【通学路41】芳賀小学校
朝、出発時には太陽が出ていなかったが、子ども達の登校時間になると陽射しが出てきた。今朝は郡山駅の東側にある芳賀小学校の通学路の状況確認を行った。
学校の東には阿武隈川、西には東部幹線道路がそれぞれ南北に走る。
*阿武隈川(行合橋から南を撮影)

*東部幹線道路(芳賀一丁目付近から南を撮影)
東南の大平地区の高台からは市街地が一望できる。
西にある芳賀池公園は見晴しが良く、住宅街のオアシスをいった感だ。ビッグアイも見える。
...芳賀小学校は1894(明治27)年に小原田小学校(当時、尋常小学校)の分教場として開かれ、1928(昭和3)年から芳賀小学校(当時、尋常小学校)になったという。今年100名の一年生を迎え、全校児童は640名と大きな小学校だ。*出処:芳賀小学校HP 「芳賀小学校の歴史 」
市による通学路の合同点検は実施されていないが、2つの危険箇所が指摘され、1箇所が対策済みとなっている。*参考:郡山市HP 「危険箇所図 」 「対策一覧表 (写真 )」
...危険箇所の少なさは歩道が整備されている事と関連しているかもしれない。
東部幹線と県道65号(小野郡山)線が交わる方八町一丁目交差点。早朝から多くの車両が行き交っていた。
県道65号線は大型車両も通過するが、ガードレールのある歩道が続く。

県道から学校の正門前を抜ける市道にも、幅広の縁石歩道がある。
学校の西、芳賀沼公園から学校に向かう市道しも幅広の縁石歩道。生活道路で、私がいる間の交通量は少なかった。
校舎の東、敷地に設置た道路は、来週の月曜日(6月29日)から時間帯通行禁止(7:00~8:00)になる。子ども達の送迎車が停止し、後続車が詰まったり、その脇を別の車両が通り抜けるなど危険が多く、警察など関係者で取り決めたという。

*参考:芳賀小学校HP 「車両通行禁止のお知らせ (PDF)」
...学区の南東には東北電力郡山変電所がある。県道65号線と変則交差した県道73号(二本松金屋)線が変電所前で分岐し、県道297号(斉藤下行合)線になり、三春町に抜けている。この県道297号線は坂になっているが、頂上付近が狭く危険箇所(番号2)に指摘されている。
この付近はカーブで狭く、路側帯は狭い。10トンダンプなどの大型車両も通るため危険だ。現在、県中建設事務所が事業主となって拡張工事を行っている。
この区間を超えても、状況はあまり変わらない。人の歩くスペースなどない路側帯を子ども達は歩いて行く。
県道65号線交差点の信号待ちで渋滞すると、自転車は通り抜けられない。
せめて片側だけでも歩道整備か路側帯拡張工事をすべき箇所だ。
...県道65号線は、両側に幅広の縁石歩道が整備されている。
また歩道と車道外側線の間のスペースも広いため、自転車がそこを走る事ができる。短い時間ではあったが、私がいる間に見かけた自転車は、逆走車もあったが、すべて歩道を避けて通行していた。
...もう一つの危険箇所(番号1)は、学校からほど真東に伸びる市道(横塚六丁目11号線)だ。県道65号線と交差する内環状線への抜け道として交通量が増えているようだ。
路側帯がカラー化されて対策済みとなっているが、芳賀小学校の子ども達ばかりでなく、第四中学校の生徒までも反対側の路側帯を歩いていた。
この路側帯のカラー化は下校を意識して施したようだが、両側をカラー化するか、登校と通勤時間帯が重なる朝を考え右側のカラー化が必要だったのではと思った。
...学校の北側は、住宅街の中の道だ。学校付近以外は歩道はない。
その中でも、この学校の東側に抜ける道は交通量が格段に多い。内環状線を経由して県道65号線に抜ける車が多いからだ。
ちょうど登校時間に合わせるかのように車両も多くなる。
しばらくの間、子ども達も車も途切れる事がない。
このため、東門の前の横断歩道には保護者の方が二人、立哨・誘導されていた。学校側には幅広の縁石歩道が整備されているが、反対側は区画線の消えかかった路側帯だけだ。
この市道は、子ども達と車両の多さを考えれば歩道未整備区間の路側帯をカラー化するなどの対策が必要だと思う。
ちなみに、この市道は北の美術館通りと県道65号線を結んでいるが、その中間点には信号機がある。
この交差点の角が待機場所として切り取られている。これによって見通しが良くなり、巻き込みのリスクも軽減されるのではないだろうか。
...芳賀小学校の登校風景で印象的だったのは「児童立哨」。
毎週火曜日と木曜日に正門と西門で先生と保護者の方に混じり、登校してくる仲間達を旗を持って誘導するという。今日は、偶然にもその日だった。
立哨する児童は、時折先生に何かを訪ねながら、休みなく旗を広げ“仕事”を全うしていた。
学校の直近に交通量が少ない場所があるという条件でこの取り組みが実現していると思われるが、よい取組みだと思った。
【通学路40】東芳小学校
朝、起きると強い陽射しが照りつけていた。“夏空”は嬉しいが、梅雨入り前となると複雑だ。今朝は市内の東部地区、安原町にある東芳小学校の通学路の状況確認を行った。
内環状線、静御前通り、麓山通り、さくら通りと走り、大町、冨久山町久保田を自転車で抜けて阿久津橋に到着。ビッグパレットが逢瀬川と阿武隈川の水面に映り、美しい光景だった。
出発から約40分で東芳小学校に到着。鉄筋2階建て、小高い丘にある。
校舎北北側の市道からは水田を通して市街地が一望できた。

