ジャスト日本です。
プロレスの見方は多種多様、千差万別だと私は考えています。
かつて落語家・立川談志さんは「落語とは人間の業の肯定である」という名言を残しています。
プロレスもまた色々とあって人間の業を肯定してしまうジャンルなのかなとよく思うのです。
プロレスとは何か?
その答えは人間の指紋の数ほど違うものだと私は考えています。
そんなプロレスを愛する皆さんにスポットを当て、プロレスへの想いをお伺いして、記事としてまとめてみたいと思うようになりました。
有名無名問わず、さまざまな分野から私、ジャスト日本が「この人の話を聞きたい」と強く思う個人的に気になるプロレスファンの方に、プロレスをテーマに色々とお聞きするインタビュー企画。
それが「私とプロレス」です。
是非、ご覧ください!
私とプロレス 山茶花究太郎さんの場合 第1回 「プロレスとの出会い」
私とプロレス 山茶花究太郎さんの場合 第2回「プロレス愛と情熱」
山茶花さんから見たライター・ジャスト日本とは?
── 山茶花さんは7~8年ほど前から私とXで相互フォローの関係で、いつもポストにいいねやリポストをしてくださっています。本当にありがとうございます。山茶花さんから見て私ジャスト日本とはどのようなライターとお考えですか?
山茶花さん 僕は5ちゃんねるとかの書き込みを目にして、プロレスに対しての揚げ足取りに本当に嫌気がさしていたんです。そんな中で、たまたまSNSを始めて間もない頃にジャストさんのブログ記事やポストを目にして、プロレスに熱を持って書いている人がまだいるんだなと嬉しくなったんです。
── ありがとうございます。
山茶花さん ジャストさんの文章は読んでいて真っ直ぐで熱くて、どこか切なくなるんですよ。だから僕はジャストさんのブログに出逢わなければ、プロレスを見るのをもう辞めていたんじゃないかな、と。
──そうだったんですね…。
山茶花さん 特に「俺達のプロレスラーDX」で高橋裕二郎選手の回(https://ameblo.jp/jumpwith44/entry-12051419540.html)が好きなんです。読むとジャストさんが上から目線ではなく近くから見ていて、本当にプロレスラーとプロレスに対して愛を持って書いているのが伝わってくるんですよ。
──なんだから照れますね(苦笑)。
山茶花さん ジャストさんのプロレス考察は非常にフラットで丹念なんですよ。そこが僕のプロレス心にフィットしたのかなと思います。電子書籍に、単行本『インディペンデント・ブルース』と『プロレス喧嘩マッチ伝説』も購入させていただきましたよ。
「動画茶屋 山茶花」
── 山茶花さんは現在、Xで毎週水曜21:00に「動画茶屋 山茶花」と称し、様々な映像作品の同時視聴スペースを開催しています。こちらのスペースを始めるきっかけについて教えてください。
山茶花さん X内でフォロワーさんの様々な同時視聴スペースにお邪魔している内に、自分でもやってみたくなったんです。
── そうだったんですね。
山茶花さん Xでアニメとか特撮や映画が好きな人たちと話してるうちに、「みんなで一緒に見たら楽しいんじゃないかな?」って思っていて。最初は自分の好きな動画をリンクを貼って共有してたんですけど、フォロワーさんから「YouTubeの無料動画ならみんなで見やすいよ!」ってアドバイスもらって、そっちにシフトしたんです。だいたい1週間前に告知して、当日に同時視聴スペースを行うんです。
── なかなか楽しそうですね!
山茶花さん 毎回ジャンルや内容を変えてやってるんですけど、プロレスは1回だけハルク・ホーガンさんの訃報の直後にコッソリ別の日にやりました(笑)。その時は名前は知っていても、試合は見たことのない方ばかりだったので説明しながら視聴して盛り上がったんですけど、プロレスは熱くなりすぎる人やこだわりの強い人もいらっしゃるのでまだまだ怖くて出来ないですね。
── その気持ち、よく分かります。
山茶花さん でも、そのXのおかげで全国のプロレスファンや様々なサブカル好きの方と繋がれて、本当に楽しいんです。
山茶花さんの好きなプロレス名勝負三選
──ここで山茶花さんの好きなプロレス名勝負三選を教えていただいてもよろしいでしょうか。
山茶花さん はい。まず1つ目は、1989年7月13日新日本プロレス・両国国技館で行われた獣神ライガーVS佐野直喜のIWGPジュニアヘビー級選手権試合です。この試合が高難度なテクニックとハイスピードで構成されている現在のジュニアヘビー級スタイルの原点で、加えて両者KOという結末が衝撃的だったんですよ。
──佐野さんがライガーさんを雪崩式バックドロップを敢行するも、佐野さんがライガーさんの下敷きになり、ライガーさんも後頭部を痛打して両者動けなくなって両者KOとなりました。
山茶花さん そうですね。合わせ鏡のようなドロップキックの打ち合いに場外ミサイルキック、リング上から場外へのトぺ・アトミコ、エプロンから場外へのブレーンバスターとかなりエスカレートした攻防が印象的でした。今はこれ以上の攻防は普通に見られますが、この試合が起点だと思います。ライガーさんと佐野さんの抗争は結局半年くらいで終わるんですよ、佐野さんがSWSに行くので。なので結果的にライガーVS佐野は、太く短いからこそ人々の心に残った平成初期の名勝負数え歌ですよね。
