5月21日は二十四節気の小満。『暦便覧』に「万物盈満すれば草木枝葉繁る」と記されているように、植物が大きく成長する時期で、「麦秋」の言葉のごとく、麦畑は緑黄色に色付き始めます。「卯の花の匂う垣根にほととぎす早もき鳴きて忍び音もらす夏は来ぬ」と歌われるように、初夏の到来を感じ、ちまきや麦とろ、カツオ、稚アユなどを楽しむ頃となりました。この時期になると、皇居では、初夏の恒例行事として天皇陛下が「お田植え」を、皇后陛下が蚕にえさの桑の葉を与える「御給桑」が行われます。今年は、5月20日の夕刻に、皇居内の水田で、長靴姿の天皇陛下がうるち米の「ニホンマサリ」ともち米の「マンゲツモチ」100株づつをお手植えされ、皇后さまは紅葉山御養蚕所で、体長6センチほどの蚕の上に桑の葉を丁寧にかぶせられたと報道されました。