11月8日、平田文化館で平田ライオンズクラブ(角健次会長)の創立50周年記念式典が開催されました。平田ライオンズクラブは1964年に出雲ライオンズクラブのスポンサーで設立され、児童福祉や医療奉仕などを通じた社会貢献活動を行ってきました。とりわけ、アイバンクの登録や献血の推進活動は平田ライオンズクラブの代名詞で、各種イベントには必ずライオンズのテントがあります。記念式典の実行委員長を勤めた山下壮一さんは「創立は東京オリンピックの開催と同じころでした。以来、愛宕山の桜の植樹や献血運動に汗を流してきましたが、今後も奉仕を通じた社会貢献を続けます」と挨拶し、溝口島根県知事や堺田出雲市副市長が祝辞を述べました。式典では平田船川・湯谷川河川愛護団体、愛宕山公園整備団体、更正保護女性団体、角膜提供者、献血功労者の3団体、4個人に感謝状、30年以上の永年在籍会員4人に表彰状がそれぞれ贈呈されました。また、50周年記念事業として出雲市立平田図書館の前庭に「慈しみの庭」と命名された日本庭園が寄贈されました。
 11月7日、出雲市大社町の稲佐の浜で、海岸の侵食や風浪、飛砂の防止を目的にした海岸環境整備事業の起工式が執り行われました。稲佐の浜は出雲神話にある国譲りの舞台で、出雲大社の神迎祭の斎場となるなど古来から神々しい場所として、また、「日本の渚100選」に選定され、海水浴や観光スポットとしてたくさんの観光客で賑わう場所です。昭和58年から平成15年まで堀川河口から弁天島周辺にかけて消波施設や海岸公園などの整備が進められ、海岸の浸食はなくなりましたが、大量に堆積した砂が季節風によって民家や道路に大きな影響を及ぼすことから、住民が、神話の浜環境整備促進協議会(杉谷寿之会長)を組織し、関係機関に海岸の環境整備を要望し、島根県と出雲市が応えたものです。今回の海岸環境整備事業は、永徳寺坂と呼ばれる地域から塩掻島までの約670mの区域を、1期、2期事業に分けて行なうもので、計画策定にあたって、住民と事業の窓口となる島根県松江水産事務所の担当者が十数回のワークショップを実施し、ビュースポットの設置やトイレ、駐車場、海岸清掃の機材庫の整備、植栽帯や連絡通路の形状など細部に亘って協議を重ね、いわば官民協同で作り上げたことが特徴的です。工事の安全祈願に続いて行われた式典で挨拶した杉谷会長は「住民の思いが詰まった事業の完成が待ち遠しい」と述べ、石黒島根県農林水産部長は「必要な予算の確保に努め、事業の進捗を図りたい」と応じました。

山口県萩市の萩幼稚園・こども園(河名哲雄園長)は、学校法人本願寺萩学園が運営する認定子ども園です。認定こども園は都道府県知事が認定する幼稚園と認可保育所の機能を合わせ持つ複合施設で、幼稚園での幼児教育と保育園の長時間保育の機能を同時に受けることができます。萩幼稚園・子ども園は「素直で豊かな心を持つ仏の子どもを育てる」との教育方針のもとに「いのちを育む」として、精力的に食育に取り組まれています。浄土真宗は食事に際し、「多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。」とする『食前のことば』と「尊いおめぐみをおいしくいただき、ますます御恩報謝につとめます。おかげで、ごちそうさまでした。」とする『食後のことば』があり、萩幼稚園・こども園でもすべての子どもが唱和します。食事が楽しくなるよう月に1~2回は献立に全国各地の郷土料理や世界各国の名物料理を提供し、親子のクッキングや津和野にあるレストラン「ポンム・スフレ」の赤松健二シェフの味覚の授業、ふるさと探検などの食育イベントも実施しています。また、平成21年からは全ての保護者に食事の習慣アンケートを実施し、朝食の効用や睡眠時間の確保など、基本的生活習慣の必要性について指導する取り組みがされています。