歩道の中にそびえる電柱
(2010年12月30日 読売新聞より)
さいたま市緑区の歩道で22日未明、自転車の男性が意識不明の重体になる事故が起きた。歩道の真ん中に立っている金属柱に激突...現場はスピードが出やすい下り坂。住民は以前から危険を感じていた。
...現場は、同区大門の国道463号沿いの幅2・6メートルの歩道だ。
...午前5時45分頃、川口市内の自宅から自転車通勤していた男性会社員(33)は、案内標識を支える直径約20センチの柱に頭から衝突した。前かごが大きくゆがんでいたという。
...県道路環境課によると、現場に標識が設置されたのは25年前。歩道の中央に柱が設置された経緯は「不明」というが、担当者は「当初は車道の隅にあったものが、歩道を整備した際に真ん中になってしまったのでは」と推測した。
2003年にさいたま市が政令市に移行し、歩道の管理は県から市に引き継がれた。市は事故後、衝突した金属柱と、同様に歩道中央に立つ近くの街灯柱に、黄色の反射材を巻きつけ、歩道の土も取り除いた。しかし、市道路環境課は、撤去や移設の予定は「今のところない」としている。
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男性の、一日でも早い快復を祈ります。
今回の事故はさいたま市で起こりましたが、川口市内にも、歩道の真ん中に立つ柱(電柱)が結構あります。
私は、毎週日曜日を中心に、川口市内の自転車で巡っています(桃太郎)。
そこで、毎回10本以上の“歩道の中の電柱”に遭遇します。
歩道が狭く、クルマの往来が激しい箇所などは、通り抜けに相当気を使います。
場合によっては、車道にはみ出なければならず、大変危険です。
*写真は参考です。
私はこの電柱、その存在の危険度合いに応じて、移設をすべきだと思います。
・今回のように下り坂にある
・自転車や車椅子が通り抜けできない
・車道が狭い
・クルマの往来が激しい
移設費用は、鳥取県の事業計画を参考にすると100万円/本(+人件費)。
道路管理者、電柱管理者、移設候補地地主、三者の協議も必要になります。
→鳥取県「スッキリ安全!歩道電柱移設事業 」平成20年度事業計画
財政難の中、“歩道電柱”に対して、市民が注意をし共生する事も必要ですが、危険過ぎる箇所は移設が必要です。
危険と知りながら放置するのは、行政の不作為以外の何物でもありません。
川口市道路維持課には、今回の事故がさいたま市で発生したとはいえ、市民が負傷を負ったことを看過せず、市内の歩道の調査することを望みます。
断ち切る...2歳児殺害事件に思う
(記事:YOMIURI ONLINE 12月29日)
広島市東区の保育園児、尾崎朱音(あやね)ちゃん(2)が腹部に暴行を受けて死亡した事件で、殺人容疑で逮捕された同居のコンビニエンスストア店長吉村雅史容疑者(35)が、広島東署の調べに対し、「(クリスマスイブの)勤務で疲れて帰宅したあと泣かれ、カッとなってやった」と供述していることがわかった。
悲しい事件です。
犠牲になるのは、いつも弱きものです。
また、相対的に相手を弱き立場に立たせて、力を振るう。
いじめ、然り。刃物での殺傷事件、然り。
先の見えない閉塞感。
上への向上心にココロを満たすのではなく、自分より劣ると思われる存在を傷め安堵する。
よい社会とは言えません。
上へ上への、高度成長期。その幻想に取りつかれて作りだされたバルブ。
しかし、状況はとうの昔に変わっています。
変わっているのに、変わらぬ政治・官僚(役人)。そこから作り出される政策。その政策がもたらす、社会の空気、雰囲気。
これでは、人々は上を見ることができません。将来の展望を描けません。
自然、現状維持を無難とし、動きが無くなります。
そしてこの“よどみ”に耐えられない人間が、狂気を発し、弱きものを傷つける。
悪循環。負のスパイラル。
断ち切らなければなりません。
私は、人々が断ち切る力を発揮できる社会を作りたい。
身に詰まる悲しさとともに、血のたぎりを覚えた事件でした。
日本発の冷凍技術「CAS」
昨日のブログで“冷凍技術の進歩”と書きましたが、「CAS冷凍」がまさにその技術です。
この「CAS冷凍」技術は、千葉県我孫子市にある株式会社ABI(アビー) が開発しもので、現在10カ国以上で特許を取得しているそうです。
CAS(Cell Alive System:細胞蘇生システム)は、解凍時に組織が壊れてしまうことが避けられなかったものを、冷凍前の状態でほぼ完璧に復元できる装置です(アビー大和田社長談)。
水分子が安定した状態では、水は凝固点0℃以下になっても、氷になりません(過冷却)。しかし通常は何らかの刺激が水分子に加わるために、0℃以下で固体(氷)に変化します。
CAS冷凍技術は冷凍庫内に自然界の磁気を模した電磁場を作り出すことで、水分子を安定(過冷却)させながら急速に温度を下げ物体を凍結させます。これによって、凍結過程で細胞が破壊されないということです。
→詳しくは、こちらへ 。
このCAS冷凍技術により、肉・魚・野菜などの生鮮食品ばかりではなく、ケーキの類までも冷凍することが可能となりました。
確かに、私のバイト先の冷凍庫の中には、枝豆、オクラ、カニみそ、大根おろし、シフォンケーキなど、『冷凍でで大丈夫?』という商品が数多くあります。
ちなみに、このCSA冷凍技術、現在では農業での「食糧備蓄」、医療での「細胞保存(再生医療)」「臓器長期保存(移植)」などへの利用が検討され、一部共同研究が進められています。
CAS冷凍、B級グルメの街・川口にはもってこいの技術ではないでしょうか。
おいしさそのままに、しかも長持ち。通信(ネット)販売の可能性が広がります。
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*追記(2013年4月6日)
◆河北新報:食味保つ新冷凍技術 宮城県漁協、塩釜に施設完成
(2013年4月6日)
宮城県漁協が塩釜市牛生町に建設していた「水産物セル・アライブ・システム(CAS)冷凍施設」が完成し、現地で5日、竣工(しゅんこう)式があった。食味を保つ新技術の冷凍施設で、県漁協では初めての設置となる。
CAS冷凍施設は鉄骨フレームテント平屋で、約100平方メートル。マイナス55度の急速凍結機と冷蔵倉庫を備え、食品の細胞組織を傷付けずに冷凍保存する。従来の冷凍、融解による食味低下を大幅に抑える効果があるという。事業費は約2000万円で、末日聖徒キリスト教会(東京)から全額寄付の支援を受けた。
塩釜市はワカメ、コンブの養殖が盛んで、県漁協塩釜第一支所は直販所も設置していたが、震災の津波で養殖施設や直販所が流失する被害に遭った。同支所は漁業者のグループ化などを図りながら、漁業活動を再開。CAS冷凍施設の完成でワカメなどの安定供給を目指す。
養殖場となる松島湾は、水深が浅いため海水温の変化が激しく、海藻類の異常繁殖などが起きやすいという課題があった。同支所運営委員会の水間正夫委員長は「収穫時期に幅をもたせ、少しずつ収穫して冷凍施設に保存すれば、異常繁殖などに対処できる」と話す。
同支所は、新鮮な食味を保つCAS冷凍施設を生かし、養殖ワカメのブランド化を進めたいと意気込んでいる。
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*追記(2013年5月5日)
◆福島民報新聞 紙面


