5月21日、参院選挙区の「1票の格差」是正策を話し合う選挙制度改革検討会が国会内で開かれ、都道府県単位の選挙区制度を維持し、北海道、東京、兵庫の定数を各2増し、宮城、新潟、長野を各2減する自民党の6増6減案について、4倍超の格差が残るとして反発が強く、見直しは自民、民主、公明3党の調整に移行する見通しと報道されている。自民党は参院で過半数の議席を確保しておらず、選挙制度改正には他党の賛同が必要で、公明党が11ブロックの大選挙区制を撤回したことで、隣県を1つの選挙区にする「合区」によって格差を2倍以内とする議論が有力になった観がある。自民党の溝手参議院会長は「6増6減以外の選択肢もあり得る」と述べたとあるが、衆参両院議員の選出を憲法の条文に書かれている投票価値の平等のみを基準とするなら2院制をとる意味はなく、地域性や職業、専門知識、年齢階層などがきちんと国政に反映される仕組みを定めてこそ選挙制度の抜本改革と言えるのである。18才の選挙権や一票の価値よりも、もっと大切な視点での議論の必要があるように思えるのだが・・・。

5月21日は二十四節気の小満。『暦便覧』に「万物盈満すれば草木枝葉繁る」と記されているように、植物が大きく成長する時期で、「麦秋」の言葉のごとく、麦畑は緑黄色に色付き始めます。「卯の花の匂う垣根にほととぎす早もき鳴きて忍び音もらす夏は来ぬ」と歌われるように、初夏の到来を感じ、ちまきや麦とろ、カツオ、稚アユなどを楽しむ頃となりました。この時期になると、皇居では、初夏の恒例行事として天皇陛下が「お田植え」を、皇后陛下が蚕にえさの桑の葉を与える「御給桑」が行われます。今年は、5月20日の夕刻に、皇居内の水田で、長靴姿の天皇陛下がうるち米の「ニホンマサリ」ともち米の「マンゲツモチ」100株づつをお手植えされ、皇后さまは紅葉山御養蚕所で、体長6センチほどの蚕の上に桑の葉を丁寧にかぶせられたと報道されました。

 5月18日、出雲市内で出雲河下港整備促進期成同盟会(会長;長岡秀人出雲市長)の平成27年度総会が開催され、関係者40人が出席しました。出雲河下港は5000㌧と1500㌧の岸壁が整備され、石材やガスなど年間約20万㌧の貨物利用がありますが、北西の季節風による波浪対策が利活用の拡大に不可欠とされており、県は平成26年度から北防波堤の建設に着手し、平成27年度は3億2千万円の予算が計上されました。出雲市では周辺の自治体や経済団体とともに出雲河下港振興会を設立し、コークスや石材の分野にターゲットをおいたポートセールスや海上自衛隊の補給港としての検討を行っています。長岡出雲市長は「北防波堤の整備により、静穏度が向上すれば、利活用の拡大が地域経済に大きく貢献するだけに、経済界と連携し、ポートセールスにつとめたい」と挨拶し、来賓として出席した国土交通省中国地方整備局の梅野修一港湾空港部長は「ターゲットを絞ったポートセールスや自衛艦艇の寄港は港の利活用や地域経済に貢献するという姿勢は評価できる。国の財政状況は厳しさを増しているが、整備局としては整備予算の確保につとめたい」と挨拶しました。