熱闘! 政治家への道 ~元高校球児の夢~ -27ページ目

【通学路38】三和小学校

朝、空には雲が広がっていた。福島県の梅雨入りは未だ宣言させていないが、この時期らしい天候が続く。


今日は、三穂田町の三和小学校の通学路の状況を確認に行った。


内環状線から南インター線に入り、一直線の道をひたすらペダルをこいだ。

三穂田町に入ると区画整備された水田が広がり、美しい緑に心が落ち着いた。


出発から約30分。三穂田町富岡地区にある三和小学校に到着。

校庭には“市内で一番の高さ”という築山の滑り台があった。


学校の北側は富岡地区の中心部で東西を県道47号(郡山長沼)線が貫く。

南側は、笹原川が近接し、田園風景が広がっていた。

笹原川を西に上った下守屋地区には、「笹原川千本桜 」があり、春には多くの観光客でにぎわう。


三穂田町は、「和村」「積村」「安積町川地区」が合併して1955(昭和30)年に「三穂田村」が誕生。そして1965(昭和40)年に郡山市と合併し、郡山市三穂田町となった。
*参考:郡山市HP 「三穂田行政センター


三和小学校がある「旧三和村」は“三つの和”が示す通り、「下守屋村」「富岡村」「鍋山村」が合併して生まれた。

その学校は旧三村村の真ん中にある富岡地区にある。1874(明治7)年に開校し、今年15名の一年生を迎え、総児童数は68名という小規模校だ。*出処:三和小学校HP:「学校長よりご挨拶 」 「沿革史


市による通学路の合同点検は2回行われており、3つの危険箇所が指摘され、一部対策が済んでいる。*郡山市HP: 「通学路の合同点検(2013年8月23日 )(2014年1月27日 )」 「危険箇所図 」 「対策一覧表 写真 )」


学校周辺、校門前の市道(富岡1号線)は幅広の縁石歩道が整備され、交通量も少ないことかあら“安全エリア”といった印象を受けた。

子ども達の送迎はここで行われるというが、ルールも定められている。

*参考:三和小学校 学校だより 「みわっ子 2015.No.3


北にある県道47号線の交差点には押しボタン式の信号機があり、通学時の待機場所広い。

*右後方に見えるのが三和小学校


県道沿いの通学区間には一部を除き、縁石歩道がある。

今朝、この県道47号を大型車両が通行することは無く、乗用車がほとんどで、時々2トン車が通過していた。


...学区内で、質・量ともにあるのが西を走る県道29号(長沼喜久田)線。

西部広域農道を経由して西部第一工業団地や東北自動車郡山IC、国道49号線と繋がっているため、大型トレーラーをはじめ物流車両が頻繁に行き来する。

子ども達は、この信号機の無い交差点を横断することになる。


この交差点は保護者の方々が付き添いで渡っていた。毎日の事、頭が下がる。

朝、この時間帯だけの集団横断で、下校時は車で学校まで迎えに行く家庭が多い事を考えれば、信号機の設置は難しいかもしれない。


この交差点を過ぎると、危険箇所(番号3)がある。左側路側帯がカラー化され、対策済みだ。

見通しの悪いクランクカーブを含め、約150m程の距離がカラー化されている。


...学校の北側、県道47号線の急カーブ付近は危険箇所(番号2)に指摘されている。

この区間は縁石やガードレールの設置がなく、子ども達は路側帯を歩く事になる。区画線が引かれ直され、減速の標示を含めた対策がなされている。

この先には直角に近いカーブがあり、ゆるい傾斜になっているため冬場、積雪・凍結時は危険度が増す。

カーブ前後、子ども達が歩く場所にはカラーポールなどの設置が必要なのではないか。この場所には、積雪時に来て確認したいと思う。


学校の南には県道294号(三穂田須賀川)線が東西に走っていて、危険箇所(番号1)に指摘されている。直線のため、スピードを出す車両が多い。

現在は子ども達の通学路にはなっていないためか、対策は挙がっていない。


...三和小学校でも、校長先生は立哨されていて、一つのグループを安全な農道に送り出した後、県道を移動し、交差点で二つ目のグループを迎えていた。そして、子ども達に付き添いながら校舎へと入っていった。

