6月1日、ラピタウェディングパレスで出雲市農政会議(足立博臣会長)の第20回通常総会が開催され、関係者120人が参加しました。足立会長は「農業環境は、資材や飼・肥料の高騰に農産物価格が追い付かず厳しい情勢が続いており、今こそ、組織をあげて農業の採算性確保を求めていかなくてはならない」と挨拶し、高見康裕衆議院議員、丸山達也島根県知事、飯塚俊之出雲市長が国政・県政。市政の令和6年度施策などについて説明するとともに藤木真也参議院議員が新しい脳剛・農村基本法の要点について講演しました。高見議員は「政治資金の問題にしっかりと取り組む」とし、丸山知事は「厳しい環境下の畜産業や農業水利の動力費などの支援を県が独自で対応している」、飯塚市長は「出雲市は農業を地域の基幹産業と位置づけ、3F事業やSDGsの推進となる有機栽培、AIや衛星、ドローンなどを活用したスマート農業の取り組みなどを支援している」、藤木議員は「新しい農業基本法には『食糧安保』を明記し、農業の持続的発展の視点を強調した内容になっている」などと述べ、来賓として参席した園山繁県議会議長は、さきの衆議院島根第1選挙区での自民党候補の惨敗を陳謝し「政治資金の問題が国政の最重要課題とされていることが政治不信の要因で、国会は、食料をはじめ経済、外交、医療、福祉などの問題をしっかりと議論できる環境をつくらなければならない」と挨拶しました。議事では令和5年度の事業報告および決算、令和6年度の事業計画および予算を承認し、次期参議院議員通常選挙の組織候補者に東野秀樹ホクレン代表監事の支援を決定しました。