9月10日、第11回全国和牛能力共進会宮城大会の審査結果が発表されました。島根県は全9区に26頭をフルエントリーして臨みましたが、第3区で優等14席、5区で優等5席、8区で優等8席という極めて厳しい成績に終わりました。優等1席の顔ぶれを見ると、鹿児島県が4部門、宮崎県が3部門、大分県、宮城県が1部門を制し、九州各県が先進県としての地位を不動のものにした観があります。ただ、8区の肉牛の部に出品された島根県代表牛の中にはロース芯やBMS、歩留まり値などが最上位にランクされものもあり、悲観する材料ばかりではありません。また、県の関係者によると、「久茂福」というスーパー種雄牛の造成も進んでおり次期全共では大きな活躍が期待できるとの意見もありますが、先ずは足らざるところをしっかりと分析、反省して出直しする必要があります。ところで、今回の全共出品者の顔ぶれを見るとほとんどが60~70才代で、高齢者が地域のみならず島根県の畜産を支えていることが実証されました。少子高齢化の進む島根県では担い手の減少などによって牛の飼育頭数は減少の一途ですが、『逆転の発想』。積極的に元気な高齢者の皆さんの力を借りて、是非とも「しまね和牛」の再建を果たしたいものです。

 

 9月7日は二十四節季の白露。暦便覧に『陰気ようやく重なりて露にごりて白色となれば也』とあるように、草花には朝露がつくようになり、稲穂が輝く「稔りの秋」到来です。宮城県仙台市宮城野区の「夢メッセみやぎ」では 、全国の銘柄牛が一堂に集う第11回全国和牛能力共進会宮城大会(全共)が開幕しました。5年に1度、開催される全共は「和牛のオリンピック」と称され、和牛の改良成果や肉質などを競うもので、今回は、9つの出品区に39道府県から種牛の部330頭、肉牛の部183頭の計513頭が出品されています。会場となっている東北地方最大級のコンベンション施設である「夢メッセみやぎ」は、東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けたものの、従前通りに修復され、開会式で宮城県の村井嘉浩知事は「全国からの支援に感謝するとともに、和牛の改良にも東北の底力を示す大会にしたい」と挨拶しました。7日夜に仙台市内で行われた島根県の代表激励会には出品者をはじめ溝口知事や県議会議員、JA関係者など150人が参加し、「しまね和牛」の名声復活を期して、島根県代表の上位入賞を祈念しました。8日から始まった審査は、第1区(若雄)に出雲農林高校で生まれた「茂華松」が7番目に入場しました。島根県からは全9区に26頭が出品されており、10日の最終審査の結果発表まで関係者の緊張が続きます。  
  9月6日、第460回島根県議会9月定例会が開会しました。会議の冒頭で大屋議長は、北朝鮮の弾道ミサイル発射や核実験の強行について「極めて重大かつ深刻な脅威で、強く抗議する」と述べました。初日の本会議では会期を9月6日から10月4日までの29日間とし、平成29年度島根県一般会計補正予算(第2号)など予算案16件と島根県手数料条例の一部を改正する条例など条例案4件および県の行う建設業に対する市町村の負担についてなど一般事件案8件の計28議案が上程され、平成28年度決算の審査を行うため,決算特別委員会(委員長;絲原徳康議員)の設置が決まりました。溝口知事は議案の提案説明にあたって「政府は国際社会と協調して北朝鮮の暴発を抑止されるよう要望する」とし、県の有事対応について「国や市町村、消防などと連携して県民保護に万全を期す」と述べました。本会議終了後には農林水産省の福島一農産企画課長を講師に迎え、議長主催の「平成30年以降のコメ政策~需要に応じたコメ生産の推進~」と題する議員政策研修会が開催されました。福島氏は1971年埼玉県生まれで東京大学卒業後、1995年に農林水産省入りし、1997年から3年間島根県庁で勤務経験があります。2016年から政策統括官付の現職で、平成30年から実施する国のコメ政策について説明を受けました。質疑応答では議員から「高米価政策からの転換を図るべき」「農業の持つ多面的機能に適切な評価を」「集落営農組織への支援を厚くして」などの意見がありました。