平成28年の4月14日の夜半から16日未明にかけて阪神・淡路大震災に匹敵する震度7(2回)から震度6強(2回)、6弱(3回)を観測する強い地震が相次いで発生し、熊本県や大分県に大きな被害が出た熊本地震から8年が経過しました。今年、熊本県では、4月14日を「犠牲となった人を悼み、被害を見つめ直す日」と位置づけ、熊本県庁防災センターの祈念碑前で県主催の追悼式が行ったほか、大きな被害を被った益城町では役場や震災記念公園に献花台を設けて犠牲になった人たちを悼む一方で、被災した幹線道路の開通式が行われ、復旧・復興が進んでいることも報道されました。また、地震で損壊し、解体復旧工事が実施されている国の重要文化財で第三の天守とも呼ばれる熊本城の宇土櫓の一般公開や熊本城のライトアップなどによって、地震の記憶の風化を防ぐ取り組みが紹介されていますが、熊本地震の災害関連死が相次いだことを教訓にした能登地震の被害者支援が行われていることに何故かしら安堵感を覚えるところです。一連の報道に、改めて日ごろの『大難を小難に』『小難を無難に』とする取り組みの必要性を感じました。

 4月11日、島根県議会の全員協議会が開催され、4月1日付けの人事異動で新たな職責を担う職員の紹介などが行われました。会議の冒頭に丸山知事は「本年度は令和7年度からスタートする新たな島根創生計画(5年間)の策定を予定しているが、『合計特殊出生率2.07および社会動態の均衡』とする目標を堅持しつつ、『人口減少に打ち勝ち笑顔で暮らせるしまね』を目指して所要の政策展開を図る考えであり、『都市と地方の格差是正』や『賃上げが地方に波及する取り組み』、『輸入物価を押し上げている円安政策の是正』などを国に求めていく」などと述べ、石原恵利子副知事が「島根創生の実現に注力したい」と挨拶しました。新任の部局長紹介では、井出政策企画局長、木次地域振興部長、美濃環境生活部長、今岡土木部長、勝部病院局長、周藤女性活躍推進統括監、出雲会計管理者、高宮企業局長、柳楽人事委員会事務局長の順に挨拶し、のち各常任委員会ごとに所管部局の幹部(部局長、次長、課長、室長、管理監、調整監など)紹介が行われました。

 4月6日に松江市で上川陽子外務大臣を迎えての「女性の集い」、4月7日には一畑電車の雲州平田駅前で立憲民主党泉健太代表の街頭演説会が開催されるなど、松江市周辺では補欠選挙の告示を前に国政政党による前哨戦の火花が散っています。自民党派閥によるパーティ券代金(寄付)が政治資金収支報告書に不記載(法令違反)であったことに端を発した政治不信は、岸田内閣や自民党の支持率低下の事実に顕著で、「政治とカネ」をめぐるマスコミ報道もあって島根1区の補欠選挙が全国的に大きな注目を集めていますが、与野党対決を煽るメディアに候補者が埋没し、連日の政治集会に一定の動員はあったものの必ずしも有権者の関心が高まっているとは言えません。なぜなら、各地の公園や河川の土手沿いに植えられた櫻花が満開となった週末は絶好のお花見日和で、木々の下でお弁当を広げる家族連れや老若男女の人出と集会の参加者の数が1桁違いのように見えるからです。ところで、春休み中には出雲北稜高校男子卓球部や横田高校男子ホッケー部の全国制覇や石見智翠館高校ラグビー部、大社高校女子剣道部の健闘など、春の全国(選抜)大会での県内高校生の大活躍が伝えられました。4月8日には、多くの学校、幼稚園、保育園などで始業式・入学(園)式があり、新しい環境の社会生活が始まりますが、若い皆さん一人ひとりの蕾に大きな花が咲くことを期待しています。