4月20日は二四節気の「穀雨」。 『暦便覧』に「春雨降りて百穀を生化すればなり」とありますが、「百穀春雨」と言われるように、田畑で種まきが始まる季節となりました。昨日は、出雲市で特産の「島根ぶどう」の初出荷式が開催され、出雲市と益田市で収穫された超早期加温デラウェアが集荷所に持ち込まれ、出荷前の品質チェックを終えた450キロが全国の市場に送られました。JAしまねによると、今年のデラウェアの生育は順調で、玉太り、糖度ども上々で、8月中旬ごろまでの出荷量は約1100t、販売額14億4000万円余を見込んでいるとのことです。また、夜は「ピンクムーン」と称される平成最後の満月で、昼間は雲が低く、雨模様で心配しましたが、夜半には雲間から輝きが見え始めました。ソメイヨシノの盛りは過ぎましたが、八重桜など少し遅めの桜花と月を愛で、香しい新酒をいただく風雅な夜を過ごした面々も多いのではないかと思います。

 

 

 

 
  過般の県議会議員選挙の前後には、たくさんの皆さんから祝電やレタックス、メール、お手紙、ハガキなどをいただき、感謝しております。ご発信いただきました皆様に心からお礼申し上げます。中にはかつて小、中、高校でお世話になった先生方からの激励や祝意もありました。小生は還暦を過ぎた齢62才ですから、小学校を卒業してから50年が経過し、両親は父が13年前、母が45年前に身罷りましたので、恩師からの言葉や手紙は別格の感慨をもって受け取りました。先生方からいただいた手紙やハガキの筆跡はいずれも当時のままで、「一歩一歩、着実な歩みを」など、学校時代にかけていただいた言葉を思い出し、胸にこみ上げるものがあります。ところで、4月15日、復活祭を前にノートルダム寺院で火災が発生し、懸命な消火活動にもかかわらず、尖塔が崩壊するなど歴史的な価値を持つ建物と貴重な芸術作品の損傷が危惧されると報道されています。昨年9月には、ブラジルで国立博物館で収蔵品の9割が消失する大規模火災が発生しましたが、この時期は空気が乾燥する時期ですから、草焼き(野焼き)などには十分な注意が必要で、「火の用心」を心がけてください。

 先ごろ終了したNHKの朝ドラ「まんぷく」で「私は『武士の娘』です」というフレーズは、武士の娘として厳格に育てられ、アメリカで作家として活躍された杉本鉞子(すぎもと えつこ)さんを想起させます。杉本さんは、明治維新の頃に旧越後長岡藩の家老の家に生まれ、英和女学院を経て結婚のため渡米し、事業の失敗や夫の死に見舞われながらも、作家に転向し、雑誌『アジア』に連載された日本の生活を紹介する『武士の娘』がベストセラーとなりました。後に、日本人として初めてコロンビア大学で日本語と日本文化の講座を持つなど、明治、大正、昭和にかけてアメリカで活躍し、高い評価を受けた日本女性で、NHKが2015年にドキュメンタリー番組を制作し、紹介しました。ところで、4月11日、世界貿易機関(WTO)の紛争処理の「二審」に当たる上級委員会は、日本が韓国による福島など8県産の水産物輸入禁止措置を不当として提訴し、日本の主張を認めた「一審(紛争処理小委員会;パネル)」の判断を破棄し、韓国の主張を認める決定を下しました。WTOでの日本の敗訴は、日本産農林水産物の輸入制限措置を執る諸外国の取り組みを容認する根拠となるものであり、こうした「外交的敗北」は、国際社会に対する日本の情報発信力が弱いか「大丈夫」とタカをくくっていたからではないでしょうか。