4月11日、島根県議会の全員協議会が開催され、4月1日付けの人事異動で新たな職責を担う職員の紹介などが行われました。会議の冒頭に丸山知事は「本年度は令和7年度からスタートする新たな島根創生計画(5年間)の策定を予定しているが、『合計特殊出生率2.07および社会動態の均衡』とする目標を堅持しつつ、『人口減少に打ち勝ち笑顔で暮らせるしまね』を目指して所要の政策展開を図る考えであり、『都市と地方の格差是正』や『賃上げが地方に波及する取り組み』、『輸入物価を押し上げている円安政策の是正』などを国に求めていく」などと述べ、石原恵利子副知事が「島根創生の実現に注力したい」と挨拶しました。新任の部局長紹介では、井出政策企画局長、木次地域振興部長、美濃環境生活部長、今岡土木部長、勝部病院局長、周藤女性活躍推進統括監、出雲会計管理者、高宮企業局長、柳楽人事委員会事務局長の順に挨拶し、のち各常任委員会ごとに所管部局の幹部(部局長、次長、課長、室長、管理監、調整監など)紹介が行われました。

 4月6日に松江市で上川陽子外務大臣を迎えての「女性の集い」、4月7日には一畑電車の雲州平田駅前で立憲民主党泉健太代表の街頭演説会が開催されるなど、松江市周辺では補欠選挙の告示を前に国政政党による前哨戦の火花が散っています。自民党派閥によるパーティ券代金(寄付)が政治資金収支報告書に不記載(法令違反)であったことに端を発した政治不信は、岸田内閣や自民党の支持率低下の事実に顕著で、「政治とカネ」をめぐるマスコミ報道もあって島根1区の補欠選挙が全国的に大きな注目を集めていますが、与野党対決を煽るメディアに候補者が埋没し、連日の政治集会に一定の動員はあったものの必ずしも有権者の関心が高まっているとは言えません。なぜなら、各地の公園や河川の土手沿いに植えられた櫻花が満開となった週末は絶好のお花見日和で、木々の下でお弁当を広げる家族連れや老若男女の人出と集会の参加者の数が1桁違いのように見えるからです。ところで、春休み中には出雲北稜高校男子卓球部や横田高校男子ホッケー部の全国制覇や石見智翠館高校ラグビー部、大社高校女子剣道部の健闘など、春の全国(選抜)大会での県内高校生の大活躍が伝えられました。4月8日には、多くの学校、幼稚園、保育園などで始業式・入学(園)式があり、新しい環境の社会生活が始まりますが、若い皆さん一人ひとりの蕾に大きな花が咲くことを期待しています。

 4月4日は二十四節気の「清明」。春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したもので、暦便覧には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」とあります。三寒四温の通り、暖かくなった後に小雨が降り続いて寒くなったりしますが、万物が若返り、清々しく明るく美しい季節となりました。桜の開花があり、菜の花やチューリップなど花々が一斉に咲き乱れ、まさに春爛漫です。平田ロータリークラブ(清原正幸会長)では午前6時30分から愛宕山公園で早朝例会を開催し、小雨の中、8分咲きのソメイヨシノを愛でながら廻ノ池周辺のごみ拾いを実施しました。ところで、自民党本部は政治資金パーティの不記載問題のけじめをつけるとして党紀委員会に対象議員の処分を諮問し、安倍派や二階派幹部の離党勧告や役職停止が検討されていると報道されています。こうした(政治的な)問題の決着は、派閥の最高幹部(親分)が、自らすべての責任を負い(議員辞職)、他の議員(子分)の免責を願う」というのが『長の矜持』ですが、「責任のなすりあい」をしている様には嫌悪感しかありません。同時に、問題処理を長期化させたため、結果的に、国会の議論を政治資金に終始させて経済や外交、防衛を後回しにした自民党執行部の責任も大きく、国政の混乱収束には「乃公出でずんば蒼生を如何せん」との志を持つ政治家の出現が俟たれます。