おはようございます。布施淳です。
日々、なんとなく使っている言葉も、実はその意味を良く理解していない、ということがあります。
先日「 critical thinking 」という言葉を再考する機会がありました。日本語訳は「批判的思考」となることが多いです。
この言葉も、なんとなく使ったりしますが、良くわかっていないものの1つです。
「批判」というと、否定する、非難する、反対する、攻撃する、というネガティブなイメージがあるように思います。「批判的思考」とは、そのようなネガティブな、攻撃的な思考かと考えてしまうこともあろうかと思います(自分はなんとなくそう感じていました)。
スーパー大辞林では、
クリティカル critical(形動)
① 検討を加え,評価するさま。批判的。「―な態度をとる」
② きわめて危ない状態であるさま。危機に瀕しているさま。重大な。危機的。「―な局面を迎える」
「critical thinking」には、この①の「検討を加え、評価するさま。」がより合致する意味合いでしょうか。
でも「批判的思考」という訳がスタンダードです。そして、その「批判」という言葉も、奥深いようです。
Wikipediaによると、
批:事実を突き合わせる
判:見分け定める
であり、「批判」という言葉は、本来否定や非難という意味を持たないそうです。目から鱗です。
ただし、「批判」の定義も論者によって様々、という記載もあります。
そのwikipediaによると、批判的思考のガイドラインなるものが記載されています。へえ。
Wadeら
Lefton
- 利用可能なもの、最初の思いついた答えに固執しない。
- あまりに早く一般化しない。
- 楽な解決に固執しない。
- 最初の答えに合致するような決定に固執しない。
- 一部の利用可能なアイデアや前提の検討だけに終始しない。
- 感情的にならない。
- もともともっている考えに固執せずに、オープンになること。
確かに、「批判」に抱きがちな、否定する、非難する、反対する、攻撃する、というネガティブなイメージは全く感じられません。
手元にあった積ん読本(笑)
- クリティカルシンキング (入門篇)/北大路書房

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にも記載ありました。
「クリティカル(批判的)には、しばしば、人の主張あるいは作品の欠点や不備をあら捜ししてけなすというニュアンスが含まれるのだが、もともとはそういう意味ではない」(引用)
買った本は読まなきゃですねー笑。
「批判的思考」は自分なりには、「思い込みや、バイアスに影響されず、ゼロベースで、より客観的に考える」ということと理解しました。
前回のblog記事「代替医療をバッサリ!」で触れた
- 代替医療解剖 (新潮文庫)/新潮社

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も、代替医療に対し「批判的思考」を駆使していると言えます。決して、非難しているということではありませんよね。




