に厳しく私に語り掛けてくれる、不思議な曲たちである。

 「私はそんな歌い方しないわ、こうよ」とか、「そのリズムの取り方じゃ、私の物語は伝わらないわ、こうすればいいんじゃない?」とか、はたまた黙っていても彼女の横顔をじっと見つめながら(想像の中で)歌っていると自然と演奏に変化が出てくる。


 まさに、「女たち」の資質をもった曲たちなのである。これからも彼女たちと共にどんな風な表現ができるのか、変化してゆけるのか、たのしみでならない。

 それではみなさん今週金曜、絢sRoomでお待ちしております☆




 

「絢’sRoom」アルバム巡りvol.12「彼女について」 - 公式ストア (twitcasting.tv)

 
 

 

 

 

★今回の演奏曲目と絢s.Q(今私はこの曲に何を問いかける?)★


1  シスターペイズリー(キンジョウマサ樹 作)
絢s.Q~「彼女」に「わたし」の「何」を見ている?~

2 夜と雨の影 (2017年作)
絢s.Q~「わたし」の銃口の先にあるものは?~

3 カゲロウの恋 (2018年作)
絢s.Q~その「恋」で触れた「わたしの心の穴」はどんな形?~

4 それゆけ!オバちゃん (2019年作・曲 さいとうりょうじ)
絢s.Q~本当にこの世界を「オバちゃん」が回しているとしたら?~

5 ガールズスピリット (2011作)
絢s.Q~全てをなげうってでも守りたい「美学」がある?~

6 町の酒場で (2016年作)
絢s.Q~「わたし」は「なに」に恋をした?~

7 旅の女 (2019年作)
絢s.Q~愛に似て、愛でないものってなに?~

8 夜空で星は (2020年作)
絢s.Q~「わたし」の「祈り」とは?~

9 指切りげんまん (2018年作) 
絢s.Q~忘れられない「別れ」がある?~

10 Super Mother (2018年作)
絢s.Q~「わたし」が生まれる瞬間のパワーを思い出せる?~

11 Beautiful Lady (2019年作)
絢s.Q~今この瞬間にある「わたし」の「100の美しさ」を知っている?~

12 ロッキンチェアーの上で (2017年作)
絢s.Q~この肉体が終わる瞬間「わたし」は「何者」であったといえる?~

13 祝福のうた (2019年作)
絢s.Q~「わたし」は「わたし」にどんな「祝福」を捧げられる?~



 

7.29 絢sroom アルバム巡り「11th.ミチスガラ」に寄せて

 5年前の2017年10月にリリースした11枚目のフルアルバム「ミチスガラ」。

 「歌い手としても、作曲家としても、演奏家としても、自分の理想に更に近づきたい、1ランク上に行きたい!」

 という想いが詰まった、自分自身へのチャレンジと変化。タイトル通り私の音楽の「途上」を表している作品だ。
 まあ音楽なんて死ぬまで「途上」ではあるんだけど。


 楽曲制作からアレンジまで、これまでとは違った手法や作り方にチャレンジしているなあと、全編通して感じる。


 比較的近年の作品なので、作品作りに関しての思い入れを語るときりがないので、細かなことは配信ライヴで語ろう!
今回はポイントだけを少し解説してみるぞ!


【作品のテーマ】

「シンプル・必要最低限・そぎ落とす」

というテーマをいつも以上に意識しているのが「ミチスガラ」。

「シンプル」の代表のようなトランペットの黄さんにサウンドプロデュースをしてもらっている、
彼のメロディや和音に対する丁寧さに憧れて、作曲も3曲依頼している。


【楽曲制作ポイント】

・普段なら、ふと思い浮かんだ言葉や感情のまま歌詞を書いて、その言葉たちに思いのまま曲をつけるんだけど、(つまり作り方からしてエモーショナル)
ミチスガラの曲たちは、あらかじめテーマを持って書いたり、歌詞もなるだけ個人的な感傷や感情を削って、客観的に、少ない言葉で綴ろうとした曲が多い。

・昔々の「歌謡曲」や「流行歌」のような潔さやカラッとした叙情詩に憧れて、そこを意識して書いている。

・「シンガー」と「ソングライター」を切り離すイメージ。


【レコーディングポイント】

・ピアノと歌で音楽として、アルバムの中でももっと「自立」して存在していたいとすごく思っていた。
(あくまで「ピアノ弾き語り」メインの作品として)

・なのでデモが完成した時点で、いつもよりピアノのメロディやフレーズを前もって完全に決めて、完全に再現できるようにめっちゃ練習してた。
(↑たぶんこれ普通の人はやってることかもだけど、私は譜面もないし、録音でもライヴでもその時の感じでいつも演奏している)

・メトロノームを使って、曲ごとのリズムの速さをきちっと決めたり、それに合わせて練習したのも初めてだった!(「ちゃんとする」をはじめてやってるなあ。。。)

