11月15日に行われる「七五三」は奇数を縁起のよい数とする中国に倣って、公家や武家で行われていた子供の無事な成長を祝う儀式が、一般に広がったものと言われ、出雲地方では、数え年4才の男女児が着物の付け紐を取り、初めて帯を結ぶ習わしを「帯直し」「紐落し」などと呼んでいます。七五三の由来とされる儀式は「髪置の儀」「袴着の儀」「帯解の儀」の3つで、「髪置の儀」は、頭上に丸く髪を残す芥子坊などの髪型から髪を伸ばし始める儀式で、産みの親以外で長寿や子宝に恵まれた人に髪置親と呼ばれる儀式上の親になってもらい、白髪のかつらや真綿の帽子を頭にかぶせ、白髪頭になるまで長生きするようにと長寿を祈りました。「袴着の儀」は五歳の男児が初めて袴をはく儀式で、子どもを碁盤の上に立たせて、儀式上の親である袴親が裃をつけるという作法を行い、人生での様々な勝負の場で四方を制するという意味を込めたものと言われています。「帯解の儀」は、七歳の女児が着物に付いている付け紐を取って、初めて本式の帯を締める儀式で、帯を締めることにより、身を持ち崩すことがないようとの願いが込められているようです。出雲地方ではこの時期「帯直し荒れ」と言われる、冷たい季節風が吹きつけることも多いのですが、今年は若干の寒さは残るものの、陽のさす秋日和に千歳飴を持った幼子が両親に連れられて氏神様にお参りをする姿がとても可愛く映り、無病息災での健やかな成長を祈ります。

第20回日本管楽合奏コンテストは、日本音楽教育文化振興会が学校教育や生涯教育における管打楽器および吹奏楽の充実・発展に寄与することを目的として、「独自のサウンド」「多様な編成」「様式の変化」「視覚的演出表現」などを審査基準に、9月の予選審査を経て、11月1日から11月9日まで、東京都で中学校B、高等学校B、小学校、中学校A、高等学校Aの5部門で全国大会が開催されました。11月8日、かつしかシンフォニーヒルズで行われた中学校Aの全国審査に出場した出雲市立光中学校吹奏楽部は、最優秀の文部科学大臣賞は逸したものの、優秀賞を獲得し、さらに審査員特別賞とフォトライフ賞の2賞に輝きました。関係者によると、34校のトップで登場した光中学校は、初出場、しかも最小人員ながら臆せず、伸びやかにオリジナル曲を演奏し、審査員や会場を埋めた多くの聴衆から高い評価を得たとのことです。光中学校は27年3月の廃校、出雲市立平田中学校への統合が決定していますが、9月の全日本音楽コンクール中国大会での最優秀に続く金字塔に、心からの祝福と拍手を贈ります。

管打楽器および吹奏
 11月11日、東京の都市センターホテルで第14回都道府県議会議員研究交流大会が開催され、全国から540余名が参加しました。「議会人の、議会人による、議会人のための研究集会」として定着した議員研修は全国都道府県議長会(会長;林正夫広島県議会議長)の主催で開催されており、今年は地方分権改革有識者会議の座長を務める神野直彦東京大学名誉教授が「地方自治体の将来展望と都道府県議会の役割」とする基調講演を行い、「現在は歴史の転換点で、工業化による人口増加の時代が終わり、脱工業化による知識社会、逆都市化の時代に突入している」とし、「日本で今だに大都市集中が継続する状況にあることは社会経済学の観点からは極めて異常。大量生産・大量消費という概念は終焉へ向かっており、これからの時代を切り拓くには『個性を活かし、自立した地域をつくる』という意識を前面においた地域づくりが不可欠」と述べました。講演終了後は「議会運営の改革」「議会の政策立案の強化」「行政チェック機能の強化」「住民との関係強化」「地方自治体の将来と議会」の5つのテーマを掲げた分科会が開催され、熱心な意見交換が行われました。なお、この大会の模様は、財団法人自治体衛星通信機構の地域衛星通信ネットワークにより11月26,27日の2日間、午前10時から午後5時まで放映される予定で、自治体衛星通信機構のホームページでも録画配信されます。