自衛隊島根地方協力本部(本部長;山口芳正一等陸佐)は、10月18日(土)、 19日(日)の2日間、 出雲市河下町の河下港垂水岸壁で海上自衛隊のミサイル艇「はやぶさ」「うみたか」の一般公開(艦艇広報)を実施しています。ミサイル艇の「はやぶさ」と「うみたか」は、不審船などに即応できる最大出力44ノットの高速艦艇で、ともに海上自衛隊舞鶴地方総監部の第2ミサイル艇隊所属です。自衛隊員の皆さんについては、広島市での大規模土石流での不明者捜索や相次ぐ台風災害の救援、御嶽山噴火の負傷者救出や行方不明者の捜索など、度重なる出動要請に応え、困難な状況下で過酷なまでの住民支援活動にあたる真摯な姿には、ただただ感謝の言葉しかありません。河下港での広報は天候にも恵まれてたくさんの参観があり、夕刻には河下港での自衛隊艦艇の補給活動を推進する平田商工会議所(大島治会頭)による入港歓迎会も開催されました。
「たけしのTVタックル」でおなじみの木村盛世さんは、厚生労働省の医務技官を辞め、現在、医療法人財団綜友会で医学研究所長を務める感染症疫学の専門家ですが、「わが国で行われている学校や企業の健康診断のメガデータが学校や企業のパフォーマンスに生かされていないことは学術的にも社会的にも大きな損失」と指摘し、自らが学校健診のデータ分析と食育アンケートを行った結果、「健康問題に積極的に取り組んでいる学校は、教育面でも高い評価を得ている傾向がある」との結果を公表しました。さらに、10月2日付の週刊ダイヤモンド別冊で、綜友会で健康診断を行っている都内の私立高校62校のデータ分析で、「過体重率(肥満度+10以上が全体で示す比率)と偏差値の間には中程度の逆相関が見られ、学力が高いほど肥満の度合いは低いという結果がある」とし、齲歯(虫歯)の治療状況と学力との相関では、「学力が高いほど虫歯になっても治療している率が高い」という結果が得られたと述べています。木村さんは「定期健康診断で得られるデータは、その時代の子どもの健康状態をはっきり示している。過体重(肥満)や齲歯の治療状況、矯正視力、花粉症や食物のアレルギー、鬱や多動性障害など精神性の疾患といった膨大なデータが未解析のまま眠っており、総括的な健康指標を得て、子供の豊かな未来を実現する方策に活かすべき」と指摘しています。
10月16日、文部科学省は平成13年度に全国の国公私立の小、中、高校が把握したいじめや不当校など「学校問題行動調査」の結果を公表しました。全国的には、中、高校のいじめの認知件数は減少し、小学校では増加となっていますが、すべてのステージで暴力行為が増加しているとの結果が気にかかるところです。島根県の数値はいじめ、暴力行為ともに前年よりも減少していました。一方、不登校は全国、島根県ともに前年よりも増加し、島根県では、小中学校児童生徒1000人あたりの不登校が14.0人(全国平均11.7人)、 高校生では20.4(全国平均16.7人)と高い水準にあります。島根県教育委員会は、不登校の原因について「情緒的混乱」「友人関係」「無気力」「不適応」「家庭での親子関係」などをあげていますが、県内ほとんどの小、中学校には学習支援や生活支援にあたる学校支援員が配置されているだけに、規則正しい生活習慣や進路、学習、対人関係などに対する一番身近な存在となる保護者、家庭の役割をもう一度見直しする必要があるように思います。昨年、健康福祉部が実施した調査では「不登校」から「引きこもり」「無業者」「社会不適合」に進化、発展するケースが少なくないことが報告されており、早期に対処方針を定めることが求められます。