1月21日は二四節気の「大寒」。『暦便覧』に「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と書かれているように1年で最も寒く、今期も暖冬と言われていた年明から一転、大寒波襲来です。あちこちで剣道の寒稽古が行われ、凍り豆腐、寒天、酒、味噌などの「寒仕込み」が盛んとなる時期でもあります。島根県議会自民党議員連盟ものづくり政策検討部会(部会長;福田正明議員)は18日に引き続き、松江市の「㈱浅野歯車製作所」、安来市の「秦精工㈱」、出雲市の「NPO法人ビジネスサポートひかわ」の3カ所を訪問しました。寒風の中での調査は、さながら「寒行」の観がありますが、訪問した事業所2社は、ともに金属加工で国内屈指の高い技術力が評価されている企業であり、人材確保や技術力継承の状況などについて、出雲市では起業を志す者への貸工場(ブース)や中小企業の人材育成支援の取り組みなどについて、それぞれ視察・意見聴取しましたが、訪問先すべてで関係者の熱意が伝わり、寒さを忘れた1日でした。出生数の減による若年労働者が漸減するなかで、人材確保と育成は事業の存続に関わる大きな問題であり、島根県も「性根を据えた対策」を講ずる必要性を強く感じました。
 1月18日、島根県議会自民党議員連盟のものづくり政策検討部会(部会長;福田正明議員)は江津市のポリテクカレッジ島根(中国職業能力開発大学校島根校)を視察しました。『ポリテクカレッジ』は文部科学省所轄の短期大学ではなく、厚生労働省が所管する職業能力開発大学校(専門課程、応用課程を設置)及び職業能力開発短期大学校(専門課程を設置)の愛称で、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構によって運営されています。中小企業を中心として技能・技術の伝承やものづくり技術を支える人材の確保・育成が困難となるなか、全国各地のポリテクカレッジには、2年制の技術革新に対応できる高度な知識と技能・技術を兼ね備えた実践技能者の育成を目的とした専門課程と、新製品の開発、生産工程の構築等に対応できる将来の生産技術・生産管理部門のリーダーを育成することを目的とした応用課程が設置されています。ポリテクカレッジ島根には生産技術科、電子情報技術科、住居環境科の3つの専門課程で最新鋭の工作機械やIT関連機器を活用した訓練環境が整備されており、離職者が建築や電気などの分野で再就職を希望した場合に必要となる技能・知識を修得できる6ヵ月の職業訓練(アビリティ訓練)も実施されています。小岩屋正文校長から詳しい説明を聴取したところ、県内の企業に不可欠な「無形資産投資」を実践する場として相応しい施設でありながら、履修定員に満たない状況にあるとのことで、非常に残念に感じました。
 1月13日、島根県議会は全員協議会が開催され、議長および知事が新年の挨拶を行った後に平成28年度の国の施策および予算編成に係る島根県の重点要望項目の予算化の状況等ついて政策企画局長から報告を受けました。絲德康毛議会議長は「本年は地方創生に取り組む自治体の議会とっては施策立案能力の向上と情報発信の強化が求めれることとなる。議員各位には健康に留意され、県民の付託に答えられるよう希望する。」と挨拶し、溝口善兵衛県知事は「県は国の平成27年度補正予算、平成28年度当初予算に呼応し、切れ目のない一体となった予算を編成し、県の総合戦略に盛り込んだ重点施策の推進に万全を期して臨む考えだ。」と述べました。全員協議会の終了後には常任委員会、特別委員会が開催され、国の予算速報や県の中期計画の概要、第3期中山間活性化計画の骨子などについて聴取されました。また、この日は超党派の議員で構成する竹島領土権確立推進議員連盟(会長;原成充議員)の総会が開催され、2月22日に島根県立武道館で『竹島の日』記念式典と講演会を開催することを決定しました。