2月7日、自由民主党島根県支部連合会(島根県連)は、米子市内のホテルで自由民主党鳥取県支部連合会(鳥取県連)で次期参議院議員選挙の鳥取県・島根県選挙区候補者と比例区特定枠候補者の選定に関わる協議会を開催し、選挙区に島根県連の出川桃子島根県議会議員、比例区に鳥取県連の舞立昇治参議院議員の擁立を申し合わせ、2月12日に自民党本部に公認申請を行うことを決定しました。参議院議員の任期は6年で、選出方法は、当初、定数は全国区選出議員100人と地方区選出議員150人の250人。全国区は全都道府県の区域を通じて選出し、地方区は都道府県ごとに2人区25、4人区15、6人区4、8人区2の選挙区を設置し、いずれも3年ごとに半数を改選する方法で、昭和45年に沖縄の本土復帰に伴い地方区の定員は252人となりました。昭和57年、「選挙にお金がかかりすぎる」として全国区制が廃止され、比例区として全国を1つの単位とする拘束名簿式比例代表制が導入され、地方区は選挙区に改称されました。平成6年には「1票の格差是正」として小選挙区の定数について埼玉県など4県が増員され、北海道など1道2県を減員、平成12年には比例代表選出議員を100人から96人、岡山県など3県の定数を減員し、選挙区選出議員を152人から146人の242人と変更するとともに、拘束名簿式比例代表制を改め、候補者個人の得票数が多い順に当選人を決定する非拘束名簿式比例代表制に改められました。平成18年には選挙区の定数を東京都と千葉県を増員、栃木県と群馬県が減員され、平成24年は神奈川県と大阪府を増員、岐阜県と福島県を減員、平成27年は東京都、愛知県など1都3県と北海道が増員、宮城県など3県を減員するとともに、鳥取県と島根県および徳島県と高知県が減員・合区されました。合区となったことで「地方自治の基本単位とする都道府県の代表が国会に参画できないことは不合理」とする声が高まったことから、平成30年に埼玉県を増員し、選挙区定数を146人から148人に変更するとともに、比例代表選出議員の定数を96人から100人とし、比例代表の候補者名簿に優先的に当選人となるべき候補者を指定する特定枠制度が導入されました。ただ、特定枠は便宜的運用を行えば合区によって選挙区から代表を送ることができない地域を救済することはできますが、地域的配慮を行っているのは自民党だけであり、あくまで弥縫策でしかありません。

 2月6日、松江市のホテルで今年の7月に予定されている第27回参議院議員通常選挙の鳥取県・島根県選挙区または比例特定枠に擁立する自由民主党島根県連の候補者の予備選挙が行われました。予備選挙に名乗りを上げたのは出川桃子県議会議員(47)と園山繁県議会議員(68)の2人で、島根県連の役員と地域支部および職域支部の代表など126人で選挙して多数を得た者を当選人とすることとし、両者が所信を述べたのち投票が行われました。当日の投票者は124人で、有効投票120票のうち出川議員64票、園山議員56票で、出川議員を当選者として、2月7日に米子市で開催される自民党鳥取県連と島根県連の協議で、既に鳥取県連で擁立を決めている現職の舞立昇治参議院議員とどちらを選挙区候補、比例特定枠の候補者とするのかを決め、党本部に公認申請することになります。島根県連の候補者となった出川桃子県議会議員は東京都出身で、成蹊大学を経て外資系の法人勤務の後、松江市出身の男性と結婚後松江市に在住し、市議会議員(1期)を務めた後、令和5年の県議会議員選挙で松江市選挙区から初当選し、現在、自民党島根県連の女性局副局長を務めており、「石破政権の地方創生2.0に呼応し、青年・女性の声を集めて、島根県から自民党再生の風を起こしたい」とアピールして出席者の支持を集めました。

 参議院選挙の予備選の候補者となりました。小生は県連幹事長の職にあり、当初は、「誰か手を挙げてくれれば、自分が候補者となる必要はない」と考えておりましたが、周囲からの「推薦を受けるべき」との強い意見に苦悩しました。結果的には、島田先生が命懸けで取り戻した議席を引き継ぎながら、選挙区での立候補を断念された三浦参議院議員の思いを引き継ぐべきだと決意をして応諾しました。

 公募への応募が複数となり、選挙となれば組織が軋むおそれがあるとして「立候補を取り下げてはどうか」とする意見もいただきましたが、調整で候補を一本化しても、選考経過が不透明と映れば混乱を来たすことは過去からの反省点であり、国政を志す若い人たちが手を上げやすくするためにも、後々に不満を残すより、県内の自民党支部の代表に選挙してもらう方が常道と判断し、批判を覚悟で、敢えて取り下げをしませんでした。

 道元禅師は正法眼蔵の中で「玉は琢磨によりて器となる。人は錬磨によりて仁となる。何の玉かはじめより光り有る、誰人か初心より利なる。必ず磨くべし、すべからく練るべし。自ら卑下して学道をゆるくする事なかれ。」と著していますが、不憫の身ではあれど、今日まで自らを鍛え、努力を重ねてきましたので、2月6日の予備選挙に臨み、自分を卑下することなく堂々と所信を述べたいと思います。