体育館横の市道からは丘陵地帯を縫うように、阿久津町の畑や酪農施設が見える。
...東芳小学校は1883(明治16)年に安原小学校として創設され、1890(明治23)年に現在地に移築、1955(昭和30)年に所在自治体であった巌江村の一部が郡山市と合併したのを機に「東芳小学校」と改称されたという。*出処:東芳小学校HP 「校長あいさつ 」 「沿革 」
阿久津町、安原町、横川町、蒲倉町、あぶくま台、そして下白岩町の一部など旧田村郡巌(岩)江村の西側にあった地区が学区となっている。今年9名の一年生を迎え、総児童数は95名という小規模校だ。
市による通学路の合同点検は2回行われており、6ヶの危険箇所が指摘され一部対策済みとなっている。*参考:郡山市HP:「通学路の合同点検(2013年11月26日 )(2014年11月6日 )」 「危険箇所図 」 「対策一覧表 」
子ども達は団地内の区画された道路や自然に囲まれた道を歩き、学校に向ってゆく。

...子ども達の多くがあぶくま台の中を通りぬける市道あぶくま台二丁目宮ノ後線を通る。
始発着のバス停「あぶくま台」があるロータリーが危険箇所(番号3)に指摘されている。「横断者注意の路面標示」が対策案として挙がっている。
見通しは悪く、子ども達は注意が必要。
但し、抜け道ではないためか車の多くはスピード控え目で、子ども達は車道にはみ出ず登校すれば、一定の安全は確保されるのではないかと思った。
この交差点を過ぎると、歩道はなく路側帯もほどんどない。
途中から地元の交通安全員(見守り隊)の方が集団登校に付き添い、一緒に歩いていた。
途中、安原・横川地区からやってくる子ども達が通るT字路がある。
見通しが悪いため、交通安全員(見守り隊)の方が立哨・誘導されていた。
路側帯は狭いが、車がそれほど多くなく、スピード控え目ということもあり、子ども達は明るい表情で歩いていた。
学校に近づくと三叉路があり、子ども達は右の道に入ってゆく。
ここは危険箇所(番号2)に指摘されていて、校長先生が立哨・誘導されていた。
...学校の北側。阿久津町の様子。
県道57号(郡山大越)線と県道73号(二本松金屋)線の交差点が危険箇所(番号1)に指摘されている。 *東を背に撮影

