私の属しているキリスト教団は、フォレスト・ガンプの教団
ときどき「牧師さんの教会はどの教団に属しているのですか。」と、聞かれます。日本の方は、カトリックとプロテスタントと言う二大教派くらいしかご存じないことが多いので、「私の教団はフォースクエアと言います」などと答えても、分からない人がほとんどだと思います。ところが、実は、この教団の名前を聞いたことのある方は多いと思います。
1994年にアカデミー賞を取ったフォレスト・ガンプを見た方は多いと思いますが、フォレストがゴスペル聖歌隊で歌い、リッチになってから献金を送った黒人教会の名前が、フォースクエア・ゴスペル・チャーチでした。もちろん、そういう名前の教会がアラバマ州に実在するわけではありませんが、なぜうちの教団の名前を使ったかは、大体見当がつきます。スティーブ・マーティン主演の1979年のコメディー「天国から落ちた男」にもフォースクエア教会が出てくるのですが、多分同じ理由だと思います。
私たちの教団は、1920年代にできた教団で、当時、フォースクエアと言う言葉は、文字通りの「四角」と言う意味だけでなく、「確固とした、揺るぎのない、正直な、率直な」と言うような、健全なイメージのある言葉でした。しかし、だんだんそういう意味で使われなくなり、スクエアと言う言葉に、「堅苦しい、古臭い、保守的」と言う意味があるのも手伝って、ダサいと言うイメージが強くなってしまいました。ですから、あのフォレスト・ガンプが通った黒人教会のイメージにピッタリだったのだと思います。
実は、この映画は私の三男が一番好きな映画なのですが、フォレストのお母さんは、神様があなたに与えた人生の目的を見つけるように、と言い残して亡くなりました。映画の話ばかりしますが、1981年にアカデミー賞を取った「炎のランナー」で、主人公のエリック・リデルは、「神は私を速く走れるように創られた」と言って、オリンピックに出場してから、中国に宣教師として旅立ちました。その後、彼は日本軍の捕虜となり、1945年、戦争が終わる数ヶ月前、中国の捕虜収容所で亡くなりました。神があなたをどのように創られたかは、神があなたに何をしてもらいたいかを知るためのよいヒントになるでしょう。
しかし、自分がどのような人間であるかを知ることも大切ですが、神がどのような方であるかを知ることの方がもっと大切なのではないでしょうか。それが分からないで、どのようにして神があなたを創られた目的を知ることができるでしょう。神がどのような方であるかを知らないで、神が何を望んでおられるかを知ることができるはずはありません。
お祈りするふりをしていたら、おばさんの腰痛が治ってしまった
映画「奇蹟を呼ぶ男(1992年)」で、ペテン師の牧師が祈って、本当に奇蹟が起きてしまうという話がありましたが、私も似たような経験をしたことがあります。ある教会の礼拝の終わりに、病気の人のために祈ることになり、祈ってもらいたい人が何人か前に出ました。私は、礼拝後片付けなければならないものがあったので、1-2分遅れて祈るために前に行ったのですが、既に、全員それぞれ2-3人の人に祈ってもらっていました。一人の良く知っているおばさんが、二人の人に祈ってもらっていたのですが、私はそのおばさんの後ろに立って、背中に手を置きました。手を置くことに何か特別な効力があるわけではありませんが、人間には物理的な肉体がありますので、そのおばさんと何らかの物理的な接点を持ちたくて、特に意味もなく手を置いたのです。
おばさんの横に立っていたある牧師が、おばさんの病気が治るように祈っていたのですが、私はその祈りが気になりました。神に祈っていると言うよりも、何かそのおばさんに言い聞かせているような祈りだったのです。そのおばさんは、私の知っている限り健康で、何の具合が悪くなったのか知りませんでしたが、病気になったおばさんへの同情心を持って祈っていると言うよりも、何か自分の言いたいことをおばさんに教え聞かせているという感じだったのです。私はその変な祈りに気分を害し、その人が祈り終わるや否や、他の用事をするためにその場を立ち去りました。
