2月11日、出雲市立平田体育館で第66回平田少年剣道大会と第30回平田地区剣道大会が開催されました。剣道、柔道をはじめ日本の武道一般では、夏の酷暑の時期に「土用稽古」、冬の厳寒の時期に「寒稽古」と称する鍛錬会が開催されます。剣道修行の目的は、心身を鍛える「克己」にありますから、寒さに負けじと懸命に打ち込み稽古で汗を流す鍛錬法は、日本古来の武道である剣道には欠かすことのできない伝統で、ケガや風邪を防ぐために稽古前後に乾布摩擦や道場の雑巾がけなどによって十分なストレッチをするなど、長い歴史の中で理にかなった稽古方法が確立されています。この日は風雪注意報が発令され、今季一番と言われる寒気が流れたものの、体育館の中では、早朝から小、中学生から一般まで100名を超える剣道愛好者たちの張り詰めた空気をビシッと竹刀で切り裂く音が心地よく響き、午前9時からの試合では寒稽古の総仕上げとばかりに熱戦を繰り広げました。
2月9日、出雲市のTジョイ出雲で錦織良成監督作品でEXILEのHIROさんがプロデュースした映画『たたら侍』の5月20日に全国公開を前にした内覧会が開催され、招待者300名が奥出雲の美しい自然の中で撮影された時代劇を満喫しました。映画『たたら侍』のロケは島根県の雲南地域を中心に平成26年から3年がかりで行われ、2016年9月の第40回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門での最優秀芸術賞を皮切りにコルカタ映画祭国際長編映画部門で金の女神賞(グランプリ)、チャトラパティ・シヴァージー国際映画祭の最優秀監督賞・最優秀貢献賞、オークランド国際映画祭の最優秀監督賞・最優秀撮影賞・最優秀助演男優賞・最優秀助演女優賞、ザ・バイユー映画祭長編部門のグランプリ・最優秀主演男優賞など多くの国際映画賞で高い評価を得ています。上映に際し、錦織監督は「本物が持つ魅力・輝きを多くの皆さんに知ってもらうことが島根の再発見になると確信している」とし、「たくさんの皆さんに映画館に足を運んでいただけるようご支援ください」とコメントしました。
2月8日、出雲市立国富コミュニティセンターで平成28年秋に島根県と出雲市が実施したシカの生息頭数調査の結果と平成29年度の駆除方針や被害防止対策などに対する住民説明会が開催されました。島根県農林水産部の山口次長は「全国的にシカの被害が拡大傾向にあると報告されているが、北山地域では被害が着実に減少しており、県としては出雲市と協調して、住民の皆さんと野生生物の共生が可能な生息環境の実現を図りたい」とし、中山間研究センターの金森科長が、「島根半島に生息するシカは、弥山・鼻高山地域の生息頭数が660頭程度、湖北地域が1500頭程度と推定され、ライトセンサスなどの結果から弥山・鼻高山地域は『やや減少』、湖北地域は『横ばい』」との見解を述べました。北山地域シカ被害者の会(園山繁代表世話人)からは、「弥山・鼻高山地域の北側(鰐淵、奥宇賀)では個体数の減が顕著」「湖北地域では久多美から佐香地域での目撃数が多い」との報告があり、シカの生息環境整備では「『生息の森』として整備された地域でコナラやクヌギの枯損が顕著で、早急に捕植などの対応が必要」との指摘や、被害防止対策では「防護柵の劣化対策や被害防止に有効な電気牧柵、ネット支給を強化して」「自衛班の猟友会加入義務付けを緩和し、損害保険の団体加入を検討されたい」などの意見があり、島根県鳥獣対策室と出雲市森林政策課は、「平成29年度も『徹底駆除方針』を継続し、被害防止対策については、実情に応じて住民の要望に応える」としました。