6月18日(土)、19日(日)の2日間、出雲市の河下港垂水岸壁で海上自衛隊のミサイル艇「はやぶさ」(小山内徹哉艇長)の一般公開が行われました。これは自衛隊活動に対する市民理解を促進するため、自衛隊島根地方協力本部(本部長; 長谷川敬一等陸佐)が実施したもので、2日間で約2500人が乗船、見学しました。長さ50m、幅8.4mで基準排水量200tの「はやぶさ」は、海上自衛隊舞鶴地方総監部の第2ミサイル艇隊(渡邉義彦司令)所属で、不審船などに即応できる最大出力44ノットの高速艦艇です。河下港での広報は平成23年、26年に続いて3回目ですが、単独の寄港は初めてで、この日は陸上自衛隊出雲駐屯地の装備車両なども展示されました。6月18日に開催された平田商工会議所(大谷厚郎会頭)主催の歓迎会で挨拶した渡邉司令によると、隣国情勢の変化によって自衛隊の日本海での警戒監視活動は極めて緊張感の高い状況にあるとのことで、「はやぶさ」は19日の広報活動終了時刻の午後4時30分に離岸しました。
6月17日、出雲市のビッグハート白のホールで、英国ナショナルトラストMottisfontと出雲市の交流事業としてパーカッショニスト加藤訓子さんのコンサートが開催されました。この企画は、出雲市佐田町出身で、島根県の遣島使や出雲観光大使などを務める英国在住のジョーンズ百枝さんが、芸術活動を通じて英国と出雲地域の国際交流を進めようと、英国ナショナルトラスト、島根県、出雲市に働きかけ、第23回出雲市総合芸術文化祭の一環として実現したもので、東芝文化交流財団が支援しました。加藤さんはロッテルダム音楽院を首席で卒業し、古典や現代音楽を打楽器に編曲した演奏活動は国内外で高い評価を受けています。目田鬼面太鼓の勇壮な演奏で始まったコンサートは、斐川町在住の笛作家である樋野達夫さんや出雲芸術アカデミーのピアニスト望月未希さんとのジョイント演奏もあり、加藤さんの巧みなバチさばきで演奏されるクラシックや現代音楽は満員の聴衆を魅了し、アンコールの拍手が続く素晴らしいものでした。コンサート終了後に白のスタジオで行われた交流会には、映画監督の錦織良成さんの姿もありました。6月18日には佐田町で木材を使ったアートクラフトなどの野外活動の催しが計画されています。
「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法が成立しました。現在の日本の法律の多くは『謙抑性の原則』から、発生した犯罪について処罰することが前提となっており、マスコミの論調は、対象を限定したとは言え、犯罪の準備段階で処罰できるようにする法律は、戦前の治安維持法を想起させるとして、総じて「人権侵害のおそれあり」として法律改正には批判的なもので、国会での徹底審議を求めていました。しかし、国会での論戦で明らかになったのは、今回の改正で、国際組織犯罪防止条約(TOC条約)を締結できるようになったことと、対象が組織犯罪であるため個人のテロには対応ができないことぐらいで、『今国会最大の与野党対決法案』と形容された質疑は、野党側は答弁者の人格・能力を攻撃したり、「話し合うことが罪になる」「戦争に反対するデモをしたら犯罪として処罰される」とばかりの主張を繰り返し、とても「テロに対して何が必要なのか」という本質に迫る議論はほとんどありませんでした。NET上の世論調査では、テロ対策の法制化に対する賛成が反対を大きく上回っていますが、ラグビーのワールドカップや東京オリンピックをはじめ日本で開催される世界的なイベントがテロの標的にされないためにも、国会には「安全を確保するためのきちんとした法整備」をお願いしたいものです。