5月5日は「こどもの日」。 祝日法には「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と制定趣旨が書かれています。皐月の青い空に鯉のぼりが悠々と舞う光景は私たちをウキウキさせてくれます。兜を飾り、ちまきや柏餅を食べ、菖蒲湯に浸かる「端午の節句」は男の子の成長を祝うものと思いがちですが、もとは災厄を祓う『五月忌み』から発したもので、女性の節句だったという説や田植え神事から変じたものとする説もあり、法にわざわざ「母に感謝する」という文言を書いたことで、性別を超えて子どもの成長を祝うという意思が明確になっていると思います。小生には男3人、女1人の4人の孫があり、連休前に知人の助けを借りて鯉のぼりのポールを立てましたが、今年の連休中は連日の強風で、のぼりを上げることができず残念でした。ただ、出雲地方は1か月遅れの節句が通常ですから、あと1か月の間、子どもたちの成長を祈って、爺の役目を果たしたいと思います。
5月3日は「憲法記念日」。安倍首相は「いよいよ憲法改正に取り組む時がきた」と言明し、初めて改憲が政治日程に上がろうとしています。新聞、TVは、一様に「改憲論議に対する国民の理解は進んでいない」との世論調査結果を報じ、「日本国民の多くが平和憲法の改正に否定的」とする識者の指摘を紹介しています。先日、東京で開催された自民党の都道府県議会議員研修会で細田博之衆議院議員は『自衛隊の明記』『緊急事態対応』『参議院の合区解消』『教育の充実』の4項目を改正論議の主軸と説明しました。ネット上ではマスコミの調査結果とは裏腹に、憲法改正の必要性を肯定する意見が圧倒的に多く、
国会での憲法論議が進まない理由は「国民が改正に反対しているのではなく、野党のサボタージュ」との見方が一般的になっていると感じます。同様に、財務省の福田前次官のセクハラ問題もマスコミ報道と国民の受け止め方にはかなりの相違があり、編集されたICレコーダーの録音内容を「特定の女性に対するセクハラと断定するのは疑問」と感じている人が多くありました。ところで、今年のゴールデンウィークも残り少なくなりましたが、連休中に選挙区内の住民と直に接した国会議員が、森友・加計問題一辺倒の質疑方針や審議拒否に対する厳しい声を受けて、連休明けにどのような国会対応をするのかが見物です。
愛媛県今治市の刑務所作業場を脱走した平尾龍磨受刑者がJR広島駅付近で身柄を拘束され、4月30日に単純逃走容疑で広島東署に逮捕されたと報道されました。逃走から23日を経過しての逮捕に、関係住民は一安心と言うところです。しかし、潜伏先を広島県尾道市の向島と見て、延べ1万5千人を超える捜査員を動員して徹底捜索した愛媛、広島の両県警の『水も漏らさぬ網の目』は、「泳いで瀬戸内海を渡った」とする供述に、島外への脱出を許した原因が、捜査関係者の「思い込み」にあったことを如実に物語っています。島の住民によると、向島から本州の尾道までは約200mで、「昔はよく泳いで渡った」とのことですが、「今の時代にまさか・・・」という観念が「徹底した検問で島内に閉じ込める」とする捜索方針を変更できなかった主因で、約5億円と見積もる捜査費は無駄になりました。また、逃走理由が、「刑務所での人間関係に嫌気がさした」と聞き、受刑者に対する人権擁護が保証されている日本ならではのこと思いますが、これも「ご時世」と妙に感心する次第です。