数分後、誰かが、そのおばさんが私を探していると言うので、おばさんのところに戻りました。何の用だろうと思ったのですが、私はおばさんの話を聞いてびっくりしました。このおばさんは、その日、靴下も履けないほど腰が痛いのを我慢して、教会に来たのだそうです。ところが、祈ってもらっているときに、誰かが自分の背中に手を置いて間もなく、その手から何か熱いものが伝わってきて、腰の痛みがさっと消えたと言うのです。自分の背中に手をおいた人が私だったと言うことを後で周りの人に聞いて、それで私を探していたらしいのです。
自慢ではありませんが、私は、病気の人のために祈って、時間をかけてではなく、瞬間的に治ったなどと言うことは一度もありませんでした。それどころか、実は、私は祈ってさえもいなかったのです。この牧師はもう少し普通の祈り方ができないものかと、いらいらしていただけなのです。それでも、神は、どういうわけか、私の手を通して、このおばさんを治しました。まるで、神が誰をどのように用いるかは、神が決めることであって、神に用いられたからといって自慢することはできないと言わんばかりです。
あなたの祈りも聞かれるかもしれませんよ。試してみてください。
ハワイの結婚式情報(式場、牧師、ドレス、写真やビデオ、指輪、チップ、誓約書などなど)
式場
式場には、基本的に3種類あります。教会、結婚式場、ビーチや公園などです。アメリカ人は結婚式にお金をかけない人が多いので、ビーチや公園でする人は多くいます。教会のように見えても、日曜日の朝に結婚式をしているところは、元々教会だった建物を結婚式の会社が買ったか、あるいは土曜日に礼拝をしているセブンスデー・アドベンティストと言う教団の教会です。前者の場合は毎日結婚式をしていますが、後者であれば土曜日はしていません。
雑誌などで式場の写真を見ても、実際とはずいぶん印象が異なります。一度下見に来るのもよいでしょう。特に安い式場や教会は、写真写りは良くても、来て見てがっかりと言うことも多いと思います。外観や内装だけではなく、周囲の騒音なども気をつけたほうが良いでしょう。ハワイの教会は気候が暖かくて窓が大きいことが多いので、交通量が多い通りに面している教会は、ちょっとうるさいかもしれません。近くに救急病院や警察署がある場合も要注意です。結婚式場は、通常、空調がありますが、教会はほとんどの場合ありません。古い由緒ある教会には、ヨーロッパの伝統的なタイプと、ハワイ風のものがあります。前者は、後者に比べて暑いかもしれません。
教会は、ウェディングの会社と独占契約をしていることもありますが、誰でも個人的に頼めるところもあります。私が司式をしているカワイアハオ教会もその一つです。会社を通さないで、個人的になさりたい方は、ご連絡していただければ私が手配します。
牧師
ごく一部の教会を除いて、牧師はウェディングの会社が手配をしています。米国では、日本と違い、結婚式自体に法的な意味がありますので、司式をするには州からの免許が必要です。結婚式をしている多くの牧師は、法律的には結婚式をする免許を持っていても、いわゆる本当の牧師ではありません。米国では、簡単に宗教法人を作ることができます。これは、小さな教団や宗教を平等に扱うために必要なことですが、そのため、誰でも簡単に宗教法人を作ったり、牧師になったり、結婚式をする免許を取ったりすることができます。日本人の結婚式は、ハワイ州に届けるわけではありませんので、免許を持った人に司式をしてもらう必要はありませんが、司式のアルバイトをしている人は、アメリカ人の司式もしていますので、ほとんどがこの免許を持っています。ですから、結婚式の会社は、免許を持っているのだから本物の牧師だと言うかもしれませんが、実質的にはそうではありません。日本と違って、司式料がとても安いので、アルバイトで司式をしている人が多いわけです。カワイアハオ教会は、教会が牧師を手配している数少ない教会の一つですので、司式をしているのは、本物の牧師です。
ちなみに、日本人の結婚式でも、ハワイ州に届けることはできます。役所に行ったりしなければなりませんので、ちょっと厄介ですが、最近は法律が変わって、以前ほど難しくなくなったので、届ける日本人の方も時々います。