校門で子ども達を迎える先生、という私の子ども時代の光景は一部だけとなってしまったようだ。

保護者と地域(住民)の負担と教師の負担。子ども達の通学で双方の負担を減らす仕掛けを考えなければならないと思った。

【通学路37】宮城小学校

今日も朝から曇空が広がっていた。今朝は、宮城小学校の通学路の状況を確認した。中田町最後の小学校になる。

国道49号線から東部幹線に折れ、小原田町、水門町と抜け、中田町に入った。

出発から約40分で宮城小学校に到着。

体育館とプールの間にある木造の建物が歴史を感じさせる。


学校の南は県道65号小野郡山線、東に東部広域農道が通り抜け騒がしいが、北には大滝根川が流れ、この北には“桃源郷”と呼ばれる花木団地がある。

さらに北には、この大滝根川をせき止め作られた三春ダムを取水地に持つ荒井浄水場がある。この中田町を含む東部地区に給水する。


学校の東、約100mには宮城中学校があり、海老根小学校を交えた「MEMプロジェクト」なる“小中9年間連続指導”が行われているという。

高瀬小学校・高瀬中学校同様、校舎が離れていても設置可能な小中一貫の「義務教育学校」への移行を検討するならば抵抗はないのではないだろうか。


学校の南では工事が進んでいる。県道65号(小野郡山)線のパイパス新設工事だ。


県道65号線の様子。小学校と中学校の間を抜ける広域農道(県道54号と共用)とを行き来する車両が多く、10tダンプの他、大型ウィング車も少なくなかった。


...宮城小学校は1873(明治6)年に「竭誠小学校」として開校し、「高倉小学校」を経て「宮城小学校」と改称された。“竭誠(けっせい)”とは誠をひたすら尽くすという意味で、「竭誠盡敬(けっせいじんけい)」という漢語もある。今年、11名の一年生を迎え総児童数は66名。昨日訪れた緑ヶ丘第一小学校(北西へ約800m)の10分の1に満たない。*出処:宮城小学校HP:「学校長よりご挨拶 」 「沿革史


なお、1889年(明治22)年に高倉村・赤沼村・上石村・海老根村が合併して「宮城村」が誕生したが、地名に“宮城”の名は無い。“ケイジョウ”とも読むこの名の由来を、機会がある時に調べてみたい。


市による通学路の合同点検は2回行われており、4箇所の危険箇所が指摘され一部対策済みとなっている。*参考:郡山市HP:「通学路の合同点検(2013年11月28日 )(2014年11月6日 ))(」「危険箇所図 」「対策一覧表



