11月8日は二十四節気の「立冬」。『暦便覧』に「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」とあるように、秋が深まり、野山の色づきが濃くなります。東日本への秋台風襲来の要因が「海水温の高さがある」と言われますが、昨日、札幌でようやく初雪を観測したとのニュースがありましたが、平年より21日も遅く、観測史上最も遅いとのことで、「秋にしては気温が高い」との形容を裏付けました。鳥取では、松葉ガニの初水揚げで、最高級『五輝星』の評価を受けたLLサイズのセリ値に過去最高の500万円を付けたとの報道があり、出雲大社では全国から八百万の神々をお迎えし、縁結びの神議が行われる「神在祭」が始まりました。出雲地方はこの期間を『お忌みさん』として、「歌舞音曲をつつしみ静かに過ごせ」と言われていますが、全国からご縁をいただきにお詣りする人々の数は、大遷宮の終了後も増加しているように見えます。 

 

  

 島根県議会の文教厚生委員会(田中明美委員長)は、「高齢者が健康で生きがいを持って活動できる島根」とする政策提言の策定を今期の委員会活動の主軸においていますが、『健康年齢』増進の取り組みを進めている山梨県と静岡県を調査先として選定し、11月5日から7日まで現地調査を実施しました。健康寿命日本一は男女ともに山梨県で、男性72.31歳(全国70.42)、女性75.49歳(72.13)、二番目は同じく静岡県で男性72.15歳、女性75.43歳となっています。山梨県では食生活改善推進員の皆さんが27市町村で塩分測定器を持参して家庭訪問を実施し、1万世帯を超える食卓の味噌汁の塩分測定と鰹節や昆布などのうまみで塩分を低減させる取り組みを実施し、着実な成果をあげていました。静岡県では「ふじ33プログラム」とする健康増進プログラムを策定し「健康マイレージ事業」や企業に「健康経営」を奨励し、健診結果をビッグデータ解析を行うなど、県や市町村の行政が『健康寿命の延伸』を政策課題に掲げて主体的な役割を果たしており、島根県の健康長寿を考える上で大いに参考になるものでした。

 

 11月3日は、日本国憲法の公布の日となったことにちなみ、昭和23年7月に制定された祝日法に「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」と規定されています。この日には皇居で文化勲章の親授式が行われ、永年に亘る各界の功労者を顕彰する秋の叙勲が発表されます。島根県関係では溝口善兵衛前島根県知事や元県議会議長の洲浜繁達、佐々木雄三、原成充の3氏、山根徳久元島根県議会事務局長、杉谷壽之元出雲市議会議員、清水和則元平田高等学校長などの受章がありました。ところで、令和の剣道日本一を決める第67回全日本剣道選手権が改修中の日本武道館から大阪市の丸善インテックアリーナ大阪に会場を移し、全国の予選を勝ち抜いた64人の剣士によって争われました。大会史上初の3連覇が懸った熊本県警の西村英久6段は初戦で、昨年の世界選手権を制した北海道警の安藤翔5段は準々決勝で敗れるなど、波乱含みの大会は、3度目の決勝進出となった福岡県警の国友錬太朗5段(21)が、延長で、筑波大学の松崎賢士郎4段(21)のわずかに手元が上がったスキを見逃さずにコテを決めて初優勝しました。芸術・文化・スポーツたけなわで、出雲市の今岡美術館では山陰極美展のオープニングセレモニーが行われました。