島根県立出雲工業高校の新しい校舎が完成し、10月23日、教職員、生徒、保護者など学校関係者のほか、建築工事に関わった施工者や行政、議会など約800人が出席し、盛大に竣工式が執り行われました。県産木材がふんだんに使用された内装をはじめPTAの支援によって教室にも冷暖房が完備され、県内でも屈指のすばらしい教育環境が整ったと感じる一方で、掃除をテーマにした活動を全国各地で行なっているイエローハット相談役の鍵山秀三郎氏が『パナソニックの創始者である松下幸之助氏取引先の評価基準に「従業員の挨拶」、「整理整頓」、「トイレの掃除」の3つをあげ、凡事徹底」を会社経営の基本としていた』と話されたことを思い出しました。近頃、若者のコミュニケーション能力の不足が指摘されますが、挨拶をする、返事をする、相手の目を見て話を聞く、ごみを拾う、要らないものは捨てる、その日のうちにやるべきことをすませるなど、当たり前のことを当たり前にするという姿勢がないと心身の余裕がなくなり、成長できる伸びしろができません。『凡事徹底』は「微差、僅差の積み重ねが大差となる」という意識を徹底させることですが、出雲工業高校の先生方には、すばらしい教育環境の中で、「平凡なことを非凡に努力する」生徒達を育ててほしいと思いました。

長崎がんばらんば国体が閉幕しました。「君の夢 はばたけ今 ながさきから」をスローガンに10月12日に開幕した今年の国民体育大会は長崎県内の各会場で、正式競技:37、公開競技 2の39種目が行われ、天皇杯(男女総合得点)は長崎県、皇后杯(女子競技得点)は東京都が獲得しました。島根県は、団体競技で少年のなぎなたやテニス、個人種目で陸上女子の青山選手、福田選手、水泳飛び込みの須山選手、ゴルフの鎌田選手などの活躍はありましたが、天皇杯が555点の45位、皇后杯が367点の44位に終わりました。今回の国体で特筆すべきは中国各県の成績で、天皇杯が岡山県⑨1195.5点、広島県⑱1012.5点、山口県(22)971.5点、鳥取県(38)790点、皇后杯が岡山県⑰546.5点、広島県⑭568.5点、山口県(27)476.5点、鳥取県(31)458.5点となっており、鳥取県の躍進はすばらしいと思います。大企業が少ない島根県ですから成年の競技力が都市部と比較して劣るのは致し方ないところで、競技成績は少年の頑張り如何の面はあるものの、テニスの錦織選手やレスリングの渡利選手、大相撲の隠岐の海関などを生み出した素地があり、ホッケーやなぎなたなどはお家芸になっていますから、今後の競技力強化に期待しましょう。

 10月22日、東京麹町の砂防会館で平成26年度の農業農村整備研修会・意見交換会が開催され、農林水産省や島根県の土地改良団体の関係者など70名が出席しました。この研修会は島根県土地改良事業推進議員連盟(浅野俊雄会長)と島根県農業農村整備事業推進協議会(長岡秀人会長)の共催で平成27年度の概算要求や国の農政改革の方向性などについて農林水産省の関係者から意見聴取するものです。土地改良予算は政権交代によって大きく削減されましたが、耕作放棄地の増加や東日本大震災やゲリラ豪雨の多発は農村地域の生業を大きく変質させており、国は農地の保全と農業生産、防災・減災に政策の比重を移行させつつあり、平成26年度には農地集約を促進する公的機関の設置や保有多面的機能支払交付金制度が法制化されました。研修会で講演した室本農村振興局整備部長は「国の農政改革は自給率から自給力の向上に転換するものだ」とし、大内技術調整官は「平成27年度は農地の大区画化・汎用化、水利の保全、国土強靭化に資する施設の長寿命化・耐震化、ため池の管理強化などを推進するために24%増の予算要求を行っている」と述べました。意見交換では、市町村関係者などから老朽化した農業用施設の整備費用に対する財政支援やため池改修の負担軽減、中山間地域への交付金単価割増、省庁連携による農林水産事業予算の弾力運用などに対する意見がありました。会合には細田、竹下、青木、島田の各国会議員も出席し、竹下国務大臣は「国は知恵とヤル気を見せた地域を徹底応援する」と述べました。