出雲市国富町に国富小と西田小、鰐淵小、北浜小の4つの小学校が統合して新たに旅伏小学校が新設され、4月11日に開校式が行われました。新しい学校は、鉄筋コンクリート造3階建で床面積3,644m2の校舎棟と鉄筋コンクリート造2階建で床面積1,753m2の屋内運動場棟からなり、児童クラブや教育相談室、バスターミナル、駐車場などが整備されています。定礎式に引き続いて執り行われた記念式典では飯塚俊之出雲市長が「4つの地区の特色と農業や漁業、歴史文化、福祉など、地域と一体になって取り組んできた各小学校の伝統を引き継ぎながら、新しい校風をつくってください」と式辞を述べ、松本茂校長が「2年生は国富で農業、3年生は西田で福祉、4年生は鰐淵で歴史、5年生は北浜で水産の課外活動を行い、ふるさとの良さを子供たちに刷り込みたい」と教育方針を述べました。続いて、6年生児童3人が「新しい校舎、新しい友達、新しい先生に囲まれた環境で学校生活を精一杯楽しみたい」と挨拶し、出雲市の杉谷学教育長から松本校長に新しい校旗が渡され、昨日、入学式を済ませた11クラス、208人の児童たちが高らかに新しい学校の校歌を謳い上げました。旅伏小学校は小生の居住地域に存する学校であり、「『聞く』『見る』『知る』から『行う』への取り組みが則ち学ぶことである」とする荀子の教えを実践する良き校風をつくってほしいと願っています。
1994年の国民生活基礎調査で664万円であった1世帯あたりの収入は、直近の2024年が524万2,000円円と発表されました。生活状況については「大変苦しい」とする回答が26.5%で「やや苦しい」の33.1%を合わせると「苦しい」が59.6%となっており、18歳未満の子どものいる世帯では65.0%、高齢者世帯は59.0%で、物価高や燃料費の高騰の影響などで生活の苦しさが増している状況が顕著になっています。その一方で、2024年度の国民年金保険料は月額16,980円で、年間203,760円になり、高校の授業料が実質無償化されたとは言え、全日制高校の学習費支払総額は公立で年間512,971円、私立で1,054,444円とされており、大学生となれば年間100~500万円の負担が生じるとも言われています。つまり、若年世代の経済的負担を軽減しなければ、少子化対策の要諦となる結婚子育て対策どころか勤労意欲の低下によって国力の減退が避けられない状況になっていることは明白で、この問題にかかわる不満が内閣の不支持の数値に表れており、期待が国民民主党やれいわ新撰組に対する若年世代の支持となっていると考えます。こうした中、アメリカのトランプ大統領による相互関税の発動が現実のものとなり、株価は急落し、景気の減速や輸出産業の収益悪化が懸念されています。石破首相は与野党の党首会談を呼びかけましたが、国政の状況は相変わらず「森友」「統一教会」「政治とカネ」の蒸し返しが続いており、国会議員各位には「この国をどう立て直しをするつもりなのか」を私たちに語っていただきたいものです。
4月6日、出雲市長および市議会議員選挙が告示されました。市長選挙に立候補の届け出をしたのは現職の飯塚俊之さんのみで、無投票で2回目の当選が決まりました。市議会議員に立候補の届け出をした人は現職23人、新人16人の39人で、28歳から81歳まで多士済々の顔ぶれとなっており、4月13日の投・開票日まで定数30をめぐって激しい選挙戦が展開されそうです。出雲市は平成17年の合併から20年となり、山陰12市で唯一人口をキープしてはいるものの、人口が増加している市街地と高齢化、過疎化が進む周辺地域との二極化が進行しており、定住基盤や活力の低下を食い止める必要があります。2期目の当選を決めた飯塚市長は、当選報告会で「人口減少に抗う施策の推進が市政の最大の課題であり、産業、文化、教育、福祉、医療など様々な見地から必要となる政策の遂行が必要だが、出雲市で生まれた若者がこの地域の支え手となってくれるために、この地域の魅力をしっかりと伝える努力をしていく」と力強く抱負を語りましたが、市議会議員の候補者の皆さんには市政にかける思いを街頭でしっかりと訴えていただきたいと思います。