こんにちは。

里親歴13年のじゅんこです。

我が家は現在8人家族。
夫、私、長男、次男、三男、双子の娘、そして委託中の里子いっ君。

いっ君はやんちゃ盛りのかわいい5歳の男の子。

もうすぐ我が家に来て3年になります。

そんな彼とのリアルな日常をお伝えしています。

 

いままで乳児院から自宅に来るまでを振り返ってきました。

 

乳児院でのマッチングは

ちょっとした事件はあったものの順調に進み

自宅で過ごすことにも慣れました。

 

この振り返りもいよいよ最終回のつもりでしたが

振り返るうちに当時の気持ちを思い出し

分量が多くなってしまいました。

 

今回はいっ君初自宅にお泊り編です。

 

次回こそ最終回です!

 

 

※前回までの話はこちらから読めます

 

 

第七段階::自宅にお泊り

 

とうとう最終段階です。

いっ君初めて二泊三日のお泊まりです。

自宅で過ごすことには慣れていたので

心配な事はありませんでした。

 

そんないっ君の一番の難関はお風呂でした。

一緒にお風呂に入るよう声をかけると

喜んでついてきました。

乳児院では水遊び大好き、お風呂大好きピンクハート

でも、私が洋服を脱ぎ始めると

あれ?固まってしまいました。

そして泣き出しました。

それまで、転んで痛がる以外で泣いたことはありません。

初めて私と一緒に入るお風呂に不安になったようです。

 

私は全裸になっていたので、

洋服を着たままのいっ君と一緒に

風呂に入りました。

「今日はお風呂には入らなくていいよ」

「私は体を洗うからそこで見ててね」

洗い場にいっ君を立たせて体を洗い始めました。

 

すると今度は

「お風呂入る~」

と泣き始めました。

はい。それなら入っていただきましょう。

いっ君無事入浴できました照れ

 

ちなにみ二日目のお風呂は最初から入る気満々。

お風呂用のおもちゃを楽しみにしていて

笑顔でのお風呂になりました。

 

 

いっ君が初めてのことが苦手なのは

知っていましたが

最初が肝心で、丁寧に関わる必要がある

と痛感した出来事でした。

 

その後は順調に過ぎ

夜はすぐに寝りについて平和な夜お月様

 

いっ君の寝顔を見ながら

いよいよ我が家での生活が始まる

と身が引き締まる思いだったことをよく覚えています。

 

 

最初で最後のお泊りは大きな問題はなく

無事に終了しました。

 

 

今回のマッチング中のお泊りは一度きり。

このようなケースはかなり珍しいと思います。

これには私の意向が影響していると思われます。

 

マッチング中は何度も乳児院、児童相談所と

話し合いや振り返りの場があります。

 

慎重に進めたい乳児院側。

マッチングの負担を減らしたいし、

子どもはすぐに慣れるんだから大丈夫!

というスタンスの私。

それを調整する児童相談所。

の構図でした。

 

泊まった後はいっ君の様子を見際めたいという

乳児院側の意向がありました。

最初は2回以上のお泊りの機会を

設けたいと話があったのですが、

私は一度で問題なければそれで十分だと主張しました。

 

子どもは頑張って新しい環境に慣れようとしているのに

いちいちリセットする必要が感じられず

かえってかわいそうに思えたのです。

 

話し合いの末、一回泊まってみて

必要があればもう一度設定するということになりました。

 

初外泊の次の日に児童相談所にて

関係者が集まり話し合いを行いました。

上記の通り問題なく過ごせたことで

3日後から里親委託となることが正式に決まりました。

 

うわ~!!

とうとういっ君との生活が始まります飛び出すハート

 

 

最終回は委託当日の話です。

 

 

 

※最終回はこちらから読めます