韓国・京畿道議会で教育機関が保有する特定の日本製品に、「本製品は日本企業が生産した製品です」などのステッカー貼付を義務付ける条例案が発議されたとの報道に驚きました。文在寅大統領の対日政策には小首を傾げることは少なくありませんでしたが、さすがに今回は韓国内でも非難する向きがあるようです。しかし、日本の統治時代を全く知らない世代の韓国の人たちによって次々に作り上げられる「日本の統治は搾取、奴隷」とする観念には、日本政府はいつまでも「韓国は価値観を共有する隣国」などと形容するのではなく、国際社会に対しきちんと反論するとともに、日本の子どもたちに対して近現代の日本の歴史的事実をきちんと教育しなければ、捏造された外交史や歴史観にまともな反論もできないまま、時間の経過とともに、日韓関係は抜き差しならぬ関係に陥る可能性があります。将来に禍根を残さないよう、日本政府には、早急に「毅然とした」対応を望むところであり、開会中の国会ではくだらない忖度議論で時間を費やすのではなく、朝鮮半島で起こっている事態や世界経済の減速にどう対応すべきかなど、真剣な政策論議を展開していただきたいものです。  
 4月30日の今上天皇陛下のご退位に伴い、「平成」に代わる元号は、「令和」と発表されました。改元は新天皇の即位日の5月1日に行われることになりますが、「令和」は日本最古の歌集である「万葉集」にある「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」という一節から命名されたとのことです。安倍首相は、「令和には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」と述べており、新しき御代の安寧を祈念するところです。ところで、4月5日、塚田一郎国土交通副大臣が「忖度発言」の責任を取って辞任しました。塚田副大臣は「われを忘れて誤った発言をした」などと弁明していますが、安倍首相や麻生財務相の地元である下関市と北九州市を結ぶ関門新ルートの利益誘導に関わる発言であり、辞任は当然です。いよいよ統一地方選挙の前半戦は4月7日の投票日間近となりました。選挙戦が過熱すると、自陣を有利に運ぶ思惑で誇大な宣伝や誹謗・中傷がありがちですが、浅慮に過ぎる発言や行動が思わぬ結果につながることを認識し、戦後を穏便に収束させるためにも関係者は自重自戒を徹底しなければなりません。  
 4月1日から2019年度の始まりです。今年は、4月は「平成31年度」ですが、天皇のご退位があるため、5月1日からは年度中途で新しい元号をいただく年度となります。就職や進学をする人の多くは今日から新しい職場や学校での生活をスタートさせることと思いますが、「『千里の道も一歩から』で、焦らず、一歩一歩着実な歩みを進めてほしい」と思います。さて、漢字で「四月一日」と書いて「わたぬき」と読みます。日本では、平安時代に四月一日と十月一日を「衣替え」とすることが決められており、四月の衣替えは中綿を入れていた厚地の着物から綿を抜いたものにするということで、「綿抜き」としたことからつけられたと言われています。ここ数日、遊説の車窓から目にする満開の桜に癒される心持ちですが、「春の嵐」とばかりに、一昨日は驟雨と強風、昨日は雷と霰に見舞われるなど、「衣替え」どころか冬装束とホカロンが手放せません。