交通量は多いが、四辺に歩道があり、歩行者用の信号機もある。対策案が挙がっていない。*北を背に撮影

この交差点を進むと、緩やかな坂が続く。

坂の頂付近で左の道に入ると目の前に小学校が見える。県道73号は右に向かい下っている。
...この県道の先には、安原・横川地区の子ども達の通学路で、危険箇所(番号6)に指摘されているカーブがある。

*子ども達が登校する方向(南を背)から撮影
歩道は無く、路側帯も狭い。“車道と歩道の区別がなく危険”と指摘されている。
このカーブを超えるても状況は変わらず、路側帯は狭い。減速を促す路面標示はあった。田んぼの状況を見ると、この部分は歩道が設置されるのではないだろうか。
この県道の手前、美術館通りを超えた横川地区に危険箇所(番号5)に指摘されているカーブがある。
見通しが悪く“歩道、ガードレールがない”との指摘があるが、どうやら子ども達は左の側道を進み、阿武隈川沿いを歩くようだ。
阿武隈川の堤防を通る遊歩道。安全で見晴らしが良い。
...危険箇所(番号4)はあぶくま台の東、蒲倉地区にある。
坂道でカーブしており、見通しが悪い。対策案は挙がっていないが、夕方の日暮れが早い時期は心配な箇所だ。後日、改めて状況を確認したいと思った。
...危険箇所(番号2)の三叉路で立哨・誘導されていた校長先生は、最後の子ども達に付き添い、学校に向かっていった。
現場までは5分程度だが、毎日の事。様々な業務を抱えた中での立哨誘導、頭が下がった。
【通学路39】穂積小学校
今朝も曇り空。私は三穂田町に向い、昨日訪れた三和小学校の手前にある穂積小学校で通学路の状況を確認した。
学校の南には「宇奈己呂和気神社」がある。
うっそうとした木々に囲まれた重厚感のある神社だ。小学校を含めたこの地の地名が「八幡」である事も頷ける。
創建は欽明天皇の世、550年ともいわれており、延喜式内名神大社の一つに名を連ねていた。延喜式内名神大社は、県内では都都古和気神社
(棚倉町)、伊佐須美神社
(会津美里町)と三社ある。

南には一直線に伸びる安積疎水の水橋。開成山公園のモニュメントと同じ構造。

“米どころ郡山”の歴史を象徴する光景。その美しさにしばらく見入った。*参考:安積疎水土地改良区 http://www.asakasosui.jp/
大谷地区の水田。北西に位置する猪苗代湖の水が、この素晴らしい田園風景を作り出している。
...穂積小学校は、「大谷「山口」「駒屋」「八幡」「野田」5村が1889(明治22)年が合併してできた穂積村に名の由来がある。1873年(明治6)年開校した駒屋小学校を起源に持ち、現在地には1932(昭和7)年に移ったという。総児童数は82名の小規模校だ。*出処:穂積小学校 「学校長よりご挨拶 」 「沿革史 」
市による通学路の合同点検は済んでおり、8つの危険箇所が指摘され、一部対策が済んでいる。*参考:郡山市HP:「通学路の合同点検(2014年1月27日
)」 「危険箇所図
」 「対策一覧表
(写真
)」
校舎を接し南北に走る市道(八幡片平線)は、交通量は多いが、ほとんどの車両がスピードを落としてくれるという。

