4月4日は二十四節気の「清明」。春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したもので、暦便覧には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」とあります。三寒四温の通り、暖かくなった後に小雨が降り続いて寒くなったりしますが、万物が若返り、清々しく明るく美しい季節となりました。桜の開花があり、菜の花やチューリップなど花々が一斉に咲き乱れ、まさに春爛漫です。平田ロータリークラブ(清原正幸会長)では午前6時30分から愛宕山公園で早朝例会を開催し、小雨の中、8分咲きのソメイヨシノを愛でながら廻ノ池周辺のごみ拾いを実施しました。ところで、自民党本部は政治資金パーティの不記載問題のけじめをつけるとして党紀委員会に対象議員の処分を諮問し、安倍派や二階派幹部の離党勧告や役職停止が検討されていると報道されています。こうした(政治的な)問題の決着は、派閥の最高幹部(親分)が、自らすべての責任を負い(議員辞職)、他の議員(子分)の免責を願う」というのが『長の矜持』ですが、「責任のなすりあい」をしている様には嫌悪感しかありません。同時に、問題処理を長期化させたため、結果的に、国会の議論を政治資金に終始させて経済や外交、防衛を後回しにした自民党執行部の責任も大きく、国政の混乱収束には「乃公出でずんば蒼生を如何せん」との志を持つ政治家の出現が俟たれます。

 令和6年度がスタートしました。日本では官庁や学校をはじめ団体や事業所で年度の始まりを4月1日とし、終わりを3月31日としているところが一般的です。この時期は学業を終え、職を得て新たに社会人として人生行路に乗り出す人、新入生として新たな学校生活を送る人や進級する人、定年や任期満了などによって社会生活に一区切りをつけて再スタートを切る人など、人それぞれに新たな始まりがあると思いますが、どうか、健康に留意をされ、それぞれの分野での活躍を祈念いたします。小生からの皆さんへの贐は、「『できないのと「やらない」のは大きく違う』を意識する」と言うことです。最初から出来ないと決めつけ、取り組まなければ成功はありません。直向きな積み重ねこそが不可能を可能に変え大きな成果を生む基で、人生の新たなステージに臨む皆さんに、坂村真民先生の詩を贈ります。

 

「つみかさね」    

一球一球のつみかさね 一打一打のつみかさね

一歩一歩のつみかさね 一坐一坐のつみかさね

一作一作のつみかさね 一念一念のつみかさね

つみかさねの上に 咲く花

つみかさねの果てに 熟する実

それは美しく尊く 真の光を放つ

 3月30日、東京市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で、東京いずもふるさと会(園山幹生会長)の第18回総会と講演会および懇親会が開催されました。東京いずもふるさと会は、平成の大合併を契機に、関東在住の出雲地区出身者(出雲市、平田市、大社町、佐田町、湖陵町、多伎町のち斐川町)の交流の場として設立され、現在は600人を超える登録があり、総会・懇親会の開催や会報「出雲」の発行、旅行、観劇などの交流行事を行っているとのことで、この日は来賓を含めて約200人が参加しました。総会・懇親会に先立って行われた株式会社テクノ・インテグレーション代表取締役の出川通さんによる「関東に出雲系神社がなぜ多いか」と題する講演会では、金属材料加工プロセスの権威で工学博士の出川さんは考古学に造詣が深く著書も多数出版されており、「古代出雲が持っていた先端技術や人材が全国的な広がりを持っていたことは国津神を祀る神社の存在がその裏付け」とされました。総会では任期(2年)満了による役員改選で新会長に石飛衛さん(湖陵町出身)が選出されたことが発表され、退任する園山会長に飯塚俊之出雲市長から感謝状が贈呈されました。来賓挨拶で飯塚市長は「コロナ禍を脱し、出雲は多くの来訪者を迎えており、『ふるさと納税』も伸長している。新年度はFDAの新路線開設もあり、観光振興やデジタル通貨の導入などの新規施策の展開を図る」と述べ、千家和比古出雲大社権宮司の音頭で乾杯した懇親会は、金嶋昭夫さんや出雲光一、大岩篤郎・誓子夫妻などによるショータイムや出雲地方の名産品抽選会などもあって和やかに終始しました。