牧師に関してついでに書いておきますが、アメリカでは、牧師の人種を指定することはできません。時々、せっかくアメリカで式を挙げるのだからアメリカ人にしてもらいたいと言うカップルもいらっしゃるそうですが、これは法律上できません。しかし、逆に、不安なので日本語を話せる牧師を頼みたいというのは違法ではありません。アメリカ人でも日本語の話せる人はいますので、これは人種の問題ではなく、その人の能力の問題だからです。
ドレス
ドレスは、少し長めに作ってあります。背の高い人でない限り、つまずかないように前を持たなければなりません。ところが、二人で並んだときの内側の手は腕を組みますので、外側の手でブーケとドレスの両方を持つことになります。ブーケは生花ですので、特にバラなどはかなりの重さがあります。その上、手袋はよくすべるので、両方を片手で持つのは大変です。特にネイルをつける場合は気をつけてください。ネイルをつけた手でブーケとドレスを持つと、ネイルが落ちることがよくあります。
ベールは、式を始める前からあげておいてもかまいません。普通はベールをして、キスのときに上げるものですが、ベールがあると写真で顔が良く見えないことを気にして、しない人もいます。しかし、キスをした後も写真はたくさんとりますので、特に気にする必要はないと思います。髪の毛につけるアクセサリーによっては、ベールをあげるときに引っかかることがよくあります。ちなみに、時々ほっぺたやおでこにキスをする人がいますが、基本的には唇にするものです。もちろん、お二人の結婚式ですから、お二人の自由ですが・・・。
メイクの方に付き添ってもらう花嫁さんは、そう多くはいませんが、式のときに泣いてしまいそうな花嫁さんは、頼む価値があるかもしれません。ほとんどの場合、式場にはティシューが用意してあります。
花嫁さん以外の服装
ハワイですので、正装する必要はありません。でも、屋外でするのでない限り、サングラスはやめた方がいいですね。タキシードを着ない花婿さんも時々います。タキシードを着る場合は、通常、白い手袋を持ちますが、なくてもかまいません。
写真やビデオ
式中は、参列者が写真やビデオを取ることはできません。アメリカの普通の結婚式ではそんなことはないのですが、これは写真やビデオでお金をもうけようというウェディングの会社の考えだと思います。しかし、彼らにも言い分がないわけではありません。例えば、ビデオを頼んでいないカップルのために、参列者の方に撮ってもらうのを許可していた教会がありました。ところが、撮影している人が、テープか電池がなくなったと言って、交換のために式を止めたことがあったそうで、それからその教会でも許可しないことにしたそうです。頼まれたほうは、ちゃんと撮らないといけないと言う義務感からそうしたのかもしれませんが、式を途中で止められたカップルは、さぞや驚いたことでしょう。
式の前後は撮ってもかまいません。しかし、プロの方も取っていますので、その邪魔にならないように気をつけてください。プロのカメラマンの中には、いちいち参列者の方に写真の中に入らないように注意する人もいますが、しない人もいます。リハーサル中は、指輪の交換など、アップの写真を撮ることが多いのですが、写真を取っている参列者の方が背景に写っていると、リハーサル中に撮ったものだと言うことがすぐに分かってしまいます。カメラマンの後ろか横から撮ると、その心配はありません。一度、ビデオを縦にして撮っているお母さんがいましたが、写真と違ってテレビは縦にはできませんので、後でそのビデオを見た人は、きっとみんなで大笑いしたのではないでしょうか。
指輪
旅行中は手足がむくれるものです。ですから、ちょっときついかなと感じる指輪を買ってしまうと、指輪の交換にずいぶん時間がかかってしまい、時には、なかなか入らなくて、後で、自分で奥まで入れなければならないと言うこともあります。もっと困るのは、最初から指輪をはめてきたり、リハーサルのときに指輪をはめたりして、それが外れなくなることがありますので、気をつけてください。私の経験からも言えることですが、結婚して何年か経つと、だんだん太ってきますので、指輪のサイズはあまりきつくないほうがよいかもしれません。
