昨日の日経新聞の電子版、『マクドナルド、落日のバーガー帝国』を読むと、なんか私のブログをそのままパクったのかと思えるような記事でした。
最初にチポトレやシェイクシャックの新興勢力を紹介して、最後に成功しているフランスのマクドナルドについて紹介していました。
この日経の記事以前に書いた私のブログ記事:
『マクドナルドは復活できるのか?』
http://ameblo.jp/junebugmaymolly/entry-11984289558.html
『フランスのマクドナルドは絶好調!』
http://ameblo.jp/junebugmaymolly/entry-11985593465.html
まあ、日経新聞が参考にするのはいいけど・・・
さて、もし私がマクドナルド・ジャパンの社長だったら、健康志向の人が増えているのに新メニューとして2種類のコロッケバーガーなんか発売しません。
私ならビジネスモデルを変換します。効率一辺倒のシステムでは、消費者の支持を得られない時代になったと言えます。そこで、今の中央集中型の食材供給システムを地域に分散させます。
既存のハンバーガーなどのメニューに関しては、当面現在の中央集中型の食材供給システムでいきます。
今後の付加価値を高めた新メニューの食材は地域の食材供給センターから提供するのです。
小さな子供を持つお母さんたちから「もっと野菜がほしい」という声が多く挙がっていると聞きます。新鮮な野菜の供給は、鮮度保持および供給量の面で中央集中型だと難しいと思います。野菜メニューや付加価値の高い地元密着メニューを開発するのには、食材供給センターを地域ごとに置くほうがいいと思います。
マクドナルドの既存の調理設備を考えるとそんなにレパートリーは増やせないかもしれませんが、私なら次のようなメニューを提供します。
(1) フリフリマックサラダ
ポットサラダのように野菜を透明なカップに入れて、ドレッシングを混ぜて振って、フリフリして食べるサラダ。
(2) ホットマックべジ
無水調理(栄養素が壊れにくい)した温野菜でビタミンやミネラルたっぷりの栄養補給。
(3) コールドマックべジスープ
ポテトやコーンのコールドポタージュ。冬場はホットでも。
そのほか地元の牛肉(但馬牛、近江牛、飛騨牛など)、豚肉(地元のブランド豚)、鶏肉(地元産)を使った地域限定メニューなども考えられます。
私が言いたいのは、小手先の新メニューではマクドナルドの復活はないということです。
今までの、”効率第一”、”接客のマニュアル通りやれ”では難しいでしょう。
しがらみを断ち切れるリーダーが必要です。
ポットサラダ(フリー画像より)。