──ありがとうございます。では2試合目をお願いします。
山茶花さん 1993年12月9日、全日本女子プロレス・両国国技館で行われたアジャコングVS工藤めぐみのWWWA世界シングル選手権試合です。
──これはいいセレクトですね。
山茶花さん 1986年同期対決でしかも両国国技館という大舞台で名勝負を繰り広げたんですよ。しかも技術で魅せるプロレスで、工藤さんの徹底した裏拳潰しの腕攻めをアジャさんが受け止めた上での本当に良い試合でした。工藤さんの雪崩式フランケンシュタイナーでの「幻の3カウント」があったり、アジャさんが工藤さんを裏拳7発でKO状態に追い込むも、マイクで「立て!!」と活を入れて。工藤さんも最後の力をふり絞って立ち上がって闘いをまだ諦めなかった。そして最後はまるで互いに抱きしめるような体勢で3カウントが決まって、アジャさんが勝利した時は感動しましたね。この試合は「女忠臣蔵」と銘打たれていて退団した工藤さんが赤穂浪士なら、残ったアジャさんひいては全女を吉良方と見れば結果として討ち入りは果たせなかったとしても、それ以上の感動を見せたのではないでしょうか。
──ありがとうございます。では3試合目を教えてください。
山茶花さん 2001年4月18日ゼロワン・日本武道館で行われた三沢光晴&力皇猛VS小川直也&村上一成です。三沢さんが小川さんをグラウンドでコントロールしたのがとても印象的な試合で、最初はジャイアント馬場さんとアントニオ猪木さんの代理戦争のイメージが強かったんですけど、時間が経ってから何か違うなと思いまして。
──それはどういうことですか?
山茶花さん これは競馬の話になるんですけど、海外で競馬はブラッド(血筋)ゲームとも呼ばれているんです。なのでこの試合は色々な格闘技のベース、いわば血筋が垣間見えるんです。三沢さんはレスリングと全日本プロレス、力皇さんは大相撲、小川さんは柔道、村上さんは総合格闘技という四者四様の血筋がリングで衝突した言わばブラッドゲームだったんだろうなと。当時深夜のノア中継でも試合を怖いもの見たさで見た記憶がありますし、今でも年一位で見返しますよ。最後の三沢さんが村上さんに見舞ったスープレックス3連発がプロレスでは見たことがない投げ方だったのが印象的でした。
今後について
──ありがとうございます。では山茶花さんの今後についてお聞かせください。
山茶花さん 田舎の片隅で、Xで情報集めて知らない人にプロレスの魅力をもっと広めたいですね。動画茶屋でプロレスの企画もやってみたいんですが、昭和の試合はマウント取りたがる人がたくさん来そうで正直ビビってます。AmazonPRIMEで配信されているアントニオ猪木さんの10番勝負のアントニオ猪木VSビル・ロビンソン戦とかやりたいなと思いましたけど、やってきた猪木さんファンに「お前に猪木さんの何がわかる!」とか「お前にプロレスの何がわかる!」なんて言われそうで結局引っ込めました(笑)。
──ハハハ(笑)。
山茶花さん 例えばストーンコールドのスタナー受け祭りとか、ルチャの飛び技と技術集みたいなテーマでYouTubeで動画を集めてみんなでワイワイ見るのは絶対楽しいと思うんですよね。今後も「動画茶屋 山茶花」でみんなで楽しめる動画を共有していきたいです。それが僕や来て下さる方にとって、ちょっとした”心のオアシス”になれば…。
あなたにとってプロレスとは?
──ありがとうございます。では最後の質問です。山茶花さんにとってプロレスとは何でしょうか?
山茶花さん 僕にとってプロレスは…離れたところにいても常に連絡を取り合っている友人みたいなものですね。
──それは素晴らしい表現ですね!
山茶花さん Xで情報集めて、記事読んで、「ああ、プロレスまだ熱いな!」って再確認するたび、なんか心が繋がってる感じがするんです。離れてても、いつでもリングで会えるみたいな。プロレス見てると、人生のいろんな感情が蘇ってくるんですよね。プロレスがあるから、毎日ワクワクできるんですよ!
──これでインタビューは以上です。山茶花さん、今回のインタビューにご協力していただきありがとうございました。山茶花さんの今後のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。
山茶花さん こちらこそ本当にありがとうございました。
【編集後記】
このインタビューを通じて、山茶花究太郎さんのプロレス人生が鮮やかに浮かび上がりました。ゲームをきっかけにした少年時代の出会いから、国内外の団体やレスラーの分析、Xでの活動まで、プロレスへの愛が全編に溢れたものでした。彼のファン心理は、プロレスの奥深さと普遍性を改めて示しています。プロレスは単なる競技ではなく、人生を豊かにする伴侶のような存在だと感じさせる内容でした。山茶花さんの今後の活動にも期待が高まります。









