2月8日、出雲市立国富コミュニティセンターで平成28年秋に島根県と出雲市が実施したシカの生息頭数調査の結果と平成29年度の駆除方針や被害防止対策などに対する住民説明会が開催されました。島根県農林水産部の山口次長は「全国的にシカの被害が拡大傾向にあると報告されているが、北山地域では被害が着実に減少しており、県としては出雲市と協調して、住民の皆さんと野生生物の共生が可能な生息環境の実現を図りたい」とし、中山間研究センターの金森科長が、「島根半島に生息するシカは、弥山・鼻高山地域の生息頭数が660頭程度、湖北地域が1500頭程度と推定され、ライトセンサスなどの結果から弥山・鼻高山地域は『やや減少』、湖北地域は『横ばい』」との見解を述べました。北山地域シカ被害者の会(園山繁代表世話人)からは、「弥山・鼻高山地域の北側(鰐淵、奥宇賀)では個体数の減が顕著」「湖北地域では久多美から佐香地域での目撃数が多い」との報告があり、シカの生息環境整備では「『生息の森』として整備された地域でコナラやクヌギの枯損が顕著で、早急に捕植などの対応が必要」との指摘や、被害防止対策では「防護柵の劣化対策や被害防止に有効な電気牧柵、ネット支給を強化して」「自衛班の猟友会加入義務付けを緩和し、損害保険の団体加入を検討されたい」などの意見があり、島根県鳥獣対策室と出雲市森林政策課は、「平成29年度も『徹底駆除方針』を継続し、被害防止対策については、実情に応じて住民の要望に応える」としました。