チップ
アメリカでは、通常、結婚式に関わってくれた人にチップをあげます。しかし、日本人の結婚式の場合は、チップ込みの値段だと言う説明を受けることも多いと思います。チップ込みの値段などと言うものはありませんが、日本人の結婚式では誰もチップを期待している人はいませんので、する必要はありません。でも、する場合は、$10-20くらいが適当かと思います。$5だと、少ないとは感じるかもしれませんが、それで憤慨する人はいないでしょう。しかし、$1のチップは、しないほうがいいと思います。安いレストランや、ホテルで荷物を運んでくれた人に$1あげるのはかまいませんが、結婚式では、もらった人が気分を害するかもしれません。また、あげる場合は、関係者全員にあげてください。例えば、カメラマンのいる前で、付き添いの人にだけあげるというようなことは、避けたほうがよいでしょう。
タクシー
ある参列者の方が、この教会は参列者がタクシーで行くことを禁じているので、リムジンで行ってくださいとウェディングの会社に言われたそうで、なぜなのか説明を求められたことがあります。そんなことを禁じている教会があるとは思えませんので、これも、リムジンを頼んでもらうことによってマージンを取ろうという会社の案だと思います。しかし、アメリカのタクシーは、日本のタクシーほど信頼しないほうが良いと思います。英語が話せない運転手が多く、教会の名前を言っただけでは、その教会がどこにあるのか知らないこともあると思います。実際、参列者の方が間違って別の教会に連れて行かれたということは、私も経験したことがあります。教会の住所をはっきり伝え、自信がなければ、ホテルの方に頼んで、運転手に行き先を指示してもらってください。
体調
せっかくの結婚式ですので、体調が悪ければ、会社の方とよく相談をしてください。よほど忙しい時期でない限り、延期することは可能ですが、それが原因で超過料金を取られるかどうかは、会社に聞いてみてください。腹痛を我慢していた花婿さんが、式中に下痢をしてしまい、タキシードを汚してしまったという話を聞いたことがあります。我慢するのもほどほどにしたほうがよいでしょう。
犯罪歴
アメリカはビザなしで入ることができますが、その代わり、犯罪歴のある方は、ホノルル空港まで来て初めて入国できないことが分かると言うことがあります。花婿さんに犯罪歴があって、入国できず、花嫁さんだけで結婚式をしたという話を聞いたことがあります。誓いの言葉は、携帯電話で交わしたそうです。特に麻薬関係の犯罪歴は入国が厳しいので、旅行社の方に相談してください。入国できるかどうかはっきりしない場合は、観光ビザを取ることもできます。
誓約書
誓約書は、二人の思い出のためのものですので、自分の好きにすれば良いのですが、いくつか気がつくことを書いておきましょう。ほとんどの教会で使っている誓約書は、カップルと、証人二人と、牧師がサインをするようになっています。誓約書自体は英語ですが、サインは漢字でもかまいません。お二人はローマ字でサインができても、証人はできないかもしれませんので、ローマ字で統一することは難しいかもしれません。証人は、結婚式に参加した人であれば、誰でもかまいません。特にこの二人にしてほしいと言う方がいらっしゃったら、リハーサル中に付き添いの方に伝えてください。特にない場合は、通常、ご両家の代表にお一人ずつ、間柄の近い方にサインしてもらいます
ローマ字のサインは、通常フルネームでサインします。観光名所の落書きではありませんので、名前だけ書くということはありません。ブロック体でもかまいませんが、普通サインと言うのは筆記体でするものです。これは単に私の好みですが、書きなれないブロック体のサインは、あまり体裁が良いとは言えません。もちろん私のように、日本人でも漢字が下手なのでローマ字でごまかすと言うのは、一つの手かもしれませんね。
他にもいろいろあると思いますが、ご質問のある方は、遠慮なくどうぞ。皆さんの結婚式が、よい思い出になることを願っています。