5月10日、松江市のくにびきメッセ国際会議場で第63回自民党島根県連大会が開催され、県内59地域支部と25職域支部からの代議員など420名が出席しました。絲原德会長は「自民党をめぐる状況は極めて厳しいものがあるが、過去、何度も危機を乗り越えてきた歴史を糧に党の再建を果たす」と挨拶し、党活動に貢献した川上幸博さん(出雲支部)や土江良明さん(平田支部)など38名が優秀党員、平田支部など10支部が党勢拡大優秀支部として表彰されました。園山繁幹事長は、昨年の県連大会以降の衆議院議員選挙の総括や今夏の参議院議員候補者の選考、島根県選出の国会議員の活動、組織、政調、青年局、女性局の活動などの党情報告を行いました。議事では、令和6年の決算報告や令和7年の運動方針および予算案および参議院比例区の鳥取・島根選挙区特定枠選出の藤井一博参議院議員を副会長に選任する補充人事などが承認されました。来賓として出席した丸山知事は、「参院選を前に減税論議が喧しいが、減税財源は地方や中小零細の政策経費の削減となる可能性が低く、自民党には泰然とした政権運営を望む」と挨拶し、中村絢県議会議員が憲法改正や参院選の勝利などに向けた大会アピールを朗読しました。県連大会に引き続いて、「出川桃子さんを励ます集い」が開催され、細田重雄後援会長は「出川さんは私たちの期待に応えてくれると信じている」と挨拶し、絲原県連会長、青木一彦内閣官房副長官、舞立昇治参議院議員、三浦靖参議院議員、高見康裕衆議院議員、高階恵美子前衆議院議員、藤井一博参議院議員の順に激励スピーチを行い、出川さんが「山陰から地方創生2.0の実現に向け新しい政治のうねりを起こす」と力強く決意表明を行い、河内県議会議員の「勝つぞコール」で締めくくりました。

 五月晴れの空の下を悠々と泳ぐ鯉のぼりに、子どもたちの健やかな成長を願う風習は日本のすばらしい伝統です。5月5日は「子供の日」。祝日法には「子どもの人格を重んじ、子供の幸福をはかるとともに、母に感謝する」とあります。小生には9人の孫がありますが、2024年に、島根県内で生まれた子供の数が3856人(前年比184人減)で過去最低を記録し、全国でも72万988人にとどまったと発表されました。島根県の出生数は、高知県(3,233人)、鳥取県(3,281人)、秋田県(3,540人)、徳島県(3,716人)に次いで全国で5番目に少なく、減少率は4.6%で全国平均よりも低いものの、昭和22年の出生数32,534人の11.9%まで減少しており、コロナ禍以降減少し続けている婚姻数は2,103組(123組減)とのことです。若年人口の減少は出生数の減のみならず将来人口の減少に直結する深刻な問題であり、国政にあたる政党の皆さんには、目先の参議院対策ではなく、結婚や出産、子育てをはじめ年金や医療、介護、教育など、若年世代の経済的負担軽減について真剣な議論をお願いしたいと思います。

 5月3日は「憲法記念日」。昭和22年5月3日の日本国憲法施行を記念して翌年に制定され、今年が78回目となります。憲法は国のあるべき姿を示す国家の基本法で、日本国憲法の「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」という基本原則を守ることに異論があるとは思えませんが、制定当時は占領下で国防を担う自衛隊が組織されておらず、戦前の勅令がトラウマとなって緊急事態などに関わる規定が欠落しているなど、憲法に明記すべき事項があるとする意見が国民の多数意見となっていることは各種の世論調査に明らかです。敗戦から80年が経過して国際情勢や社会経済状況が大きく異なっているにもかかわらず、国会の議論にほとんど進展が見られないことは忸怩たる思いですが、そうした思いを同じくしていた波多洋治岡山県議会議員が5月1日の早朝、脳出血のため急逝されたと聞き、大変悲しく、驚いています。波多先生は島根県海士町出身で81歳。岡山大学教育学部を卒業後、永らく教員を務め、2003年の岡山県議会議員選挙で初当選し、2020年5月から第71代県議会議長をお勤めになりました。空手道を極め、自民党岡山県連の保守派論客として知られ、小生とは島根県出身で県議会6期組の同期ということもあり、親しくお付き合いをしてきただけに残念で、心からご冥福をお祈りいたします。