中海・宍道湖がラムサール条約の登録湿地となって10年が経過しました。中海や宍道湖、斐伊川河口などは3000羽を数える天然記念物のマガンをはじめコハクチョウ、10万羽超とも言われているキンクロハジロ・ホシハジロ、ヒシクイなどのカモ類が飛来する集団越冬地であり、西日本屈指の野鳥の宝庫として知られています。しかしながら、宍道湖では漁協の年間漁獲量を超えるヤマトシジミがカモ類の餌になると言われ、斐伊川や宍道湖周辺の田畑の大豆やブロッコリー、キャベツなど秋、冬農産物の食害も凄まじいものがあり、1月13日、農林水産省農村振興局農村環境課の秋葉一彦鳥獣対策室長が現地視察に来雲しました。秋葉室長は斐川平野や宍道湖岸の野鳥の状況を観察した後に、島根県や出雲市の鳥獣施策の担当者や灘分下出来洲営農組合の渡部良幸組合長らと意見交換し、「日本有数の野鳥の飛来地という環境と農水産物の持続的な生産をどのように調和させるかについて、自治体と国(農林水産省と国土交通省、環境省)が協調して、早急に『島根(鳥取)モデル』となる対策を構築する必要性がある」という認識で一致しました。
1月11日、島根県議会は全員協議会が開催され、国に対する島根県の重点要望項目について平成29年度の政府予算案への反映状況等を新田政策企画局長から報告を受けました。絲原德康議長は年頭にあたり、「年末に7年越しの捜査の結果、島根県立大学女子学生殺人事件の容疑者が特定された。島根、広島両県警の捜査関係者の努力を多とするが、ご両親や家族の心中を思うと慙愧に耐えない。依然として、過疎高齢化の進行が続く島根県だが、真の地方創生の実現を目指して前進できる年にして行こう。」と挨拶し、溝口善兵衛県知事は「島根県としては総合戦略に盛り込んだ重点施策の推進に万全を期すと ともに、県勢振興の柱の1つである観光振興で、国の『国立公園満喫プロジェクト』に呼応し、所要の対策を追加して意欲的な政策展開をする。」などと述べました。全員協議会の終了後には常任委員会が開催され、政府予算の措置状況について所管別に詳細な説明を受けました。また、超党派の議員で構成する竹島領土権確立推進議員連盟(原成充会長)の総会が開催され、例年に倣い、2月22日に島根県民会館で『竹島の日記念式典』を開催することを決定しました。
1月9日は「成人の日」。日本の新成人を祝う習わしは、小正月の元服式に由来するものですが、今年、新成人を迎える人は全国で約123万人と昨年よりも2万人多いようです。「成人の日」は、祝日法第2条に「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い、励ます」とありますが、新成人の皆さんには「社会に責任を有する」という自覚を持って、無限の可能性に向かって今日を精一杯生きてほしいと思います。ところで、昨年、選挙権の付与年齢が18才に引き下げられましたが、先ごろ実施された新成人に対するアンケートでは、「政治に関心がある」と答えた人が55%、「選挙に関心がある」と答えた人は44.8%など、政府や国会、政党関係者の期待とは著しく異なった結果が出ています。近い将来、成人年齢の引き下げも不可避と思われますが、将来の日本を担う若年世代に対し、民主主義の根幹をなす「選挙の意義」について理解を求める有権者教育(主権者教育)の必要性を感じるところです。