・その「独立したピアノと歌」に必要最低限の楽器で色付けしてゆくようなイメージで各楽器のパートもアレンジしてもらった。

・初めて「エレキピアノ」を使って、オルガンなどでもレコーディングした。(もちろん生ピアノも使った)


【レコーディングメンバー&スタジオ】

・ppjという洋楽カバー企画で1枚ミニアルバムを一緒に創ってくれた神奈川の「ガンボスタジオ」川瀬さん。この作品以降ほぼ全ての作品作りを共にしてもらっている父的存在。
仕事が早くてやさしくて、めちゃくちゃ協力的で、最高のエンジニアさんです。

・パーカッショニスト見谷聡一(みたにん)との出会いの作品。「リズム」の素敵さと大事さを徹底的に教えてくれる、本当に教えるの上手なリズムの天使。
当初はドラムで作りたいと考えていたけれど、パーカッションの魅力をこの作品で知れてよかった。どんなことにも嫌がらずトライしてくれる柔軟さも最高。

・長年「知り合いのミュージシャン」だったギターさいとうりょうじともこの作品から密に関わるようになった。はじめは彼が何を言ってるのか全然わからなかったけど(多分向こうも)、
彼の性格的に分からないことも自分の本音で遠慮なくバンバン言えるので、「一緒に」創り上げてくれる感じが好き。今では私の言語が瞬時に伝わっている(気がする)

・トランペットの黄さんとはこれで4枚目の作品作り。録音時のフレーズと音色が、ほんとに素晴らしい。「シンプルさ」の追求にかけては右に出るものはいない気がする。


 初めましてに近い感覚のこのメンバーで、最初は不安もあったけれど、この5年少しずつ交流が増えて、それぞれの変化も含めて、いい仲間に出会えたなあと思う。
ピアノ、ギター、パーカッション、トランペット、という不思議な構成のバンドだけれど、「矢野絢子の音楽」でやりたいことを都度ゼロから組み立てるのが私にとってのアルバムづくりなので、
この時、この作品には、このメンバーでしか表現できなかった!!と今聴き直してもすごく思う。



【ジャケットポイント】

・これまでは「矢野絢子」が表紙だったが、ここから「絵」を表紙にしている。

・大好きな画家「足田メロウ」さんに様々な「道」の絵を描いてもらった中から選んだ。(ジャケ中もディスクも)

・「わたし!!」じゃなく「わたし、からたまたま生まれたおんがく!!」という作品への気持ちの変化かもしれない。



 結局すごく長くなってしまった・・・ww

 本当にひとつの作品に対して、小さな本が出来上がるくらい想いはあって。よく音楽家が作品を「子供」とか「自分の分身」とかいうけど、まさにそうなんだよね。
「ミチスガラ」は私にとってひとつの「次のステージへ」の第一歩。言い方を変えれば「背伸び」しているようにも思える。
イマイチ表現しきれなかったなと思う部分も多々あるし、もう少し歳を重ねることでもっとイメージ通り歌えるのでは?という曲もあるが、それはそれ。

 さあ、5年たって、どう表現できるのか!今度の配信が楽しみだ。

  それでは!シマフミと共に絢sRoomでお待ちしております💛

 

 

 

「絢’sRoom」アルバム巡りvol.11「ミチスガラ」

 

 

 

★今回の演奏曲目と絢s.Q(今私はこの曲に何を問いかける?)★


1  Air(2014年作)
絢s.Q~「全」でありながら「個」であり続けるには?~

2 ユラギ (2017年作)
絢s.Q~「時間」の正体はなに?どこからくる?~

3 ウソつきな2人 (2017年作)
絢s.Q~「ウソ」の中にしかない「ホント」ってなに?~

4 泣けない半月 (2017年作・曲 黄啓傑)
絢s.Q~「欠けている」と感じるのは何故?~

5 女ともだち (2017作)
絢s.Q~いちばん素顔をみせられる相手はだれ?~

6 悪人 (2017年作)
絢s.Q~「悪人」であることにどんなジャッジメントを持つ?~

7 日々之素直 (2016年作)
絢s.Q~「今日の私の素直なきもち」はなんだった?~

8 星月夜 (2015年作)
絢s.Q~「それ」を失って得るものはなに?~

9 波間のメロディ (2016年作・曲 黄啓傑) 
絢s.Q~「永遠」と「瞬間」の違いはなに?~

10 ディアカウボーイ (2017年作)
絢s.Q~「小さな声」しか届かない場所はどこ?~

11 風道 (2017年作)
絢s.Q~そこが道であると、決めるのはだれ?~

12 一本道 (2017年作・曲 黄啓傑)
絢s.Q~「私」だけの一本道は今どんな風景?~

13 すず (1997年作)
絢s.Q~生らない鈴の音はどんな音?~