*校門前の市道。この登り坂の途中に玄関がある。
...南の通学路。
県道47号(郡山長沼)線の左(西)側を歩く事になる。昨日の三和小学校でも触れたが、今朝もこの道路をトラックなどの大型車両が通過することはなかった。時にスピードを出す車をみかけたが、スピードはそこそこに、軽自動車が多かった。
この場所は危険箇所(番号1)に指摘されている。坂でカーブという見通しが悪い状態で横断には支障がある。対策は未定となっているが、頂の前後に注意喚起を促す路面標示などが必要だと思った。
この頂付近には中央図書館三穂田分館がある。
通学路となる歩道は、狭い縁石歩道だが、歩道面が高く、子ども達は端を一列になって歩いていた。
この坂を超えると下り坂で、再び右に曲がるカーブとなる。危険箇所(番号2)に指摘されている。区画線が引かれ、対策済みとなっている。
この箇所の前後は幅の広い縁石歩道が左(西)側に整備されており、見通しは改善されている。
この区間になると、多少の列の乱れと伴いながら、子ども達は前を向いて真正面に見える学校目指して歩いていた。
多田野川に架かる川中橋は緩やかなカーブとなっているが、幅の広い歩道が整備されていた。
...北の通学路。大谷地区になる。県道295号(芦ノ口大槻)線に2つの危険箇所がある。
危険箇所(番号6)、前田にあるカーブ。この場所で道幅が狭くなり、住宅の間を抜けてゆくため見通しも悪い。私がいた短時間の中でも、スピードを出す車が多く見られた。

カーブを抜けた箇所は「区画線」「路肩拡張」などの対策が施されている。このカーブは道に住宅が接しているため、対策「カーブの全面カラー化」等でドライバーに減速を促す対策が必要なのではないだろうか。
危険箇所(番号8)。県道295号と穂積小学校の前を抜ける市道がつながるT字路。双方とも直線で、スピードを出してしまうのだろう。
県道側に「減速標示」や「減速標識(大型)」が必要なのではないかと思った。
このT字路を左折し、しばらく進むと危険箇所(番号7)がある。
見通しの良い十字路で、直線の大谷農道と交わる。

農道側に一時停止標識があるが、見通しが良いため減速だけで済ませる可能性も否定できない。
通学路である以上、横断歩道を標示し、農道側に標識などを設置する必要を感じた。「交差点内カラー化」が対策案で挙がっている。
大谷農道の様子。この直線が1km以上続く。
上の交差点を超えると、西部広域農道(三穂田熱海線)との交差点に出る。
危険箇所(番号5)に指摘されている。
この道路は別格で、大型車両(10tダンプ、大型ウィング車)が終日走る“物流道路”だ。北に西部第一工業団地、東北自動車道郡山IC、国道49号線があるためだろう。

交差点内はカラー化され、区画線がはっきり引かれ、ここが特別な場所であることをドラーバーに知らせる。

押しボタン式の信号は歩行者のためにあるのもで、農道側は通常は黄色点滅で、ボタンを押すと赤に変わる仕組みだ。
この横断歩道渡ると学校までは約100m。子ども達は縁石歩道(歩道面が高い)を歩いてゆく。
...東にある危険箇所(番号3)。駒屋地区からあるてきた子ども達が、県道47号線を横断し、学校につながる市道に入ってゆく場所。ゆるやかな坂道になっている。「減速標示」と横断歩道前後の「路面カラー化」対策がなされている。
...最後に西の通学路の危険箇所(番号4)。私が最も危険と思った場所だ。
前述した西部広域農道が市道と交わる北山の交差点だ。
物流車両が頻繁に通る箇所で、坂でありカーブとなっている。
交差点内は大きく「カラー化」されており、「減速標示」も矢印型に両車線にある。登校時、子ども達は左(西)から右(東)へ向かう。
押しボタン式の信号があり、樹脂製の「ポストコーン」が西6本、東5本設置されている。すぐそばを車両が通過してゆく。
下校時はこのような位置で信号が変わるのを末待つ。
大人の私でも恐怖を感じた。
この樹脂製のポストコーンは子ども達の待機エリアを確保するためのもののようで、防護用ではない。
この場所を、このように大型車両が通過するのであれば、鉄製の防護柵(ポール、ガードレール)が必要であると思った。










