11月23日は勤労感謝の日。祝日法には「勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝し合う」ことを趣旨とあり、1948年に制定されました。日本では古来より収穫に感謝する行事として「新嘗祭」が行われてきました。「新嘗」とはその年収穫された新しい穀物のことで、旧暦11月の2回目の卯の日に執り行われる「新嘗祭」は古くから国家の重要な行事で、瑞穂の国の祭祀を司る天皇が国民を代表して、農作物の恵みに感謝する重要な儀式として、1873年以降は11月23日とされてきました。戦後は、「労働」とは本来「農業に従事して生産を行うもの」だけを言うのではなく、今日のサービス産業なども含めた幅広い意味を持つことから「新嘗祭の日」という考えが却下され現在の「勤労感謝の日」が制定されたと政府発行の文書に記されています。出雲大社では献穀祭が執り行われ、秋日和の下で行われた祭典には行政や議会、農業関係団体の代表が参列し、稔りに感謝し国の安寧を祈念しました。
安倍首相は11月21日、衆議院を解散し、政府は臨時閣議で12月2日公示、12月14日投・開票とする衆議院総選挙の日程を決めました。記者会見で首相は「今回はアベノミクス解散」と述べ、デフレ脱却の経済対策を国民に問うとしましたが、財政再建と福祉財源確保を掲げる財務省の強い増税圧力を撥ね退け、法で定める15年10月からの消費増税を18ヵ月先送りする自らの決定に、国民の支持を得たいとする政治的な思惑を感じます。首相に解散を最終決断させたのは、民間エコノミストたちの予測ではプラス2%~4%とされた7~9月のGDPが、マイナス1.6%となったことだと報じられていますが、今回の解散は、「大義なき解散」「景気後退はアベノミクスの失敗」と喧伝され、敗北のリスクがある上、集団的自衛権行使容認や原子力発電所の再稼動に対する国民世論の動向が不透明で、「与党有利」の選挙予測は疑問です。首相の「与党で過半数」の言葉には自身がかなりの返り血を覚悟していることが伺え、任期を2年残して失職した現職衆議院議員各位には、油断することなく、師走の選挙でのご奮闘をお祈りします。
11月19日、松江市内のホテルで、本年7月21日に65歳で逝去した前島根県議会副議長の「福間賢造議員を偲ぶ会」が開催され、島根県や県議会の関係者70人が泉下にある福間議員の冥福を祈りました。福間議員は県立三刀屋高校を卒業後、家業の生花店を営む傍ら、木次町議会議員(2期)を務め、平成11年4月に大原郡選挙区から4期15年、県議会議員を務めました。その間、農水商工委員長や建設環境委員長、議会運営委員長、監査委員などを歴任し、平成25年6月から平成26年6月まで副議長を務めました。豪放磊落な性格で、中小企業政策に明るく、自民党島根県連では政務調査会長の職にもありました。偲ぶ会の発起人として挨拶した自民党議員連盟の洲浜繁達会長は「病気をおして大任を務め上げた福間議員の『不撓不屈』の気概に、議会人としての強い責任感を見た。天上から県政の行く末を見守ってほしい」と述べ、溝口知事は「福間議員は接する者に病気であることを感じさせない強さを持った人で、中小企業対策などに多くのご示唆をいただいた」などと追悼の言葉を延べました。福間議員のご子息である龍二さんは「父が亡くなって4ヶ月。たくさんの皆さんにお集まりいただき、父の足跡に触れることができた。父を誇りに思い、一生懸命前を向いて生きて行く」と挨拶しました。会場には福間議員の遺影やアルバムなどが展示され、生前の映像も紹介されました。