学校の前は旧県道65号線。路線バスは通るが交通量は多くなく、幅広の縁石歩道もあり、危険は少ないと思われた。

国道65号線の西側、郡山よりの民家が立ち並ぶ区間は路側帯も広く、歩道も整備されている。

しかし、国道65号線の東側、御舘方面は様相が一変する。

左が広域農道だが、ほとんどの車両の多くがこの道路に行き来する。中央ではバイパス工事が進む。

狭い坂道を車両が次から次へ通る。左側の路側帯を子ども達は歩いて行く。縁石もガードレールの無い。この区間、子ども達に保護者の方が付き添われていた。

坂を下り、間もなくガードレール付きの歩道となり、狭い歩道を、子ども達は一列になって進む。

この坂は日当たりが悪く、冬場は凍結する日も多いという。

ガードレールの凹みは、その際に車両がスリップして接触したものだと思われる。

歩道の途中には大きな古木がある。左側をまわって通り抜ける。

さらに坂を下ると、危険箇所(番号1)に指摘されている区間になる。

ガードレールが途切れ、大きなカーブの手前がY時交差点になっており、信号機の無い横断歩道がある。

下ってくる車両とカーブを抜けた車両の双方に停まってもらい横断するのは簡単ではない。車両を往来をしばらく待ち続けた中学生の姿があった。

子ども達はガードレールの無い歩道をしばらく歩く。大きなカーブとなっているため、危険だ。対策は未定。


カーブを超えると、危険箇所(番号4)に指摘されている旧道と新道(バイパス)の合流点に出る。

ここには地域の方と保護者、小学校の先生の4名で立哨・誘導されていた。

ガードレール無い歩道を歩いてきた子ども達は、止めてもらった車両の間を抜け、ガードレールが取り付けられた反対側の歩道へ渡る。反対側にはガードレールが整備されていた。

通学時間帯を過ぎ、8時を過ぎると上の写真のような光景も見られるが、通勤とも重なる通学時間帯は、途切れなく車両がこの場所を行き交う。双方の車両を止めて子ども達を渡らせるのはひと苦労だ。立哨・誘導される地域の方、保護者と先生に頭が下がる。

この横断歩道を渡った後、子ども達は交通量が極端に少なくなる旧道を歩く。

幅広の縁石歩道があり、交差点には押しボタン式の信号機もあるため、ここまでくれば安心だ。


...北の通学路。危険箇所(番号2)に指摘されており、路側帯カラー化され対策が施されている。

広域農道と県道54号号線の共有部分で激しい交通量があり、自転車でここを通る私も恐怖を感じた。


ここを進むと大滝根川に架かる宮城橋があり、そこからは幅広の縁石歩道が整備されていた。


...学校の西、赤沼方面の通学路は“田舎道”。前方に国見山を見ながら歩くことになる。



学校が近くなると危険箇所(番号3)に指摘された箇所を通るが、土砂崩れの復旧工事は済んでいるようで問題はなさそうだ。


前方で道を覆うようにある木が「台の桜」。春には見事に咲き誇る。

満開時はこのようになる。

*反対側から(撮影撮影日:2015年4月12日)


...今回、現場で道路行政の至らなさを痛感する話を聞いた。

小学校と中学校の間を走る広域農道(県道54号線と共用部分)を県道65号線バイパスに接続するために盛土して改良。

このため小学校と中学校は“分断”され、広域農道には横断歩道も無いため、北側登校してくる中学生は、小学校の校庭を経由して旧道に入り、盛土道路のガードをくぐり中学校に向かうという、かなりの遠回りを強いられたという。

地元の度重なる強い要望で、ようやく盛土道路に側道が取り付けられ、中学生の遠回りが解消されたという。

車の通行だけを考えて、道路による歩行障害や地域の分断を発生させ、地域住民に迷惑をかける。更に、当初から側道を設計しないことで建築費が嵩んだというおまけまでつく。

このような道路行政の“欠陥”を見過ごしてはならないと思った。


...宮城小学校の学区の境界、赤沼字永田の坂の頂上からビッグアイを見る事ができた。いつも思うが、ランドマークに相応しい建物だ。


【通学路36】緑ヶ丘第一小学校

曇空の下、時折小さな雨粒が降ってくる空模様となったが、気象庁はまだ東北地方南部は梅雨入りを発表していない(去年は6月5日)。ちょっと感覚がおかしくなる天候が続く。


今朝は緑ヶ丘第一小学校の通学路の状況確認を行った。


国道49号線から東部幹線、県道65号小野郡山線を使って、出発から約40分で現場に到着した。

緑ヶ丘小学校が立地している「郡山東部ニュータウン」は1986(昭和61)年に造成が開始され、2007(平成19)年に造成工事が完了し、翌年に販売を完了した“若い”住宅地。最終販売区画は2,560戸で、現在約9,000人の方々が暮らしているという。

街は南から北へ整備されていったために、南部は高齢者の方、北部は子ども達が多いという傾向がある。*参考:郡山市教育研修センターHP 「東部ニュータウンの歩み


緑ヶ丘小学校は1990(平成2)年に6学級96名で開校した、“平成生まれ”の学校だ。過去に867名を最高に、今年は109名の一年生を迎え児童数は717名というマンモス校だ。郡山市内では富田東小、大成小に次ぐ三番目の規模になる。*出処:緑ヶ丘第一小学校HP:「学校沿革


