参議院選挙の予備選の候補者となりました。小生は県連幹事長の職にあり、当初は、「誰か手を挙げてくれれば、自分が候補者となる必要はない」と考えておりましたが、周囲からの「推薦を受けるべき」との強い意見に苦悩しました。結果的には、島田先生が命懸けで取り戻した議席を引き継ぎながら、選挙区での立候補を断念された三浦参議院議員の思いを引き継ぐべきだと決意をして応諾しました。

 公募への応募が複数となり、選挙となれば組織が軋むおそれがあるとして「立候補を取り下げてはどうか」とする意見もいただきましたが、調整で候補を一本化しても、選考経過が不透明と映れば混乱を来たすことは過去からの反省点であり、国政を志す若い人たちが手を上げやすくするためにも、後々に不満を残すより、県内の自民党支部の代表に選挙してもらう方が常道と判断し、批判を覚悟で、敢えて取り下げをしませんでした。

 道元禅師は正法眼蔵の中で「玉は琢磨によりて器となる。人は錬磨によりて仁となる。何の玉かはじめより光り有る、誰人か初心より利なる。必ず磨くべし、すべからく練るべし。自ら卑下して学道をゆるくする事なかれ。」と著していますが、不憫の身ではあれど、今日まで自らを鍛え、努力を重ねてきましたので、2月6日の予備選挙に臨み、自分を卑下することなく堂々と所信を述べたいと思います。

 2月定例県議会に提案される令和7年度予算の概要が明らかになりました。令和7年度当初予算は総額4,720億円で、エネルギー価格・物価高騰対策と島根創生の推進の両立を進めるとともに、健全な財政運営を図る予算として編成されており、国の令和6年度補正予算による国土強靭化対策などの繰越予算を合わせた総額ベースでは5,093億円とされており、2月13日からの定例県議会に上程されます。ところで、自由民主党島根県支部連合会(自民党島根県連;絲原徳康会長)は、2025年7月に予定されている第27回参議院通常選挙に不出馬を表明した三浦靖参議院議員(比例特定枠)の代わりの候補者について1月27日から1月31日まで公募を行っていましたが、最終日となる1月31日、県連幹事長の園山繁県議会議員(出雲選挙区;6期、68歳)と県連女性局副局長の出川桃子県議会議員(松江選挙区、1期、47歳)の2人が届け出しました。次期参議院選挙に関しては、鳥取県連が現職の舞立昇治参議院議員を比例特定枠とする方針を示しており、島根県連は、鳥取・島根合区選挙区への擁立を前提に2月6日午後2時から松江市内のホテルで候補者の所信表明と質疑を行った後、地域支部および職域支部の代表、県連役員、県議の計126人が投票によって候補を選出するとしています。

 1月28日、島根県統計調査課は令和7年1月1日現在の推計人口が639,576人(前月比766人減)と発表しました。1920年に始まった国勢調査による島根県の人口は1955年の929,066人がピークで、昭和60年に80万人を、平成27年に70万人を割り込みました。県では、子育て支援やU・Iターン施策の充実、企業誘致、外国人雇用の拡大などを図り社会動態の均衡を図ってきていますが、出生と死亡の差異である自然減の幅が年間7,000人を上回り、さらに人口の多い団塊の世代の皆さんの年齢が進むことから、当分の間、人口減少は続くと考えられます。現在、令和7年度からスタートする「第2期島根創生計画」の策定が進み、最終案が2月定例議会に付議されますが、国による東京一極集中の是正や都市と地方の格差縮小などに有効な対策が講じられなければ、地方の疲弊が増高することは自明で、石破内閣の「地方創生2.0」の実効性が問われるところです。1月24日、第217回通常国会が6月22日までの150日間の会期で召集され、1月27日から論戦がスタートしました。一般会計総額115兆5415億円の当初予算が上程され、予算審議では府省庁を6つのグループに分けて「省庁別審査」を実施することが与野党で合意されたとあり、与野党逆転の政治状況が建設的な「熟議」となるのか政治ごっこの「混乱」となるのかにも注目です。