4月20日、東京・芝公園のザ・プリンスパークタワー東京で「都道府県議会議員研修会2018」が開催され、自民党所属都道府県議会議員や政令都市議会議員連絡協議会代表など約800名が受講しました。研修は第1講座が「憲法改正」をテーマにした全体研修、第2講座が「働き方改革」「生産性革命・人づくり革命」「地方創生」「外交・安全保障」をテーマにした分科会、第3講座が「安倍総裁の時局講演」で4時間30分に亘る重厚な内容でした。第1講座で細田博之憲法改正推進本部長は憲法改正に対する党内議論の状況を説明し、「自民党は『自衛隊の明記』『緊急事態対応』『参議院の合区解消』『教育の充実』の4項目を衆参の憲法調査会に諮ることにしている」とし、中谷本部長代理は「憲法改正には国民の圧倒的な支持が必要」と述べました。第2講座で『働き方改革』の座長を務めた鈴木馨祐衆議院議員は「日本経済が長期の低迷から脱するには『労働力』『投下資本』『生産性』に抜本的な規制緩和が不可欠」とし「多用な就労形態を可能にし、雇用者の賃金を上昇させることが重要と述べ、聴講者からは「地方の労働力不足を補うため外国人雇用を自由化または就労ビザ導入を検討すべきでは」との意見がありました。第3講座は、訪米から帰国直後の安倍総裁が時局講演し、財務省や防衛省など一連の不祥事を陳謝した上で、55分間、訪米の成果や北朝鮮情勢、アベノミクスの効果、労働生産性の向上、農林水産業の強化、憲法改正必要性などについて淀みなく語りました。4月21日には恒例となっている総理大臣主催の「桜を見る会」が、葉桜の新宿御苑で開催され、平昌五輪で金メダルを獲得したスピードスケート女子の高木美帆選手など各界から1万人を超える招待者が出席しました。夏を思わせる陽気でしたが、艶やかな和服姿の女性の参加者も多く見られました。
4月20日は二四節気の「穀雨」。『暦便覧』に「春雨降りて百穀を生化すればなり」とあるように、穀物の新芽を育てる雨が降る時期となり、各地の田圃や畑の耕耘が始まりました。昨日、出雲市では特産の「島根ぶどう」の初出荷式が開催され、超早期加温デラウェア333㌔が全国18の市場に出荷されたと報道されています。今年は1,2月の大雪・低温が続いた一方で3月下旬から温暖な天候が続き、幾分回復したものの、出荷量は昨年より500㎏ほど少なかったようですが、島根ぶどうが近隣のスーパーや青果店の店頭に並ぶのは連休明けに なりそうです。ところで、4月9日未明の強い地震で一般公開が中断されていた石見銀山の龍源寺間歩と大久保間歩が安全点検を終え、明日から再開されると報道されました。島根県防災部の発表資料を見ても地震被害に関する応急対応がほぼ終わり、本格復旧に向けた取り組みが始まったように感じます。ゴールデンウィークを前に世界遺産の石見銀山や国立公園三瓶山の受け入れOKの発信は風評被害払拭に大きな役割があり、たくさんの観光客の来訪を期待したいと思います。
4月17日、参院外交防衛委員会で、防衛省の統合幕僚監部に勤務する30代の3等空佐が、永田町の公道上で小西参議院議員に対し、「お前は国民の敵だ」と複数回に亘って罵ったことが明らかになりました。報道によると、自衛官は帰宅後に国会周辺をランニング中、小西議員に遭遇して罵声を浴びせ、後に撤回・謝罪したとされています。過去、小西議員が自らのツイッター上に「自衛隊員の母親の望みも虚しく、自衛隊員は他国の子供を殺傷する恐怖の使徒になるのである」と投稿したことが原因のようですが、昼夜を問わず命がけで任務を遂行する隊員の心情は察するにしても短慮が過ぎる行為であり、小野寺五典防衛相は「自衛隊の服務規定に抵触する」として処分を検討する意向を示しています。野党の2.26事件や5.15事件を引き合いに出しての防衛相の辞任要求は荒唐無稽と思われますが、それにしても、財務省の決裁文書の改ざんや福田事務次官のセクハラ疑惑、自衛隊のPKOに関わる日報の廃棄、現職警察官の銃による公務中の殺人、刑務所の脱走等々、何か優秀と言われてきた日本の統治機構の劣化を思わせる事案が頻発していることは大きな心配事です。