400年ぶりの「木星」「土星」最接近にちなんで ホルストを聴こう!
■ホルスト作曲「惑星」より「木星」木星 Wikipediaオーケストラ版冨田勲 シンセサイザー編曲版■ホルストの「惑星」 ホルストはイギリスの作曲家。「惑星」組曲が生涯の代表作となった。グスタフ・ホルスト Wikipedia1874年にイギリスのチェトナムに生まれ1934年にイギリスのロンドンで亡くなっている。神秘的な作風で知られる。わずか59年の生涯だった。 1920年に作曲された「惑星」は、7楽章から成る大編成の管弦楽のために書かれた組曲で、最後の「海王星」では舞台裏に配置された女声合唱が使われる。占星術から着想を得て書かれたと言われている作品である。 ホルストの作品に「冥王星」は無い。作曲されたのが「水星」「金星」「火星」「木星」「土星」「天王星」「海王星」の7曲である。 冥王星は作曲されていないのだが、実はホルストがこの組曲を作曲していた当時、「冥王星」は発見されていなかった。太陽系の9つ目の惑星として冥王星が発見されたのが1930年。だから、作られなかったのだが、その後「冥王星」は惑星ではないとして「惑星」から外されてしまった。 冥王星が惑星から外されることになった理由は、20世紀の天文学の発展から、太陽系には約10,000個もの小惑星があり、冥王星はそれらの小惑星レベルだったためだと言われている。 いずれにしてもホルストは冥王星を作曲しなかったし、いまでは冥王星は太陽系の惑星には含まれていない(国際天文学学会)。 7つの曲はそれぞれ魅力的なのだが、今年の天体ショー「木星と土星の最接近」にちなんで、音楽を聴いて見よう。 なかでも「木星」は、たいへん壮大で、しかもイギリス的だと言われて人気がある。中間部の朗々としたメロディがイギリス民謡のようだということが人気の理由らしい。 ホルストは占星術からヒントを得て作曲をしているとのことで全体に神秘的な雰囲気が目立つが、木星は非常におおらかで、ギリシャ神話のジュピター神が活躍している様子を描いたように生き生きとした音楽である。 メロディも分かりやすく一度聴いたら忘れられない。 ぜひ、この音楽に耳を傾けて、壮大な宇宙の出来事に思いを巡らして欲しいと思う。*