日本はこれほどの劣等国家だった 森氏の女性蔑視発言
■森喜朗会長、釈明会見も質問にいら立ち「面白おかしくしたいんだろ」【会見詳報】2021年2月4日 18時17分 東京新聞会見する東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(代表撮影) 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は4日、記者会見を開き、「オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な表現だったと認識しており、深く反省している。発言を撤回したい。不愉快な思いをされた皆さまにはお詫びを申し上げたい」と謝罪した。https://www.tokyo-np.co.jp/article/84058■田村淳さん聖火リレー辞退 森喜朗会長発言に「理解不能」 お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さん(47)は3日、動画投稿サイト「ユーチューブ」の公式チャンネルで、東京五輪の聖火リレーのランナーを辞退すると発表した。田村さんは愛知県犬山市を走る予定だった。https://www.sanyonews.jp/article/1096844■森喜朗さん「女性差別」発言は劣等国家の証明だ 元総理大臣だった森喜朗さんの「女性差別」発言が多いに話題になっている。その日のうちに世界のニュースになり、こんな国でオリンピックができるのかという、批判的な意見が溢れている。 また国内でも批判噴出で、東京都庁には「こんな人の元でのオリンピックにボランティアはやりたくない」という、ボランティア辞退の電話が鳴り続けているそうだ。それに「怒りの声」の電話に都庁の職員も対応し切れないほどだそうだ。 メディアも「女性蔑視」の発言だと報道し、翌日には森氏も「反省した。昨日の発言は取り消す。」として記者会見で表明した。 だが、委員長の辞任は考えていないとのこと。自分のことを「粗大ごみだと考えている人がいたら、吐き出せばいい」と、開き直っている。 IOCのバッハ氏も「森氏は、発言を取り消して謝罪したからいいだろう」という趣旨の意思表示だ。 まったくもって、劣等国家そのものではないか。 だが、多くの報道は「女性蔑視」の視点からしか報道されていない。また批判もその点のみだ。 よく考えてみると、実はもっと深刻なのは森氏の女性蔑視の姿勢だけではない。 日本の男社会は、自由に発言しない、あるいはできない社会だということを暗に表してしまったということだろう。 あのような老獪なジジイがいて、会議をやったら、発言などだれもしないものだ。集まった衆は、イエスマンだけの集まりか、たんなる奴隷達かなのだ。 間違ってひとことでも口を開いたら、あとでどんな仕打ちをされるか分からない。 たまたまJOCには25人の委員中に5人の女性がいた。女性達は優れて自由な人たちだったのだろう。意見を述べる人がいて、森氏のようなジジイにはたまらなく嫌だったのだろう。 それが、今回の「女性がいると会議が長くなる」などのバカ発言に繋がったのだ。 女性を否定しても、劣化した男社会だということに変わりはない。結局、森氏のような親分のいるところには意見を言うような子分はいないのだ。だから、権力を持ったら、いつまででも居座っていられるのだ。クズのような男社会だ。 今回のことでも、森氏は奥さんや娘さんやお孫さんに「謝りなさい」と諭されて、翌日の「前言取り消し」記者会見となったようである。 つまりJOCにもIOCにも自民党にも、あるいはオリンピック開催委員会の委員にも諭してくれる「意見」を言ってくれるような男はいなかったのだ。 なんとも情けない話である。 森氏のクズっぷりも凄いが、意見を言えない周囲の男どものクズっぷりも凄いということになる。 ■老醜をさらすのは、もうやめたら 森氏に関しては、老醜をもう晒すのはお辞めなさい、と言っておく。 83歳だそうだ。容姿容貌はその人の人生を表すという。総理大臣だったというスタンスから一歩も出ず、どう見ても老醜を晒しているとしか見えないのは気の毒というよりも、見苦しい。■ロンブー氏の聖火ランナー辞退 芸人ロンドンブーツの田村氏が「聖火ランナー」のボランティアを辞退したそうだ。 森氏の「人との接触を避けるためにランナーは田んぼの中を走ればいい」という発言を「理解できない」として、辞退宣言をした。 今回の「女性蔑視」発言の取り消し謝罪会見を聞いても、ロンブー田村氏の決意は変わらないそうだ。■コロナがどうであれ、なにが何でも開催する これが、森氏の決意である。 コロナがどうであれ、国民がどうであれ、世界がどうであれ、何が何でも東京オリンピックはやる。 こんなにとんでもなく「情けない国」に私たちは生きているのである。*