母親の退院の日の話だ
退院の日
母親を大学病院に迎えに行き
諸々を終わらせて
やれやれ。。。。
と、ヘロヘロになりながら
車を取りに行こうと歩いていた
前から来る白衣を着た医師がいる
疲れすぎて頭が回らないが
自分がかかっている形成外科の教授だという事は
すぐにわかった
「先生、こんにちは」
と、声をかけると
医師は愛想よく、
「あぁ、こんにちは」
と答えてくれる
ここで、しまった。。。。と思う
教授には患者が何人もいるだろう
山ほどと言ってもいいだろう
思わず、こんにちはと声をかけたが
絶対、こいつ誰だ?と思っているだろう。。。
一瞬にしてそんな事が頭を駆け巡るが
目の前の教授は
「あぁ、わかる、わかるよ」
と言ってくれる
─────
2年前に乳房摘出手術を受けたところが
電気メスで火傷して傷口の中が腐ってきていた
ガンのリンパ節への転移があったため
乳房再建手術は取りやめになったが
入院中は形成の教授と会うことが出来なかったので
退院後教授の診察に呼ばれ
診察で傷口の中が腐っていることがわかったり
その時の形成外科の診察の事を書いたブログはこちら
↓
https://ameblo.jp/junkiyoshiro/entry-12758932697.html
昨年の定期受診で
蕁麻疹を見つけてくれた医師もこの教授だった
その時のブログはこちら
↓
https://ameblo.jp/junkiyoshiro/entry-12832432189.html
ある意味。。。本当に命を助けてもらっているのはこの医師だと思っている
でも
乳房再建に関しては
今はもういいかな。。。という気持ちになっている
病気の手術は急いでやるものだが
乳房再建は
気が向いたらいつでも出来る手術だ
いつでも良いと言われると
できないものだ
いつか会おう、いつか行こうという約束が
永遠に実行されないのと同じ様に
いつかやろうという手術も
永遠に行なわれないのだ
でも
自分がやる、と決めた時点で
全てが動き出す
人生も同じだなとぼんやり思う