市による通学路の合同点検は済んでおり、7箇所の危険箇所が指摘され、全て対策が施されている。*参考:郡山市HP 「通学路の合同点検(2013年8月21日 )」 「危険箇所図 」 「対策一覧表 写真 )」


子ども達のほとんどが住宅地の中の歩道を歩いていた。

田んぼの間を歩く子ども達もいた。


通学路は、通り抜けが可能な“幹線”道には両側に歩道が整備されていた。

*美術館通り


コンビニがある付近は危険箇所(番号2)に指摘されていたようだが、通学路変更になったという。

この交差点を進むと、左手に小学校が見えてくる。

*緑ヶ丘東一丁目1号線


また、ブロックを敷き詰められた歩行者専用道も多く、車を気にせず歩ける区間が長い。


...特徴的だったのが学校までほぼ直線に伸びる2m幅の歩道。

多くの子ども達が通るが、並びながら歩いても、おしゃべりをしていても大きな危険を感じな。素晴らしい通学路だと思った。

一部、1.3mに狭まっている箇所で危険箇所(番号3)に指摘されている。

尚志幼稚園から東四丁目の角までカードレールが整備され、対策済みとなっている(昨年設置)。

ガードレール区間を超えると、2mを超える歩道になり、一か所だけ車両の出入りに注意すれば、学校に到着する。

まもなく学校に到着。

敷き詰められた歩道のタイルと同系色の学校の壁面が美しい。子ども達はこの光景を一生忘れないのではないだろうか。



...この直線の通学路内には他に危険箇所が三カ所指摘されている。


危険箇所(番号4)。通過車両の多い交差点手前がカラー化されていた。

美術館通りへ向かう車両が多いが、子ども達が横断歩道に立つと、ほとんどの車両が止まり、通過を待っていた。

次から次へと子ども達はやってくるが、渡れずに子ども達が歩道にたまってしまうような光景は見られなかった。ドラーバーの配慮が素晴らしいと思った。


危険箇所(番号5)。こちらも通過車両が多い交差点手前がカラー化されていた。

こにはボランティアの方が旗を持って立ち、立哨誘導されていた。
右からやってきた子ども達は、指示に従い、停まり、横断歩道を渡っていた。


危険箇所(番号7)。ここが最も交通量が多い交差点。手前がカラー化されている。

手前からやってきた車両が多く、先の信号を避けるため左折する車両が目についた。聞けば、この交差点は登校時間帯に300台以上もの車両が通過し、多いのが田村方面から市内の工業団地へと通勤する乗用車だという。

ここには3名の方が立哨誘導されていた。

交通安全指導員の方は10年以上、下校時の立哨もされているという。頭が下がる。


...その他の危険箇所。

危険箇所(番号6)。荒井町方面からやってくる車両が左からやってきてぬけてゆく。先の交差点がカラー化された箇所が危険箇所に指摘されている。


危険箇所(番号1)。減速を促す標示がある。交差点の左右はカラー化されている。子ども達は横断の必要はないが、バス停があるため、この付近で横断することがあるのだろうと思う。

上の交差点、交差する道からの様子。事故は一時停止を無視したために起こったのだろうか。


...新しい分譲地内は片側に歩道が整備されている。ここを歩いて行けば、タイル張りの歩道につながる。


...東部ニュータウン内は、路線バスや観光バス以外、大型車両を見かけなかった。

整備された歩道を歩き、大型車両の圧迫を受けずに登下校できることは、この時代なかなかないのでは無いのではないだろうか。


緑ヶ丘第一小学校の子ども達は恵まれた通学路を登校していると思った。


...美術館通りを市内方面に向かうと、市立美術館の前からは市街地が一望できる。街路樹の緑が映え、いい眺めだ。